ネタバレ・感想ありメロンの味のレビュー

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2022年2月3日
なんだろう…言葉にできない気持ち
すごく素敵な作品でした。

描き下ろしを読む前、ページが終わりかけだったので
これで最後はすごく嫌だなって思ってたけど
その後を全部描き下ろしで描いてくれてて嬉しかったです

表情、仕草、発する言葉とかなんかリアルで
関係もゆっくりゆっくり進んでいくので
その分感情移入するし少しでも進展したらドキドキしました

木内さんも中城くんも棘が全くなくて
ただただ優しい2人でほんとお似合い

まだ続きが出てくれるなら絶対読みたい…!!!
おしゃれ
2021年12月31日
絵柄変わったとありますが、面影(?)が十分あり、私的には違和感ゼロでした。相変わらずオシャレで静かに進むストーリーで、静かにゆっくりじわじわと楽しめました。
いいね
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下巻は重たい
ネタバレ
2022年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めてこの作家さん読みました。
上巻の時点ですごくこれはキターって思ったのですが下巻が思った以上に重たい展開に辛かった。
最後の終わりかたは一応ハピエン。だけど大団円って感じではない。説明を省いてるから読者の感じかた次第とも言える。
全て何でも上手くいきましたとさってなってはない、そこがでもこの病気のことを思うとリアルだなとは思う。人生ほんとそんなもんだし。
光属性の人には無理かもしれない。作者さんのリアルを感じるすごいお話です。本音をベッドで話したシーンはホントに胸が締め付けられた。
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やさしい涙
2021年10月10日
なんて言葉にしたらいいのかなぁ‥‥、
先生の作品は大好きで全部読みました。いつも温かくて可愛くてキュンもありほっこりする先生の作品ですが、今まで読んだどのストーリーともまた違って、すごく心に響きました。
大切なひとが病んでいるときこんなふうに寄り添ってくれるって、すごく大切だけどすごく難しいこなんだなぁと思いました。
すごく切なくもあるし、キュンともくるし、ほっこりもした、素敵な素敵なストーリーでした。
今の世の中だからこそ読んでてぐっときました。
詩的で美しい
ネタバレ
2022年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鬱経験者です。木内くんの心情が痛い程わかりました。中城くんは何も出来ないと言ってましたが、木内くんの言う通り「何も聞かない、詮索しない、普通の生活を送っている」と言うのが本当に有難い事なんです。旅行へ行った時、電車に乗れない木内くん。自分ではどうしようもないんですよね。身体が拒むんです。わかりみしかありませんでした。中城くんは木内くんを拒むことなく木内くんの感情の揺れにも左右されない貴重な存在だと思います。そんなお話が美しい絵柄とセリフがマッチしてて素敵な作品だと思いました。
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しあわせになって
2021年10月11日
いつもより大人びた絵のかんじで、わたしはこちらの方が好みでした。他の作者さんより会話が多いイメージがあるのですが、不思議とドラマを観ているようにすんなり入ってくるんですよね。木内くんの心のうちが顕になったあの一言には、まるで自分がその場で言われたかのように頭をガツンとやられた気持ちになり、同時にとても苦しく思いました。ダメダメ言わないでと思いながらページを捲って、「ああ…っ」と。誰しも何かを抱えながら生きているんだなあと。描き下ろしの話には救われた気持ちです。
じんわり胸に来る
2021年10月9日
表紙が美し過ぎて何も見ずに即買いしました!確かに絵柄が少し変わられましたね。おしゃれで可愛いイメージでしたが、色っぽさが滲み出る感じになった気がします!木内さん優しくて軽そうだけど実は影もあって側にいたら惚れちゃう。木内さんがナカジョー君に癒されたのもわかる。一緒にいるのがすごく自然な2人という感じ。この先も側に寄り添って慈しみ合っていって欲しいな。
絵津鼓先生の作品読むと、上手くいってそうに見える人もみんな色々抱えて苦しんだりしてるんだよなぁーと共感できます。
ちょうどいい
2021年10月8日
木内さんの咳が初めから気になってて、これ最期に死別とかあるんじゃ…?と読むの止めたくなりながら我慢して読み進めた。死を扱う感じは本当に苦手なので。そして、とかく、漫画でも小説でも何かを成し遂げようと美しく努力したり活躍したりキラキラしている主人公や中心人物が在りがちな中、そうではなく、何者でもないけれど色んな思いを抱えて、今をただただ生きていることだってある、そういうところを切り取って物語にしてくれた作者さんのこの作品がとても優しいとかんじました。ふたりのちょうどいい空気感が素敵でした。
優しくて穏やか
ネタバレ
2026年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 積読本から。
作者様買いしたもののいつもの絵津鼓先生作品とは毛色の違う表紙でアンニュイ系なのかなと思って読まずに積読してました。

やりたいことができない辛さ、周囲の期待に応えられない苦しさ・・・。自分のことを知ってる人がいないところに行きたくなる気持ちもわかる。そんな時に何も聞かずにただ一緒にいてくれる人がいるのはきっと心が軽くなると思う。
先生らしいほんわか可愛くて面白い会話もありながら時々木内くんの苦しみが垣間見える。楽天的でノリが軽くて心の病とは無縁そうな木内くんだからこそ、誰でもそうなる可能性があるんだなとリアルに感じられました。
自分に出来ることをしながら状況を改善させようともがいて、でも抜け出せない焦り。
一発逆転するようなドラマティックさじゃなくて少しずつ変化していく穏やかで優しい展開が沁みました。
この後、商業番外同人集の4巻を読んでさらにホッコリ。
すごく素敵な作品でした。読んで良かった。
ちなみに今作に出てくるケンちゃんって「ラストフライデイ」のケンちゃんだよね。絵津鼓先生の作品は少しずつ繋がってることが多いよね。
メロンの味を味わってみて
ネタバレ
2026年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらの作品、ずっと気になっていたのですが重ための内容だとレビューで書かれてたのでなかなか手をだせず。
今回、勇気を出して読んでみて、なぜもっと早く読まなかったのか案の定大後悔する私でありました...

