ネタバレ・感想あり真夏の鼓動のレビュー

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一編の小説を読んだよう。漫画ですが。
2023年5月17日
綺麗な月ですね。
漱石先生の叙情的な表現を引用して
前作 花に嵐 からのスピンオフ物語
生命の危うさと力強さ
引用する月が儚げで
とても美しい作品でした
スピンオフ
2023年1月21日
前作を読んで世界観に惹かれこちらも即購入。
こっちも良かった…
どちらの作品も2年ほど離れ離れになる時期があって切なくてたまらないのですが再会してからの喜びはひとしお。
非常に作り込まれた良い作品です。
えちえち描写も雰囲気あって好きです。
儚く美しい
2023年1月18日
結核がまだ不治の病といわれている時代で、苦しみながら文を描く幸彦が美しい。幼馴染の豪も、次第に惹かれていく切なさがいいですね。別作品の北條と神谷が出てきて嬉しかった。あの中村がこの作品ではこんな事していたのか〜と悲しいけどニヤニヤしてしまいました。
幸彦の生きたいと必死な言葉や手紙の一言に、悲しくて涙が出ました。
よかった~。
2023年1月16日
「花に嵐」と同じ時間軸、学生運動に熱心でまっすぐな中村が、身体が弱く物書きの幼馴染み、幸彦に会いに、何度も何度も東京に通います。憎まれ口の減らない本心も見えないふたりの関係が、死を意識し変わっていく、文学的で切ない空気感がよかった。北条と神谷も登場してます。
『花と嵐』とセットで⭐️5
2023年1月10日
作者様買い。『花と嵐』のスピンオフ。というか『花と嵐』を読んでいないと伝わらないことが多すぎる気はします。こちらは同級生の中村君×その幼馴染み・幸彦のお話し。その幸彦君は作家で尚且つ肺を患っているんです…まるで宮沢賢治ではありませんか…。お互いの気持ちを確認できないままにいつからか始まった身体を繋げる関係は、幸彦の病状の悪化によりますます不安定なものに。構成に少し唐突なところがありつつも、繊細な絵と言葉で美しい世界が創られています。個人的には、描き下ろしや電子特典など一切なく、スパッと潔く終わっているところが最高に良かったです。
よかった〜〜〜泣
ネタバレ
2022年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵柄が大好きな作家さんなのでもう読む前から好きなのは確定していたのですが、早く幸せになりたいのに体が気持ちに追いつかないのがもどかしくてつらくて…(泣)花に嵐も含めて続編集出ないかなと思ってます
時代と若さと恋とが重なる暑く狂おしい季節
ネタバレ
2022年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『花に嵐』のスピンオフ。北條と神谷の大学の友人である中村豪と、その幼馴染である高見沢幸彦とのお話。京都の大学に通う中村は、東京に住む幸彦と身体を繋げるようになります。小説家である幸彦は、その作品のように小難しい言葉を並べるので中村には幸彦の本心がわかりません。結核を病む幸彦は、中村の前で吐血して入院します。線が細く、父親もまた結核で亡くしている幸彦は自らの命の長さを測りかねて、中村に好きだと告げること無く身体だけを重ねることを選んだのでした。幸彦の気持ちがわからないままの中村ですが、次第に自分は幸彦のことが好きなのだと自覚してゆきます。昭和の学生運動という熱に浮かされたような時代背景に、限りなく脆い幸彦の命、もどかしく燃え上がる恋と、全てが真夏の蜃気楼のように脈打つ独特の世界観です。蜃気楼ゆえに全体に朦朧としているのが好き嫌いの別れるところかと思います。『花に嵐』では描かれなかった北條の逮捕の瞬間が中村の目を通して描かれています。
『花に嵐』スピンオフ
ネタバレ
2022年10月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『花に嵐』のスピンオフ作品です。
そちらにも登場していた学生運動の同志である中村×友人で物書きの幸彦のストーリー。
豪(中村)は京都、幸彦は東京と遠距離なのにも関わらず、病弱な幸彦を見舞ううちに体の関係となった2人がその関係性をハッキリさせていくお話です。
『花に嵐』とほぼ同じ時間ですが、豪×幸彦はこう過ごしてきたんだなと、それぞれの恋愛模様をしみじみ感じました。
素直でまっすぐでな豪に対して、のらくらはっきりした言葉を言わない幸彦ですが、「月が綺麗だな」と夏目漱石の話を汲んで豪に伝えたりと分かりにくいけどちゃんとメッセージを伝えていて、素直になれない葛藤を感じましたね。
手紙の「会いたい」で全て伝わって、飛んできた豪の必死な顔を見ると、思い合っているんだなぁと実感できて涙が止まりませんでした。
月が綺麗ですね
2022年10月4日
