初読み作家さんだったんですが、Twitterで発売の広告を見て気になったので試しに購入してみました。評価も良かったので期待していたんですが、悪くはなかったけど文句なしに★5つ!とまではいかなかったかな。
表題作のみ6話+攻めの昴視点のお話が1話+描き下ろしで合計215ページ。本編は高級ストリップクラブのNo.1ストリッパー・オミと老舗酒造の御曹司で俺様な攻め・昴のお話です。臣が演じるのは孤高のストリッパー・オミで、普通の時(臣)とストリッパーをしている時(オミ)のギャップが良い、というところなんでしょうが、なんとなくそのギャップがちょっとわざとらしいというか設定が上滑りしているというか。ストリップクラブで色気があるNo.1な女王様が実は未経験だったり、男の熱い視線に興奮するのに性的な目で見られるのには慣れていないとか、ギャップありきで作られたキャラのような気がしました。そもそもストリップクラブが舞台で現実離れしているところに、あまり人物にも感情移入できなかったのがちょっとハマれなかった原因かな。ページ数もあってボリュームがあるはずなのに、オミ(臣)と昴の駆け引きばかりであまり進展がなく足踏み状態なのもマイナスポイントでした。絵は綺麗なんですが、所々身体のバランスが悪いのも少し気になりました。2巻以降のお話の展開によっては★の数が変わるかも。次巻以降に期待!