甘い恋愛関係になるには2人は色んなものを諦めているようにみえたけど、それがリアルで切なかった。
最後まで中城くんと木内さん呼びだったのが決定的な関係性に安易にならない2人を表しているようで私はそれが逆に良かったです。
変に期待させない、一般的な幸せの形に安易にはめない、それがこの作品の魅力に感じました。

メンタルの病において正解の接し方ってない気がするけど、木内さんにとっては中城くんの在り方がありがたく癒されていたんだな〜と思いました。

とはいえ、最後は幸せな未来を想像できる終わり方で読後はとても心があたたかくなりました。

先生の絵柄が以前と変わっていたけど、めちゃくちゃメロい...
すごく雰囲気のある主人公2人で絵だけでも楽しめる...

静かに、でも丁寧に心をあたためたい時に読み返したい作品です。
たくさんの人の側に寄り添ってくれる作品
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大大大好きな絵津鼓先生の新刊。
この作品読んで、私的好きな作家さんの順位変動して絵津鼓先生がベスト5に入りましたよ。いやー、ほんとたくさんの人、辛い思いをしている人に特に読んでもらいたい。このしばらく読んだ新作の中で、ベスト1大ヒットホームラン。先生もコメントされてましたが、絵柄が以前の作品と変わってます。人物は更にシャープに感情がくっきりと際立つようになって、細かい小物や背景もリアリティあって丁寧に描かれて、上質なドラマを観ているよう。自分の中の凹んでるところにピッタリはまるような作品でした。

登場人物や背景の説明もなく突然に始まる同居話。えっ、読者も物語の中に放り込まれます。バーカウンターで店員らしき人(ナカジョーくん)が一人暮らしって尋ねられ、聞けばお客の木内くんが彼女にフラれて行くところがないので寝床を探してるって言う。同じ年頃だからって、あれよあれよとナカジョーくんのところに居候することになり。。と、冒頭の展開としてはBLあるあるかもしれないけど、私が大好きな絵津鼓先生の独特の空気感がふたりに流れていて、あっという間に目が離せなくなります。
お互い隠している傷と生きづらさ、夢はと聞かれて諦めることと答えること、たぶん作者さんも今でしか描けなかっただろう感覚が見事に作品に反映されていました。何も言わずに側にいてくれるだけでいい、この言葉、シーンを作者さんの後書きを読んだあとでもう一度読むと涙溢れます。

下巻には描き下ろしと後書きで9ページ収録されていて、ふたりの数年後のある大切なシーンが見られますので、雑誌連載で追いかけていた方にもぜひ単行本で読んでもらいたいです。
たくさんの人の側に寄り添ってくれる素敵な作品を描いてくださって本当にありがとうございました。

追記: タイトルの「メロンの味」の意味は、上巻でメロンソーダがほんとうはメロンの味でないのにメロン色にみえることでメロンの味と認識してしまう、つまり日々を自分を騙してどうにか生きてる木内くんのことかと思っていたら、そうではなかったようです。作者さんのTwitterでネタバレとして明かされてましたが、もう一つのアイテムで出てきたメロンの香りの方。下巻の旅館のシーンでいつもと味が違うと言った、もっと直接的な「日々」の意味だそうです。深い。。。
魂の救済の話。
ネタバレ
2026年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょうどキャンペーン中だったので、表紙買いしました。特に期待せずツラツラ読んでたら、あっという間に引き込まれ、泣きながら読了。はぁー、いいもの読めました。
P144からの展開は怒涛。P148の『木内さんと抱き合うと 境界線がぼやけて 一つになったような感覚になる 木内さんは俺で 俺は木内さんでもある 魂がただそこにある』うんうん、体を繋ぐってそういうことなんだよね。そこに性別は関係ないの。
本作の心温まるハッピーエンドに続いて、描き下ろしのより一層心温まるハッピーエンド。
木内さんの全てを知ってからまた読み直すと、伏線回収の宝が散りばめられていて、何度も楽しめます。
こういう作品を求めていたので、出会えてすごくラッキー。私の人生のお守り的な作品になりました。
当たり外れもあるけど、表紙買いってやめられませんね。
奥が深かった
ネタバレ
2023年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いしたものの、表紙のベタ塗りの感じが好きではなく、積ん読していました。読んでみて、奥が深く、リアルで、丁寧に作られた作品であったことが分かり、高い評価であることに納得です。木内の状態が実にリアルです。夢は諦めることと答えたり、世の中が歪んで見えたり、電車のシーンもなかなかよいです。人によっては読んでいて辛くなるかもしれません。そんな木内と同居するようになった中城。普通に接してくる中城に居心地の良さを木内は感じます。特に盛り上りがあるわけではなく、淡々と進みますが、どのシーンも表情や小物や台詞が考え抜いて描かれていると感じさせます。後書きで作者も同じ病の経験がおありとのこと。だからリアルなんですね。BLのカテゴリーだけれど、それを越えた作品です。私のように表紙だけで判断せず、是非読んでみてください。
そんな時もあるよね、と思いながら。
2026年6月3日
心にストンと落ちてきて、じんわり暖かくなる様ないいお話しでした。

心だって風邪をひくし、なんだか調子の悪い日もある。
毎日そんな日が続いたら生きていくのがしんどくなるし、恐ろしいのはそれがいつ終わるか分からない事。そんな時に励まされても期待に応えられないから余計に苦しい…。
ぐるぐるぐるぐるしてしまう様がとてもリアルです。
これから先の人生の方がずっと長いのに自分で人生のピークが終わったと思ってしまうのはさぞ辛いだろうなぁ、と思いながら拝読。

物語のなかではやっぱり救われるところがみたいので、そうなって良かったです。
もう一日生きていれば明日は生きてて良かったと思えるかもしれないし、ただそっと寄り添ってくれる人が現れるかもしれない。
しんどいが過ぎる時は、生きるのをやめなかった事がもう素晴らしいと自分に求める事へのハードルを限界まで下げるのもありかな?
…とかなんとか色々考えてるけど毎日お気楽に生きている今日この頃幸せだわ。
静かな雨上がりのような読後感、一生忘れない心の名作コーナーにそっと入れておきます。
明日の自分や誰かのために
ネタバレ
2021年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな絵津鼓先生。発売時に読んでましたが、ゆっくり再読してレビューを書いています。顔見知り程度のただの店の客と店員の関係の木内と中城。同棲していた彼女と別れて行くあてのない木内に頼み込まれ、中城の部屋での同居生活が始まります。

淡々と日々を進めながら、彼らのプッと笑ってしまうやり取りや会話の中に、本人達の揺れが伝わる間であったり、仕草であったり、セリフなく表現される深い部分であったりが、先生の細やかな描写で日常の一部として自然に織り込められ、2人の距離感が少しずつ詰まっていく様子が心地よく描かれます。
そしてもしかしたら、という疑問と共に少しずつその片鱗を見せていく木内の内面に、引き込まれ感情移入していきます。