愛の言葉は通じなかったけれど。解ってよかった。「花に嵐」のスピンオフ。こちらは、かなり文学的。真実を見極める。それは、ときに常識や他者の目線、評価の壁を越えた答えに行き着くこともある。男性同士の愛にたどり着く時間が、中村には必要だった。北條が出所した同年、中村も神谷同様2年待てた。その根気は信念であり愛情だろうな。線の細さがエロスを増す。
学生運動時代
ネタバレ
2022年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染。胸の病。文豪の私小説のようです。時間軸が現在だったり、過去に戻ったり。形になる前の曖昧なときに、病が判明してしまう。恐怖だったでしょうね。失いたくないものを失ってしまうかもしれない恐怖。原稿用紙に書いた一言だけ。それと月の夜の一言。なんかもう、素敵過ぎて。叙情溢れる作品でした。
昭和っていい時代だったんだなぁ。
2022年8月9日
熱くて愚かで目まぐるしく過ぎ去ってしまったけれど、なんだか昭和っていい時代だったんだなぁ、なんてそんなことを考えちゃいましたよ。単独でも面白いですが『花に嵐』とセットで読むと更にいいです。センチメンタルに流されてる感じはありますが好きな作品です。
花に嵐スピンオフ
2022年5月11日
作者です買いです。
花に嵐と同様、学生運動の時代。
病弱な幼なじみとの関係。
絵が美しくまるで映画をみているかのようでした。
エチは修正白抜きでしたが漂う色気が官能的です。
花に嵐よんでなくても単独で読めますが、両方読むとより世界観に浸れます。
あの2人のその後がちらっとみれます。
「花と嵐」のスピンオフ
2022年5月9日
作者様買いです。スピンオフ元の「花と嵐」は何度も読み返しているくらい好きな作品なので、この作品にも前作の2人が少し登場していました!嬉しい!
「真夏の鼓動」はその「花と嵐」で北条達と学生運動をしていた中村くん!その中村くんは豪という名前だったんですねぇ。その豪と幼馴染の幸彦とのストーリーです。前作では正直印象に残っていなかった豪ですが、今作では身体の弱い幼馴染の幸彦から「死ぬ前に試してるみたい事がある」と言われ、それが身体の関係で…。
身体の関係先行なのでエロは多めですが「花と嵐」よりも修正されてるし白抜きになってたぁ…。150ページで書き下ろし特典ないのが少し残念ですが、先生が描く世界観が素晴らしく映画を見ているようでした。強く生きること、後悔しないために心には素直になること。強く感じさせられた作品です!
美しい…
2022年5月1日
流石です、佐藤先生!!この世界観、文学作品みたい。映画を見たあとのような読後感でした。確かに書き下ろしはないので、ちょっと寂しいかも…と思えなくもないですが、本編でちゃんと幸せ感を味わえるので、私は満足でした。とにかく良かった!!生きるって後悔しないようにしないといけませんね。
絵がすき
2022年4月28日
絵が好きです。ストーリーはハッピーエンドが好きなのでちょっともやっとしました。あと修正白抜きがマイナス
スピンオフ
2021年8月30日
「花に嵐」より個人的には好きな作品。時代背景や病弱な美人受けの醸し出す儚い作品の雰囲気が好きでツボです。
最高ー!
2021年8月5日
佐藤アキヒト先生ならではの画力ですね。
エロシーンがあり、スートリー内容も素晴らしくて大好きです。攻めくん素直で男前なのはツボでした。
美しい
2021年7月28日
学生運動が盛んな時代、幼馴染みの2人のお話。
まるで文学を読んでいるような素晴らしい作品でした。一つ一つの描写が綺麗でとても引き込まれます、そして絡みのシーンも、エロティックで美しく描かれています。
よかった
2021年7月20日
あの、会いたいの手紙はやばいよなぁ。
なんだかんだて、やっぱり豪が必要だったんだよな。
物語全体が1冊の小説のよう。
2021年7月18日
花に嵐のスピンオフで、神谷たちの仲間の中村が主人公の物語というだけで期待大でしたが、期待を裏切らない読み応えでした!イラストのタッチが水彩画のよで物語の儚さと相まってとてもよい雰囲気を出しているように感じます。書き下ろしなどはなく本編のみの短めのストーリーではありますが、中村と幸彦の静かで熱い激情に胸がぎゅっと掴まれました。
泣けちゃう
2021年7月14日
命の終わりが押し迫ってきた時、愛する人の尊さに気づくものなのかもしれないですね。掴みきれないものを必死に掴もうとして、手繰り寄せようとするもどかしさが苦しくて、儚い作品でした。時代というか、舞台背景で個人的には入り込みにくかったのですが、感情の描写がもうとにかく切なくて儚くてもどかしくて、舞台はもうどうでもよくなる位良かったです。
スピンオフ
2021年7月11日
『花に嵐』のスピンオフになります。
激動の時代のもう一組のカップルの話。
なかなかに病弱な受けが俺様です。攻めが振り回されてる感がありますが 「命短し恋せよ…」です。
残念ながら修正が…。『花に嵐』は甘かっただけに残念!
