兼業米農家の長男攻め(年下)×お米大好き!の気持ちだけでやってきた受け(年上)ではあるのですがこの受けが東京の家まで引き払ってやってきたのは単純に考え無しというよりも何をしたらいいのかどう生きたらいいのかわからなくなった末の無鉄砲だと思います。
最初は雪もひどいし家にいたら、というテンションだったはずが攻めの弟たちに「お嫁さんになったら!」みたいな軽い感じであれよあれよと周りも「お嫁に来たんだね〜」とナチュラルに受け入れていきます。この流れがあまりにも強引かつ自然なので(笑)疑問を抱いたら負けです。気にしない方向けです。
受けとしては「まあ、嫁のフリでもいいか〜」みたいな感じでいたら攻めのほうが割と意識していて……?みたいな感じでなぁなぁでくっつきます。ここもあまり気にしない人向けです。
全体的にふんわりしたお話で、受けの過去のこともあるもののそこまで重たくはありません。何も考えず夫婦ごっこBL楽しみたい方向けかな、と思います。
あと、お話には全然関係ないんですが作家さんの書く文字がめちゃくちゃ綺麗で、字フェチの私は「字うま〜!???!?!」ってそっちが気になってしまいました笑 巻末のキャラ紹介のとこの文字ずっと眺めてたい……。絵も綺麗ですが字も綺麗です。