今日何もなくても、明日はあるのかもしれない。ずっとそんな風に思いながら読み進めている中、途中出てくる駅の場面に胸がギュッと痛くなりました。どちらの立場から考えても怖さを感じて、先生のあとがきを読んで、ああ、もしかしたら似たような事があったのかもしれない、だからこそ、この短い描写の中に現実味を帯びた痛みを感じるのかもしれない、と思いました。

自分にも、自分の大切な人にも、誰にでも起こりうるかもしれない事。
否定せず、急かさず、焦らず、たまに立ち止まり、ただ寄り添う。
言葉にするのは簡単だけれど、きっと難しい。きっと何か出来る事がないだろうかと思ってしまう。そう考えると、中城くんはすごい。無自覚なのかもしれないけれど、きっとなかなか出来ない事。
全ての人に当てはまるわけではないだろうけれど、時には肯定すらも必要ない時もあるのだと、知る事が出来て良かったなと思います。
2人が歩んだ過程も、そのまま一緒に暮らしていれば互いに埋め合いながら居心地の良さを維持することが楽だったかもしれないけど、そうはしない絵津鼓先生、ああ、やっぱり大好きだな、と心から思いました。最高の描き下ろしのおかげで、大満足なとても幸せな読後感でした。

先生も公表を迷われていた時もあったそうですが、同じような境遇の方やご家族からの反響も多くあったらしく、それならご自身の経験した事を話そうと、インスタライブでお話してくださっていました。先生のそのお気持ちがとても素敵だなぁと思います。これからもずっとずっと一ファンとして、応援していきます!
激賞。宝箱入り。
ネタバレ
2026年5月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の魅力に惹かれ購入。上下巻とも、描かれた人物の内側が滲んでこちらに沁みてくるような、不思議な絵。
そして木内(30)とナカジョー(25)、思いがけない同居から始まる物語は、厳しくとも人生の希望を照らしてくれるようで。読後感、素晴らしかったです。
ここに描かれている日常は、いわゆる一般的な生活からは少しずれた場所にあるものかもしれない。でも、自分のすぐ隣にそうした人生があると感じられるリアリティ。それくらい、登場人物の心情が伝わってくる。
個人的な感覚なんですが、コミックスを読みながら同時に実写として頭の中に立ち上がってくる作品が、たまにあります。そしてそういう作品は、自分の宝箱に入る。本作はまさにそれでした。ベット脇に敷かれたマットと、互い違いに脱ぎ置かれた2足のバブーシュ。お風呂場のタイル。植木のモンステラ。丁寧に描かれた生活空間には、それらに触れる人間の気配が感じられます。
ううむ、またすごいコミックスに出会ってしまったな。
深過ぎる
ネタバレ
2025年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気を付けないと深過ぎて闇に落ちてしまう。
気持ちが安定しているときに読まないと、、と個人的に思った作品。

読んだのはずっと昔なのですが(レビューは時間ある時に書いているので)その時はまず表紙にめちゃくちゃ惹かれました。
タイトルにも惹かれました。
読んでみたら絵津鼓作品の中で一番好きな漫画となりました。
うつ病の話が出てくるので読む方にとっては時に注意が必要かもしれません。

木内に対する中城さんの対応は良かったと思います。
そっと傍にいただけ。それで木内さんはどれだけ救われたか。
BLの域を超えてたくさんの人に読んで欲しい。
泣くつもりなかったのに
ネタバレ
2025年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後の2人の笑顔見た瞬間、涙がツーと出てしまった。
最後、キスで終わるとかじゃなくて、2人が目を見合いながら微笑んでるのがグッと胸に来て、ああ、2人で幸せになれる道を見つけたんだなあとしみじみ思えて。

私自身も数年前鬱期があったし、作者様も経験したからこそ、ショータの心情の吐露が胸に迫った。
鬱に対して、善意のエールも、腫れ物に触るよう扱われるのも、同じようにイライラされるのも全て自分を否定されるように感じてしまうのよ。

あの頃私を救ってくれたのはアニメにマンガにラノベの中の私とは全く関わりの無い人たちのドタバタを覗き見ることだったけど、ショータにとっては全く普段通りの態度のナカジョーくんがそれだったわけね。
でも「もう何も生み出せない。生きるために生きてない」と言っていたショータはその存在でナカジョーくんを幸せに出来るんだから、本当に死ななくて良かったよ…
何回も、何回も読んでる
2025年11月15日
数年前に買ってから何回も何回も読んでます
作者さんの作品はほぼ全て読んでいて大好きです
その中で一つだけ雰囲気が違う「メロンの味」
今までの作者さんの作品はほんわかしていて受けは天然でかわいい感じが多かったですが、これは違います

表紙に買うか躊躇したってコメントを結構読みましたが、私は逆に表紙が魅力的だなあと思いました
まず、こんな深い緑の、青の表紙見たことない
そこに書かれてる男性
本物の「人間」にすごく近くて
ストーリーも本当に「人間」の物語が書いてあるって感じです
始まりは軽いノリで急に始まったのに、どんどん、どんどん深い
まさか思わない
いつもニコニコしてて誰とでも仲良くなれる、軽そうに見える彼が本当は死んじゃいたいって思ってるなんて

