シリーズ4作目、スピンオフを除く藤堂×直斗CPでは3作目のお話。前作、前々作に増して甘めです。霧島家に起こった不慮のアクシデントをキッカケに、直斗が藤堂家に居候(同棲?)することになりますが、なんか新婚さんの家庭を覗いているみたいな気分になりました笑。前作に引き続き、今作でも当て馬らしきキャラは登場するのですが、当て馬というかナイスアシストというか…。当て馬(?)の日高くんは、良い奴で嫌味な部分が全くありません。良く言えばモヤモヤすることなく読めるのですが、言い換えればちょっと波風がなさすぎた…。加えて藤堂・直斗は嫉妬や勘違いはあるものの、根底は「揺るぎないラブラブ」なので、日高くんの登場をキッカケによりただ単にラブラブ具合が強まったような感じです。それで問題ないんですが、個人的にはもう少し一波乱あった方がもっとメリハリがついて良かったのかなーと思いました。面白かったんですが、すこーし物足りなかったので☆4つで。
ちなみに最後8頁ほど、初期作品の番外編が入ってます。私は元の作品未読なので、この番外編だけではうーん?という感じでした。またこの番外編をキッカケに本編読んでみよう!とまでもいかなかったかな…汗。