表題作のみ全6話+描き下ろしで合計184ページ。星倉先生初のオメガバースは、人気Ωモデルの音無さんと付き人のα・轟木のお話です。最初の印象は、前作よりもずっと絵が上手くなってる!前作はちょっと拙い感じだったのが、今作ではずっと洗練されていて、音無さんの色気も凄く良かったです。ストーリーは、過去の出来事からαに嫌悪感を持っていたΩが、真面目で優しいαに癒やされて…という、どちらかと言えば王道な展開。ですが、Ωの音無さんがαの轟木に惹かれていく心情変化がとても丁寧に描かれていて、感情移入しやすかったです。αの轟木が本当に懐が深くて優しくて、いやこれはもう皆好きになりますよね!?心を許した音無さんが轟木にベッタリなのも、今までつれなかった猫が懐くようになったみたいで、キュンキュンしました。小包を届けた犯人と会社の種明かし的な部分は若干???でしたが、それをずっと上回るキュンがあったので、大満足で★5つです。(ちなみに、オメガバース作品にしてはエロは少なめだったと思いますが、ストーリーが良かったので全く問題なしでした!)