でも重すぎないし、暗すぎないんです
会話のテンポ、間、全てが心地よくてすーっと心に浸透するようなお話しです
どんな風にでもやっていけるって最上級だなって思いました
また、メロンの味のミニ番外編もあるのでそちらも読んでみてください!
とりあえずメロンの味は絵が本当に大好きで、ストーリーも最高です
それぞれの味わい方で
ネタバレ
2021年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「絵津鼓先生の新刊?」と前情報入れずに読んだんです(読み放題の雑誌も我慢して)。心に響きすぎて、浸透しすぎて、飽和して、何だか「無」になってしまって、こういう状態のときって、言葉どころか涙も出ないものなんだなと分かりました。そして、時間をおいてようやくレビューを書こうと思ったら、表紙を見ただけで涙があふれてきて、「わわわ?」となりました。大好きな作者様でしたが、それを越えてしまいました。この作品を届けてくださったことに、フォロー様方、レビュアーの皆様と同じく、感謝の気持ちでいっぱいです。
前向きな気持ちだけをもらったわけではなく、正直、とても胸が痛くて苦しくもあります。それは、ずっと「寛解」という状態と付き合っていくことが分かっていることも理由の一つですし、渦中の人を思うと、「ああ、良かった」と物語と一緒に心を完結させることができないからです。これはもう個人的事情によるものなので仕方なく…。
木内さんが中城くんに伝えた「癒された」という気持ちの得方は人それぞれで、何が癒しになるかも人によると思います。ただ、この本の中には、そのヒントがたくさん散りばめられていて、人によっては、えぐられるような痛みを孕みながらも、それでも、希望を与えてくれるのではないかと、そう思います。あ、書きながら涙出てくるパターン…。
自分の目に映る世界が歪んで、その世界に自分がいてはいけないような、その世界から消えてしまいたいような感覚は、正直思い出したくはないけれど、この作品を読めたことは本当に良かったです。
中城くんの背中をペロッと味わう木内さんの姿に、曖昧な関係性ながら、そこには2人だけの確かな温もりを感じて、とてもいいなと思いました。そして、木内さんの告白。時間は偉大ですが、時間だけでは解決できないことがあって、改めて出会いって大きいなと思います。優しく寄り添え合えたら、と思うと同時に、猫の温もりやあの人の歌声や誰かのメッセージや、こんな風に本との出会いが、拠り所になったりもするな、と思っています。作者様のあとがきにも触れ、たくさんの方がこの『メロンの味』をそれぞれに味わうことができたら、一ファンとしてとても嬉しいな、と思います。
個人的に、たこ焼き屋ケンちゃんにまた会えて嬉しいです❤
心にずっともっていたい作品☆
ネタバレ
2021年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな絵津鼓先生。表紙の雰囲気といいすごい作品な予感がし、フォロー様のレビューもあまり読みすぎないようにしていました。読み終わってしばらく茫然としてしまい、皆様のレビューを見て涙があふれてきました。すごくよかったとは軽々しく言ってはいけないような気がしてなかなか言葉にできませんでした。

親とも恋人ともうまくいっていない中城くん、親に期待しちゃダメと学んだって辛い。親の愛を諦めたってことのようで。さびしさを抱えていた中城くんにとっても木内さんのぬくもりと優しさは無意識に癒されたんだろうなと思います。
そして木内さん。たびたび描写されるグレーなぼやけた外の世界、それが木内さんの見えてる世界なんだと思うと苦しくなります。

ただそばにいる。身近な人だとなかなか難しい。でもそんな寄り添い方も必要なんですね。このふたりが出会えて本当によかった。
友達でもない恋人でもない関係。名前はなくても心地よい一緒にいたい存在と思える関係がすてきでした。先生の会話のシーンが好きで、間だったり、目だったり、少しずつ近づいていく距離感がすごく好きです。

これで終わりではなく、これから先も道が歪んで見える時があるかもしれない、電車に乗れない時があるのかもしれない、でも書き下ろしでかわらずに一緒にいて、どんな風にでもやっていける、ずっとこうしてたいと思えている木内さんであった事が嬉しく、暖かい気持ちになりました。

木内さんの「どうしようもなく癒された」という言葉が頭から離れません。わたし自信もすごくふたりの関係に癒されました。ほぼ紙は買わないんですが、これは買いたいなぁと思います。ずっと心に持っていたい、そばにおいておきたいと思いました。そんな作品に出会えて、絵津鼓先生に感謝です。

フォロー様で知った、先生のインスタききました。これは特別に思う話ではなく、誰にでも、自分にも起こり得る話なんだと思います。別フォロー様のメロンの味の意味、日々のメロンの香り(下巻の113ページ)との話も聞けてよかったです。ありがとうございます。
ただそばに居る
ネタバレ
2021年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵津鼓先生、久しぶりの新刊です。
絵柄が変わって、表紙からは絵津鼓先生と気付きませんでしたが、中を読んでみると面影があるのでそうなんだなと実感しました。変わったと言っても可愛い印象だった絵柄が少しシャープになった感じです。ガラッと変わったわけではないので受け入れやすいと思います。

