なんというか、読んでいて不思議な感覚でした。言葉で表すならノスタルジックを感じるという言葉が1番しっくり来るのかな。
BL!!って感じではなく、男子高校生の日常の中に男同志での恋愛が混ざっているっていう感じの話です。
だからこそ、すごい現実味があるというか、あぁ、分かるな、その感じ。という共感があって、特に大きな事とかが起こる訳ではないけど、青春してるなぁ…と感じる話でした。それと、夏の空の描写がすごく好きです。なんというか、夏なんだな、と頭にすごく入ってくる描き方で、話自体が共感性が高いからなのか、読みながら自分の中にある高校時代の夏の記憶がフラッシュバックして、なんと言えばいいのか難しいですが、不思議な感覚に襲われました。
多分人を選ぶ作品だと思います。エロを求めている人や日常系のBLが苦手な方には物足りないものを感じると思いますが、とても素敵な作品なので色々な人に見て欲しい作品のひとつです。