ストーリーは、何だか小説を読んでるようです。受けが作家だから そう思うのか…。
受けも攻めも違う意味で一生懸命生きてます。ただ、お互いを想う事だけは同じ。
「花に嵐」スピンオフ
ネタバレ
2021年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 学生運動が盛んだった昭和を舞台にした「花に嵐」スピンオフ。北條×神谷の同志で友人の大学生・豪(中村)×幼馴染みの作家・幸彦。肺を患って静養中の幸彦を見舞うたびに体の関係を持つようになった二人。幸彦の好奇心に付き合う形で始まった関係だけど、どこかなげやりで大事なことははぐらかすような物言いばかりする幸彦の気持ちが豪には分からない。「花に嵐」とほぼ同時進行の時系列。あの裏で中村がこんなことになっていたとは…。なかなか気持ちが重ならないもどかしさ、幸彦が病床の身ということもあり、より切なさが胸に迫りました。図らずも北條達と同じ時期に、こちらの二人も会えない時間を過ごしていたなんて。数年後の姿にほっとしました。それにしても就職後の様子が一気に現代に近付いていて、改めて昭和は変動の激しい時代だったんだなあ。
言葉ひとつひとつが美しい随筆のような作品
2021年7月6日
新刊作者さん買い。昭和の学生運動を描いた「花に嵐」のスピンオフで、本編では明るい人物として何回か登場した中村が東京へ行く理由のお話。「花に嵐」の北條がまだ大学寮に住んでいる頃のことも書かれます。静かに始まって過去と現在が行き来して静かに終わり、言葉ひとつひとつが綺麗な随筆のような印象。昔読んだ三島由紀夫の小説みたい。電子書籍や単行本にはよくある番外編やおまけ描き下ろしがなくて少し残念だったので星4.5にさせてください。(でも、文芸小説のような終わり方といえばその通りかも)
流石です。
ネタバレ
2021年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 詩的で、流れるようなモノクロ映画のような作品が素敵でした。
アキヒト先生の描く人物には本当に色気があります。
一言「会いたい」グッと来ました。
しかし、レビューと評価が低いのに驚きました。
アキヒト先生の作品は紙本で読む方が多いのかも知れませんね。
読み直し必須
2024年11月25日
文学的で難しいため、読み直しをしたところ時系列なども理解し繋がった、、、あの終わり方なのは中々に興味深い!想いが通じ合って良かったよ。天邪鬼で強がりで儚い彼が愛おしく見えます。どうやらスピンオフだったようで、だから多分理解仕切れてない気がする。本作も読んでみますね。
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なるほどなるほど
2023年4月29日
時代背景が珍しいですね!あまり深い話はないので歴史的背景みたいなものがわからなくてもサラサラ〜っと読めすぎて物足りないくらいです!お話は面白かったです。
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スピンオフ元よりは
ネタバレ
2023年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ スピンオフ物です。こちらは幼馴染みで、小説家の受の方が先に想いを寄せていて攻は引き摺られる形で自覚していくパターンです。こちらの方がそれぞれの心情が丁寧に書かれている気がしました。しかし、こちらも時を同じくして2年ワープ…。後から補足的に想いを確認し合う場面はあるものの駆け足感は否めないです。
花に嵐のスピンオフ
ネタバレ
2022年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ まるっと表題作。花に嵐のに出ていた友人 中村と幼馴染のお話しですがよこちらだけ読んでもお話としては完結してるのでもんだはないです。が世界観もあるので 割引されてる今 まとめて読むのをオススメします。
小説家で偏屈な幼馴染が入院し ただの幼馴染だった2人の関係が変わり。同姓に想いを寄せていると 思う事さえ躊躇われる時代に 自分の気持ちに戸惑い 天邪鬼な幼馴染の わかりにくい物言いに振り回される中村と 素直になれない幼馴染のお話し。現在と過去が 行ったり来たりして 途中2人の幸せを願わずにはいられず。最後がとても素敵で 多くは語らなくても 想いは届くものなのだなぁと。
ぜひ、花の嵐も併せて
2022年8月3日
「花の嵐」のスピンオフです。
正直、豪自体はほぼ出てこず、話としては読まなくても分かります。
ですが、時代背景や二人の想いなどが深まるので、ぜひそちらを読んでから読んでみて欲しいです。