さて、お話は、チャラそうなバイト先のお客さん・山内×特別仲良くもない、バイトの中城。
山内の申し出で、そんなに仲良くもないのに同居することになり、何気ない毎日を過ごして行くストーリー。
2人の、踏み込みすぎない距離感が良く、でも少しずつお互いの知っていることが増えて距離が縮まっていくのが良かったです。一緒に過ごす中で、空気のように当たり前に隣に居る感じ。いないと心配だし寂しい。その空気感がとても良かったです。
山内へうつ病ということですが、何も知らない中城と干渉しすぎない関係が良かったんだろうなと思いました。
中城は、親と仲良くなくて、恋人ともうまく行っていない。大事にされたい人から大事にしてもらえない辛さがあって、山内にありのままを受け入れてもらえて救われたんだなぁ。
本当に、大きな山や谷があるわけではないですが、ただ、一緒に居ることが当たり前のような関係が描かれていてほっこりとしました。
優しく抱きしめて貰える。
ネタバレ
2021年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ Twitterなどでもオススメされてる方が多いこちらの作品。気になったので読みました!
表紙の綺麗な緑にも惹かれました。
特に友達でもない面識があるってだけのナカジョーくんと木内さんの突然の同居生活。
人と人の距離が近づいていく日常の様子がとっても丁寧に描かれています。
読んでいて心地の良い2人の会話、ナカジョーくんの踏み込み過ぎない優しさと木内さんのピッタリ寄り添うみたいな明るい言葉にホッコリする。
でもそんな会話の内側で抱えてるものが重くて深くて…どうにか抗おうと縮こまってもがいている木内さんの姿を自分と重ねる人はいっぱいいると思う。自分も例外じゃなく生きてるだけで消耗するなって思う時期があったなと。
ナカジョーくんのように何も言ってあげられないよって本心で返してくれる事がどれだけ沁みるか。
めちゃくちゃ優しい、本当に優しい作品ですね。全ての会話が時間が前へと進む1つの過程。でも進めなくてもいい。先生があとがきで書かれてましたがそれも無駄じゃないよって言ってくれてるようで、そういう回復だけを待つ時間は必要。焦らなくていいよね。心の底まで沁みました。
素敵な作品をありがとうございます。
多くを語らないからこそ見えるものがある
2021年12月19日
はじめに読んだときより、やはり2度目のほうが沁みてくるものがある作品でした。人の心に寄り添うような作品で、気軽には読めないけれど、きっとまた読みたくなって、褪せない感情がそこにあるんだろうな。描写のひとつひとつが多くを語らなくて、だからこそ想像するし、しんどさや辛さだったり、かなしさだったり、足元の不確かさだったり、感じ取れるような気がしました。それをゆっくりと積み上げてくれたので、木内さんが中城くんといることの楽さが、真にわかるような気がしました。自分ができることは何もないと理解して何もしないことの難しさとか、木内さんの言う真理とか考えさせられることも多くありました。中城くんも木内さんも雰囲気あって好きです。絵津鼓先生の前までの絵のタッチも好きでしたが、メロンの味の装丁から本編までとても好みです。
静かに寄り添う、愛おしい2人。
ネタバレ
2021年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ もし大事な人が鬱病になったら、心配のあまり木内の元カノのようにちゃんと薬飲んで、治そうとしてほしい!って自分勝手に思ってしまうのもとてもよく分かるんですよね…。でも心がどうにも壊れかけて自分でも治したいけどどうにもならないしんどい時は、それじゃダメですよね。そのままの自分を受け入れてくれる人といることが、一番穏やかでいられて心を修復できるんだな、と2人を見ていて改めて思いました(もちろん鬱にも軽度重度含めいろいろなタイプがあるし、慎重に対応しなければいけないのは基本だとは思いますが)。互いに欠けたところのある2人がこれからも心の隙間を埋め合いながらずーっと一緒に穏やかにいられますように!
大好きな作品です
ネタバレ
2022年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵津鼓先生、絵柄が変わられたということで、前の絵柄も好きだったので恐る恐るページを開きましたが、2人の登場シーンを見た瞬間、"好きーーー!"と心の中で叫びました。
何気ない日常のやりとりから居心地の良さを感じたり、お互いの存在が大きくなっていったりする過程がとてもいいです。淡々とした会話の中で不意に木内さんから胸を締めつけるような言葉が出てきて、苦しくて何日も引きずりました。それでも読後感がいいのは、お互いに救い救われてラストの2人の笑顔が見れたからでしょうか。描き下ろしまで読めて幸せでした。素敵な作品に出会わせてくれてありがとうございました。
人に寄り添うということ
ネタバレ
2025年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「頑張れ」も「頑張るな」もいらない時ってある。薬だって何言われたって飲めない時もある。人がその時求めているものを知るのはとても難しい。相手に求めず大げさに気遣わずただ寄り添うことがどれだけ難しくて大切なことか考えてしまいました。それを自然にできてしまうナカジョーくんはすごいし、心の病を抱えている木内くんと自然体で関わることで自分が抱えている痛みも和らげていけたのだから、2人はお互いに寄り添えあえる奇跡に近い関係だったともいえます。

そもそも相手のことを傷つけずに一緒に生きることなんてほぼ不可能だと思うんです。他者の心はどれだけ考えても正確にはわからないし、傷つけないようにっていう考え自体が上からでおこがましいのかもしれない。相手の人生に関わるなら、ある程度傷つき傷つけられる覚悟は必要なのかもしれません。しかも踏み込んだその先が光か闇かもわからない。だから悩むんですよね。不用意に聞いていいのか関わっていいことなのか。なのであえて距離を置くことも相手を想う優しさからくるのだと思います。

このお話のナカジョーくんと木内くんは理屈ではなく感覚で一緒にいることを選択できる相手だったのだろうな。人はいいなって思う相手を本能的に嗅覚や味覚の一致で選ぶというし、木内くんの成分分析の行為って無意識に本能的な部分を磨いていたのかも。だから直感でナカジョーが好き!必要!ってすぐにわかっていたのかもしれないです。

心の病を経験したことがある人やまわりにいた人はこのお話正直途中辛いと思う。でもこの2人には穏やかな光が待っていて幸せな読後感があります。BLであり幸福論でもあるような。こういう作品と出会えることもBL沼から出られない理由です。
すごく気になってた作品
2025年6月29日
作者さんの絵、特に表情、背景、そして台詞、好きです。他にも作品を何冊か収集してますが、この作品だけは『うつ』がテーマだったから凄く気になりつつ手が出せずにいたけど、、、意を決して購入。
何故なら自分も同じ症状で通院してるから。なので殆ど家に居て一人で過ごすのが快適。誰かと会話して傷つきたくないので。。。
なのでショータさんの気持ち分かる。症状までよく似てる。特に咳。天気が悪い日。
泣くところ以外は。

治そうと必死になってくれる人ほど無邪気な悪意でしか無い。自己満足の世界。
『黙って側に居てくれる』それがベスト。
自分は何がキッカケか?忘れたけどショータさんと反対で声を出して泣けた時に、はっ!!と点のような光が見えました。『泣けた!』と感動した事を覚えてます。

今はシーモアとサブスクでアニメを見て自分なりに充実してます。
あまり個人情報は書きたく無かったけど本物のメロンじゃなくて嘘のメロンソーダの味で本当の自分を偽ってる、装っている人も世の中には、たくさん居ると思うから「自己満足な無邪気な悪意」は「罪」にもなる事を知って欲しくて書きました。

2人が幸せになる未来がラストで読めて良かったです。
良かった
ネタバレ
2021年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ エロあり。雑誌を購入したところだけ読んでいてずっと気になっていたけど分冊が出なかったのでとにかく早く読みたかったです。「JOY」とは絵柄も雰囲気も変わりそれが嫌ではなく惹かれた作品。普段はほぼ2人の会話で進む感じ。精神的に苦しい時は文字がなく 暗い場所にいるのが伝わってきて辛かったです。色んな涙のシーンが良かった。 JOYも楽しくて良かったけどまたこういう感じの読みたいです。でも体験してなくてこんな風に描けるのかなと思っていたらあとがきに書かれていて
読みたいと言っていいものか考えます。

作品とは関係ないですが
私は目の前が薄暗くて毎日死ばかり考えてこれはもうダメだと言うときに光が射しました。今は人は必ず100%死ぬので後回しに考えられるようになりました。漫画を描かれる方、携わる方、コミックシーモアの方、読者の方 皆さんが心も体もずっと健康でありますように。
静かにじ~んと来る、名作!(★8)
ネタバレ
2023年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい名作です!

