親友の連帯保証人になり男娼となった男と、その男娼を気に入り専属にしたいというヤクザの恋のお話。
ヤクザと男娼というままある展開ですが、ヤクザの重苦しさや暗さはあまりなく、ヤクザものが苦手な人でも手に取りやすいお話です。柳井が牧に大切にされながらも、金払いのいい客だと一歩引いてる時の方が、会話に知己があったり関係性にハラハラしたりして面白かったように感じました。展開としては、両想いになった後、牧の執着溺愛ものに変化します。
2巻では新キャラが出てきたり、二人の一悶着があったりしますがそんなに不安を煽るものではなく、少しあっさりめなストーリーです。王道の話を明るく読みたい方に向いているお話だと思います。
2巻で出てきた巡のシリアスな一面にはゾクッとしたので、スピンオフなどで見てみたいなと思いました。