直太朗からナオにスイッチしたときのギャップがかわいい。ナオがニコニコと幸せそうに千広に接するけど、時折みせる寂しい顔に涙でそうになる。
千広はΩで差別されてるけど、そこまで弱気ではなく、また職場にΩの友達もいて支え合っているので安心感がある。
未来も適度にかわいくてしっかりさんなので良い感じ。
ただ疑問に思うのは、運命の番だったのに、ナオが先に亡くなって、番は自然に解消されてたのか。
なんやかんやで直太朗と番うんだけど、他の人と番になっていたら普通は拒否反応を起こるとおもうんだけど、心臓がナオだから大丈夫だったのかな。
2巻でライバル政治家が千広を連れ去って悪いことしようとするけど、そんな港の倉庫みたいなとこで政治家が直接手を下そうとするのが古典的すぎだなと思った。心理戦で自ら来るように仕掛けてからの救出劇とかのほうがよさそうだけど、全体の流れからして古典的な王道ストーリーだからベタな設定の方が良いのかも。
差別と救済と愛をわかりやすいセリフと絵で表現してある作品なので読みやすいです。
不幸からの溺愛ものでとても良かったです。