この作者さんの描く目って流し目特化型というか、目線で語ってくるものが多い。ことわざにもあるくらいだからそういうもんか、て感じだけどあまり会話で長々と語らないのも作品の雰囲気に合ってる。
目線でも、優しいくちづけでも、腕にこもる力強さも、指先でなぞる仕草も、ああ伝わってくる〜〜となる。そういう所作を大事にしてる印象が常にある。もちろん絵の巧さがあってのものなんだが!デビュー作なんか、コレ。久しぶりに読んだけどもうスタイルが確率されている。大した出来事もない2人の間だけのやり取りで飽きさせずに1冊走り切るのはすごいなあと思う。本当に特になにもない(笑)ただ2人が出会ってヤッて心の変化に耳を傾けて目線がバチクソに絡み合ってラブラブになるだけ。BL読んでると大体過去にトラウマとか家庭環境で問題あったりなんだりあるから勘ぐりそうになるけど別にそこが焦点じゃない。う~ん、それがイイ。