おもしろかったです。
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月が綺麗ですね。
ネタバレ
2022年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ノスタルジックな雰囲気の中で豪と雪彦の壁ドンが妙に印象深い。お互いの気持ちが曖昧から核心に変わったシーンの様に思う。絵がとても雰囲気にあっていて良い。この時代背景なら夏目漱石の逸話はピッタリはまってる。
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スピンオフ
ネタバレ
2022年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 花に嵐のスピンオフでした。病弱の受けがどうなってしまうのか、ハラハラしながら読み進めましたが、ハッピーエンドでホッとしました。
絵が綺麗。
2022年2月7日
絵が大好きなんです!作者さんの。正直、お話は過去作品にはハマったものの、最近はさらっと読んで終わりっていうのが多いのですが、絵が好きで読んでしまう。今回もはまりはしませんでしたが、素敵な絵に満足。
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評価は少し下がります
2021年6月30日
「花に嵐」から続くお話ですが単体でも読めます。
北条が出所する日、中村が「東京へ行く」と言った後のお話。
中村って?となったので、前作を読み返しましたよね。笑
この時代は同性愛に寛容ではないって神谷が言ったんです。
それなのに中村!あんたまで!…と思いました。笑
好きなんですが、二番煎じという意味で評価を少し下げました。すみません。
線の細い病弱な受けが好みの方にお勧めします。
『花に嵐』スピンオフ?
2021年6月26日
丸ごと表題作。全5話150Pで番外編も特典も何も無し。『花に嵐』で友達として登場していた中村のお話。結核で入院中の幸彦と幼馴染で恋人の豪の恋愛を、過去と現在を行ったり来たりしながら進みます。相変わらず絵は美しく色気がある。病気で儚げな幸彦がどうなってしまうのかとドキドキしながら読み進めましたが、途中で過去に戻って流れが途切れてしまうのでどうにも感情移入がしにくいのが残念。エロは多めで綺麗。修正白抜き。『花に嵐』の北條と神谷もちょこっと登場。その後の二人が見れて嬉しかったので星4にしましたが、それが無ければ星3でした。
もう一つの花に嵐
2021年6月26日
正直、花に嵐ほど響かなかった。作者特有のどこか満たされない淋しい登場人物である事は同じなのに、なぜか物悲しさというか滲み出るような高まりを感じれなかった。
ずっと
2022年5月11日
怖くてハラハラしちゃいました。イメージ通りじゃなくて良かった…。昭和レトロなお話でした。これ、その時代じゃなかったらもっとリラックスして読めたのに…意地悪だなぁ。どうしてもハラハラが先行してじっくり楽しめなかったのが残念。エッチは何度かあるけど、後半のキスが1番良かった。
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昭和感
2021年7月20日
割と好きな作者さんなのですが 最初の2作品がかなり良かったので ちょっと期待外れでした。昭和感出てる作品が個人的に苦手なのかもしれません。絵とか綺麗なのでそこで楽しめました。
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うーん
2021年6月26日
作者さん買いです。花に嵐、とても好きなので、楽しみにしてました。が、うーん…花に嵐に比べるとなぁ…ドラマチックさが少ないかな。あと、元々線が細いタッチですけど、さらに細くなった???少し読みにくかったかな。ただ、花に嵐の2人が出てきたのは嬉しかった。
期待が大きかっただけに少し残念でした
月が綺麗ですね
2024年10月18日
『仮面の告白』は第二次世界大戦が背景、こちらの作品は学生運動が盛んだった時代のお話し。彼があの本を読む事を拒むのが一つの答え、あの行為に意味を見付ける必要など無いと。それでもその奥の真実を見極めるとお互いの思いはただ一つ。会いたい、とそれだけ。なんて率直なんでしょう。この作品、時系列が少し分かり難かったです。60年代には国民病なんて言われていた結核なんて出てきて、時代を深く感じます。
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作家名: 佐藤アキヒト
ジャンル: BLマンガ 幼なじみ(BL)
出版社: コアマガジン
雑誌: drap