ネタバレ・感想あり極楽長屋 新装版のレビュー

(4.8) 4件
(5)
3件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
シリーズ化してほしい長屋モノ。
ネタバレ
2025年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私、江戸モノの中でも長屋モノが一番好きなんです。それも様子のおかしい怪しい輩がうじゃうじゃ集まってくる長屋モノが。なのでこの作品は好み中の好みと言えます。頁をめくるそばから江戸の情緒と生活臭の漂う臨場感。崗田屋先生ってきっと江戸からタイムスリップしてきた町人に違いないよ。
1話目の大工の話は夫婦の話で尚且つ親子の話。2話目は同心の話。正義を貫く事の難しさと、最後の最後で正義に目を瞑り、ただ一人のためだけに生きることを選んだ同心の笑顔に胃の腑がキューンとなって魂を抜かれました。

…てやんでえ、こんな純愛には弱いんだよ…
江戸情緒と人情と。たまりません。
ネタバレ
2022年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 江戸の極楽長屋という名の貧乏長屋での二話が入っています。父親が盗みの手助けをしたことで住んでいた長屋を追い出された大工の義一。隣人はいかつい素性不明の六さんとその女房の老婆一蝶姐さん。彼らとの絡みで成長する義一。もう一話は火事で焼け出された男太夫の金太郎と彼が慕う地廻り同心の話。こちらにも一蝶姐さん達が活躍します。読んでいると江戸の風を感じるような気持ちになります。「雲霧」から作者検索でこの作品を読みましたが、人情に溢れていてなかなかいいです。二巻も出て欲しいなぁ。
お江戸エンターテインメント
2021年12月21日
2話のお話が入っています。
すごく楽しめました。
読み始めた瞬間、江戸の街に入り込んでしまいます。

崗田屋先生の作品はキャラクターが本当に魅力的。
出てくる人全員好きになっちゃう。

時代物に詳しい方にはどう映るか分かりませんが、私の様な初心者にとっては、すんなり入り込めてそれでいて江戸の雰囲気を思い切り満喫できて、漫画としても面白いし泣けるし、すごくエンタメ的に盛りだくさんな1冊でした。

別作で岡田屋先生のデビュー作『タンゴの男』を読みましたが、こちらも素晴らしかった。
諸事情で1冊で完結となってしまった様で、とても残念です。先生自身もっと描くおつもりでいて、呆然としてしまったと仰っていました。
ですが、先生の作品は未完でも1冊で完結してしまっても、そのバックグラウンドの世界観が濃密に伝わるので物足りないと感じません。もっと読みたい!とは思いますが(笑)

こちらの長屋シリーズも別冊と絡みがあるようで、そちらも読むのが楽しみです。
カッコいい!
2019年6月10日
かっこいいおばあちゃんの活躍が楽しみ(*^▽^*)
長屋の住人のこれからに期待大!
レビューをシェアしよう!