高評価だったので期待して購入しましたが、違和感ばかりであまりハマりませんでした。☆3以下の評価を付けられている方のレビューを見ると、大体の方が惜しい…とコメントされていて、正しくその通りでした。
まず大本の設定に違和感が。攻めの浅田が、本の主人公・蛍(JK)に惚れ込んでいて、その蛍に似ている二宮(DK)を好きになるという設定。アニメのキャラとかならまだしも、まず小説の主人公をそこまで好きになれるものなのかな…?しかも浅田によれば蛍はビッチで本の中にも高校教師と関係したような記述がある模様。そんな本を不在がちな両親が子供に与えるというのも???でした。しかも今までバイの片鱗さえ見せなかったのに、いきなり出会った男子と本の主人公に似ているからというだけでそこまで恋に落ちるのも??だったし、二宮が浅田に惚れたキッカケも、え、それだけ?という感じでした。タイトルは一見衝撃的ですが、そのタイトルの伏線を回収するために無理やりストーリーを作ったような感じで全くリアル感がなく、浅田・二宮どちらにも感情移入できず。むしろ一番まともなのは二宮の友人・大野くんだけだったのでは…⁉
絵もちょっと粗い感じで、所々手のデッサンが崩れていたり身体のバランスがおかしかったり…。他の方も書かれていますが、浅田と大野くんの描き分けもあまりできていなかったように思いました。