16人に1人がうつ病の日本は、世界第二位のうつ大国。
うつは、心の風邪と言われるくらい、誰でもなる可能性があります。
また、軽いものも含めると、ほとんどの人が一生に2~3回なっているけど、気が付かず、自力回復しているとも言われています。そんな軽い人たちも含めると、10人に1人がうつを経験したことがあるという説もあります。

そんな誰でもなる可能性があるうつ病。このお話は、それが、穏やかに、優しく、ゆっくり、癒しと共に描かれています。
才能との葛藤、無から有を生みだすクリエイターの苦しみや葛藤。そして、お互いにいっしょにいてくれる大切さも、素晴らしく描かれていました。
全体の空気感も、エピソードも、何気ない会話も、凄く良かったです。
ラストもジーンっと来ましたが、最後の書きおろしで、その後も読めて、本当に良かったです。

あとがきにありましたが、絵津子先生も、大変だったのですね。でも、さすが、クリエーター。それを糧に、この名作を残されたことに、感服です。

絵津子先生の大ファンで、本作、随分前に読みましたが、レビューちゃんと書きたくて、逆に書けませんでした。
多くの方に読んでいただきたい、名作です!
ぎゅっと抱きしめました
ネタバレ
2024年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 噛み締めて読みました。レビューといっていいのかわかりませんが、、どうしようもなく伝えたくて、書きます。
まさにナカジョーくんと同世代のじぶんは、輝いていた学生時代から抜けられず、何者でもない社会人3年目を受け入れきれず、どうしようもない気持ちでいっぱいです。身体と同じ様に、心も風邪を引きます。風邪なんてほとんど対象療法で、過ぎ去るのを待つことしかできないときもあります。弱っているって言っていいのかわからないけど、そんな時にだれかがそばにいてくれるのは、本当にありがたいことです。このお話は深くを語らないけど、人にはひとつくらいあっても不思議ではない傷を、大事に大事に描いてくれていると感じました。だから読み終わった時、木内みたいに、中城みたいに、雨が過ぎ去って晴れがくるよって言ってもらえてる気がして救われました。

さいごに、結婚とは一人ではなく自分以外の誰かと一緒に生きていくこと。死んじゃいたかった木内が中城くんに対して「結婚しよーよ」すなわち生きていこうよと誘うのがとてもよかった。

これからも、一人で眠らなくていい夜が続いていきますように。わたしもまた真っ暗で明日は来ない気がする夜、何度でも読み直したいと思います。
大切な誰かに、自分自身に優しくあろう…
ネタバレ
2021年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ はぁ〜…放心状態。もう感無量ですね。読み終わって少しの間、ぼーっと動けなくなりました。絵津鼓先生の新刊、素晴らし過ぎる、、とても好きでした。ただっ!空が一日中暗い雨の日に読むんじゃなかった…泣。
木内さんの言葉や、木内さんが雨の日や低気圧の日は調子が悪いとか、暗い部屋で電気も灯さず悶々としてる姿とか、何があるというわけでもなく突然涙が出てくる姿とか、そんな彼の様子を見て、自分もそうだった時そんな状態だったなあ…と思い出して複雑な気持ちになりました。程度は違えど、誰しもが経験する心の浮き沈み。フォローさんが書かれている様に、木内さんに自分を重ねたり、自分も例外じゃないなあと思う方、沢山いらっしゃると思います。自分もそうでした。だからこそ、心の深い深い深いところまで響いてくる作品でした。
こんなにも読者の心にまるで直接触れている様な描写ができるのは、絵津鼓先生ご自身がそれを実際に経験されているから、というのもあるんだなあと、あとがきを読んだ後に感慨深いものがありました。どうしようもなく辛い時、そばでただ寄り添い支えてくれる人がいたらその存在がどれだけ大きいか、その優しさがどれだけ心の支えになるか、木内さんとナカジョーくんの物語を通して切に伝えてくださった絵津鼓先生の優しさに、目頭が熱くなります。絵津鼓先生の作品、本当に大好きです。
また、コロナ禍の様々な影響により、多くの方々のメンタルヘルスが特に不安定になり脅かされている中で、こういう作品が単行本として刊行された事に、意義深いものを感じました。大変な時期だからこそ、大切な人に、そして自分自身にも、優しく寄り添ってあげたい、そう思わせてくれる作品でした。素敵な作品に出会えて、心から感謝です。
描き下ろし、ありがとう、って言いたい
ネタバレ
2022年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上下2巻で、じっくりと中城くんと木内さんの関係が進んでいきます。中城くんにも、木内さんにも事情があって、それが二人の関係を焦ったくさせる。近づいて、一緒にいると安心して、重なってみたり、離れてみたり。答えははっきり見えているはずなのに、なんだか簡単ではない。でもゆっくり進むそれが、どちらにも必要だったんだんでしょう。木内さんが見ているグレーな世界、そこで救いだった中城くんの態度。愛する人に愛されたかった中城くんに、誰より優しかった木内さん。一緒にいるしかないじゃん。と思いつつ、最後までどちらに向かうのか、ドキドキしながら読みました。ラストに感じたもうひと押し感、描き下ろしでスッキリ出来ました。描き下ろしがあってホント良かった。
生きにくさを内包した2人
2021年10月8日
雑誌から追いかけてた、絵が変わって1作目、絵津鼓先生の新作です!
絵津鼓先生を知ったのは一般小説の表紙。後ろ姿のDK2人があまりにも印象的で、どなたが描いたのだろうと調べて辿り着いたのが絵津鼓先生でした。
そこから追いかけて全作品読みーの、薄い本も買い集め、要するに愛しちゃってるんです。上下巻にまとまって一気に読めるだなんて嬉しすぎ。
「メロンの味」は絵柄が新しいだけでなく、コマ割り、会話の雰囲気、主人公達の抱える生きにくさの質がこれまでとは違う気がします。
ライブハウスで働く中城君が住む、親所有のビルの部屋に転がりこんだ謎多き男、木内。
人肌の暖かさがなきゃ眠れないだなんてゲイの中城君のベッドに入れてくれとか木内君〜。
面倒くさい木内に最初は戸惑う中城君ですが。。。2人のボケとツッコミが、会話だけじゃなくて「間」とか静止した「表情」で表現されるの、本当に好きです。
メロンの味。ソーダなんかにある、偽物なんだけど「メロン味」って認識されてるヤツ。偽物は既に別のホンモノとしてその味だと思われてる。でも偽物ってなんだろう?
ちょっと緩そうな木内に絆されていく中城君のドキドキが彼の表情から伝わって軽く萌えを超えてきます。殆ど2人の会話で話が進むからこそ、スッと入って来る中城君のモノローグが引っかかってグイグイ読んでしまいます。
彼らそれぞれの生きにくさは内に内に流れていて、一緒に救いを求めたくなる。
短い私信のようなあとがきから、先生もまた回復を待ちながら執筆されておられたと知りました。木内君がポツポツと語る、表現者の苦悩がワッと心に響きます。先生が描き続けてくださることに心から感謝です。
掃除機のメーカーや日常のドリンク、アメリカドラマの登場人物のセリフ、コマの隅々にまで絵津鼓先生が詰まってる。描き下ろしの2人、しみじみと幸せを感じます。絵津鼓先生、大好きです。ありがとうございます。
。。。
ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的にこの病を持つ身近な人にとてつもないトラウマがあるので、事前情報もレビューも何も見ずに高評価だけで読み始めて木内の告白に手が震えて全身が粟立ちました。フラッシュバックするかと思った。てか、ちょっとした。
私のその人は実際にもう手の届かない場所へ行った人なので読み返すにはちょっと時間や覚悟がいるかも。

