元々お子ちゃまが出てくるお話が大好きで、オメガバースも好きですけど、それにしたって…というくらい良かったです。光河と岬、二人ともかなりの家柄の出身であることから、時代錯誤な偏見と侮蔑の嵐に見舞われます（そう言えば会社の同僚の態度も似たり寄ったりで酷かった）が、持ち前の信念（人の価値はバースで決まるのではない）や愛情でもって立ち向かい撃破する姿は、天晴れでした。
それぞれの関係性をよく理解して読み進めないと多少こんがらがったりしますけど（私だけかもですが😓）よく練られた設定で、一冊とは思えないほど読み応えがありました。
他の方も書いていらっしゃいますが、続編に期待したいというよりは、強く強く希望します！！光河と岬（プラス修平さん）のその後は勿論、陸と春翔の成長も是非ともスピンオフで見たいです（ラストに高校生になった二人のイラストがあって、それはそれで眼福でしたけども、まだまだ足りないです）完結とはなっていませんし、しないでほしい作品です。
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