前作「ご主人様は王子がお好き」のスピンオフ。表題作は、裏の顔を持つ品行方正な生徒会長・飛鳥と、飛鳥が幼い頃心を許していた政宗のお話で、それに加えてDK幼馴染モノ短編1作が収録されて、合計199ページ。私は前作未読ですが、特に問題なく読めました。やっぱり絵が綺麗で、飛鳥も政宗も美しい!目が潤いました!他の方のレビューによれば前作よりシリアスめとのこと。確かに1巻はコメディ的な部分はない上に、飛鳥の父親との関係がかなり重めです。これから飛鳥は政宗と幸せになれるのかな。1巻では甘い部分はほとんど無く二人のラブはこれから、という感じなので★4つにしましたが、次巻以降の展開によっては★の数が変わるかも。
気になったのは、セリフ(フキダシ)だけのコマの多用が目立ったこと。あと時間の経過を表現するのに必要なのは分かるんですが、フキダシも背景も何もない空白のコマも結構あった気がします。絵が少ないページはスカスカに見えて、ページ数の割にサラッと読めてしまいました。絵のないコマがもう少し少なければ尚良かったかも。
あと同時収録の短編は、確かにギャップはあったし、「好きな子は抱きたい」というのも良いんですが、個人的にやっぱり可愛い子=抱かれる側な王道カプが好みなので、そこまで萌えられませんでした。