作者様の実体験が基になっているようで、どおりで作中の薬や木内の言動全てがリアルでした。薬はかなり強い作用のものもあるので作者様も相当苦しまれたのが伺い知れます。
経験したからこそ描ける内容だと思うし、だからこそ私は抉られたし、私も中城のようにいられたらよかったし、作者様も中城のような人がいてほしかったのかな。
中城も傷つき、もがいて、迷って、決して楽に生きてるわけじゃない。だけどそれでも自分がいるだけで誰かを救える癒せるというのは自分を立たせてくれる大きなことだと思います。
中城のようにあれることは実際にはとても難しい。

ラスト数ページの、中城が「じゃあ次~」というセリフのくだり、私も同じようなことを言いました。もう目を開けないときにでしたけど。パキラも一緒に育てていたけど枯らしてしまったし。
そういうところなんだろうな。自分語りのレビューで本当に申し訳ない。

作者様がその時間を経てこの作品が生まれ、作品がいつまでも残り、時間がたってもこうしてそれを読むことができるというのは感謝と尊敬しかありません。
絵津鼓先生、生きていてくれてありがとう。
重い題材×エンターテイメント
2022年1月24日
上巻は1〜4話で172ページ、下巻は5〜6話+描き下ろしで172ページ。バイト先の常連・木内さん×ゲイのナカジョーくんのお話です。少し前にこちらの作品が上下巻同時発売された時、フォロー様方のレビュー欄がこちらの作品で埋まっていました。個人的にBLを読むのは「娯楽」のためなので、ハピエン以外は地雷気味だし、重すぎる作品もあまり楽しめない質で、読者を泣かせよう感動させようという作者さんの魂胆が見え見えなのもあまり好きじゃないんです。「泣いた」というレビューが多かったので正直ちょっと身構えて読み始めたんですが、思っていたのと全然異なっていました!確かに木内さんもナカジョーくんも何かを抱えていて、ちょっと重い題材ではあるんですが、不思議なことにエンターテイメントとしてちゃんと成り立っているんですよね。もちろん何も考えずに笑って読めるラブコメではないんですが、木内さんやナカジョーくんの抱えているものに対して読者にも深く考える余地を残しつつ、でもちゃんとBL作品として楽しめる娯楽要素もあり、そのバランスがとても良かったんだと思います。私も個人的に精神疾患のある方々と話す機会があるんですが、言われないと疾患があると分からない方も多く、だからこそ簡単に見た目なんかで判断せずに、誰に対してもいつも優しくあるべきなんだなぁと思います。普段こういった重めの作品は、初見はいいんだけどあまり読み返す気にはなれないんですが、こちらの作品は繰り返し読む作品になりそうです。
何かしなくていい
ネタバレ
2023年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鬱のショウタとゲイの中条。とあるきっかけがあり、中条の家で同居して、穏やかに優しく過ごし、少し離れて暮らす。
身体の関係はあっても、はっきりとした関係ではないけど、互いに一緒にいて楽だし癒やされる。

ショウタの元カノ。なんかわかるわ。医療従事者だと、病気に対して治療することが当たり前で、前向きに治療に励むことが大切だと考える。それはそうなんだけど…取り組まないことに苛立ち悲しくなり、責めてしまっては…うつは確かに薬は大事だけど、それを捨てる気持ちを汲むにはメサイヤコンプレックスがある人には難しいかもしれない…
(まぁ、実際はなんとかしてあげたいモードがでちゃうだろうから。相手に申し訳ないとと思わせたらダメなんだろうなぁ)

中条と会えてよかった。何も言ってあげられないという中条。何かしてあげたい気持ちはあっても、自分にできないと思ったらそれを伝える。下手に繕ったり誤魔化したり、上辺の慰めがないのがいいなと思った。

描き下ろしは何年後なんだろうか。
ショウタから結婚を言い出せるなんて。ま、中条からは言わないだろうけど(笑)
生きることを放棄せず、中条といることを選べてよかった。

中条も親との問題があったけど、ショウタといられてよかった。
なかなか重たい内容だけど、未来が明るくてよかった。作者様の実体験もあったようなので、実にリアルでした。みんな、生きて欲しいよ。
優しい物語に癒される
ネタバレ
2021年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雑誌で第一話を読んで、中城くんのクールそうに見えて真面目でいい子な感じや木内くんの図々しそう見えて繊細な感じがいいなと思って纏まるのを楽しみにしていました。1話でこれ面白くなると感じたのはやはり間違っていなかった。静かに胸に響いてくるすごくいい作品でした。
とても優しいお話です。頑張ってる人も、今休憩してる人も、何も生み出していなくても、何もしていなくても、それでいいよと言ってくれているような許しがあり、登場人物を見る作者さんの目線がとても優しいなと思います。全く押し付けることなくありのままを肯定している空気がずっと漂っていて、読みながら自然と癒されました。
2人の平穏な日常風景が読んでいて心地良く、大きな出来事は何も起こらないのにずっとずっと見ていたくなるような魅力がありました。始まりは偶々だったかもしれないけど、最初からフラットで距離近かった2人が、寄り添っていくのは必然だったなぁと感じました。
静かなのにものすごく濃密な物語です。彼らの全ての表情や言葉が一つも欠けちゃいけないものに感じて、一つも零さないようにと大事に読みました。今までの作品も好きですが、今作は一線を画する特別な作品だったと思います。作者さんには描いてくださって心からありがとうございますの気持ちです。
メロンクリームソーダ飲みたいなぁ
2021年10月9日
フォローしてる方のレビューで絵津鼓先生の新刊情報を知りました。教えていただきありがとうございます!!はぁ〜〜。なんか沁みます…(T-T)沁みるよ〜。
『うん。うん。そうだよね』って頷きながら読んでました。うまくいかないことがある。どんなにもがいても変わらない現実。ただ転機がくるのを待つ時もある。初めは陰(中城くん)と陽(木内くん)の2人に見えたんですが、陰陽が逆になったり、逆と言うか、木内くの陰、中城くんの陽の支え合いバランスがもう心地よくて。も〜お互い寄り添って本当いい関係なんです!!(なんかよくわかんないないこと書いてる私(>人<;)すみません)要するに最高!ってことです(^^;)
絵も新しくなったと言うことでしたが、ますます私好みの絵で見た瞬間、わぁ〜めっちゃ好き!それだけで大興奮でした…。また今作の雰囲気が凄く凄く素敵なんですよ〜。懐かしい飲みものたち、私もあのおばちゃんと仲良くなりたいなぁ(*´∇`*)
先生のコメント読んで、作品を描いていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!
まるで一本の恋愛映画
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人の関係が、ゆっくりゆっくりと変化していく過程にとてもキュンキュンしました!徐々に明かされていく2人の複雑な背景があって、互いが互いを支え合っているように見えました。なんといっても間の取り方が上手いと思います。ちょっとした日常的な会話、物語の核心に触れるわけでもなんでもないその会話が、さりげなく彼等の心を通わせていってるんです。ゆっくりと話が進んでいきますが、それでも確実に、日々の中で何かが変化し続けていっていて。恋人ではないけど、友達でもなくて、体だけの関係というわけでもない。そんな不思議な関係がなんだか新鮮でした。メロンソーダって、実際メロンの味がするわけじゃないのになんでメロン味なんだろう。不思議だなぁ。実際メロンじゃないのに、これはメロンって自分に言い聞かせてるんだもん。

上下巻揃って一つの映画を見ているようで、実写化して欲しいと思うくらい美しかったです。最後はきちんとハッピーエンドで良かった。人間味が溢れていて、とても綺麗な作品でした。
テーマは重い…けど
2024年6月25日
以前読んだ作品がイマイチハマらずそれきりの作者さんでしたが、この作品は何となく気になり一度だけ『いいね』の多いレビューを数件拝見した事があります。
それ以来ずーっと内容が気になっていたのと、レビュー数に対しても高評価のままでしたのでポチリ…間違いありませんでした◎

穏やかに、そして切なくも優しいお話でした。
作者さん自身も苦しんだであろうテーマに向き合い 最後まで描き終え、私たちに届けてくださり感謝の言葉もありません<(_ _*)>
BLの垣根を越えた作品でもありますので、老若男女を問わず どなたにも読んで欲しいです!

ずっと気になっていた事がひとつ。
どうしていつも「ナカジョーくん」なのかと思っていたら…途中から変わります(笑)
(上巻 総172ページ 下巻 総172ページ)
タイトルがメロンの味ってカッコいい
2023年2月19日
油絵みたいな表紙の色合いがまたいいですね。題名がメロンの味って正直意味は解らないですが感覚的にカッコいいです!カタカナで書かれたメロンの文字をじーっと眺めているとメロンって言葉あったっけっ?と思えてきてしまうくらい意外と馴染みがないからかパッと目にしたときカッコよさを感じていました。―――

前に他の作品を試し読みした時面白そうだけど絵が少し可愛すぎて購入までした事がなかったのですが、こちらの作品が面白そうで試し読みした時に何かあの絵柄と似てるなと思って他作品紹介を見てみたら…この作品から絵柄を変えられたそうです。―――

目元が大人っぽくなって個人的には好みですが以前の黒目の雰囲気も残ってるので前から好きだった方も受け入れやすいんではないかなと感じます。―――

お話は大きな波風はなく読んでいく印象で何かを語りたくなったり色んな感情がでる事もおきないけど静かにある問題が…―――

ただ普通に生活してる所を読んでるようで何か違う…この問題って他の人からは普通に見えるからか、わかりにくいかもだけど本人は大変だと思う…本人すら解決方法が明確にわからなくてどうしたらいいのか…―――

だからこそ最後の終わりかたがフワッとしてても誰かといれてる場面を見れただけでよかったなと思いましたね。
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軽い話ではないけれど心に響く素敵な話
ネタバレ
2025年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心に残ることが多すぎて、なかなかレビューが書けないでいた作品です。
ひょんなことから同居することになった2人。ゲイであることから家族に一線を引かれている受けと、若い頃に音楽で成功したもののその後曲を書けず心の病を持つ攻め。心の病を持つ方に「頑張って!」などと不用意に言うものではないと聞きますが、本作でも受けは攻めに対してそのようなことは言いませんでした。実際作家さんも苦しんでいた過去があるとのこと。当事者だからこそ描けるのだなと思いました。セリフが多いわけでもなく、表情や間から心情を察するタイプの作品。そこが好きなところでもあるのですが、薬を飲まなくなった理由や大家さんが外国人だったりとか少しわかりにくいところがあったのも事実かな。でも最後は2人の未来が見える終わり方。決して軽いお話ではないけれど、心に響く良い作品でした。
よかった… よかった……
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤から不穏な場面がチラホラとあったので、不安を感じながらページを進めていきました。(死別だけは勘弁してと…) そういう事だったのか…。
私は昔、木内さんと同じ症状を抱えていた姉と、2人暮らしをしていたのですが、症状が少しずつ善くなってきた姉に木内さんと全く同じ事を言われた事を思い出して、ついウルッと来てしまいました。
「何にも言わずに、ただ一緒に暮らしてくれたから救われた」と。私は当時、姉の為に何も出来ないと感じていたのになぁ…。 この作品を読んで、とてもしっくりときました。
下巻の描き下ろしを拝見し、本当に安心&ハッピー? 旅行行って、イチャイチャしてください~。素敵な作品をありがとう。。。
深く沁みていく
ネタバレ
2024年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ お互いのことをまだよく分からないうちに流れで同居。一緒に暮らしていくなかで無理をしなくていい、楽。関係性の変化が丁寧に描かれています。2人の孤独、痛み、苦しみが明かされるセリフひとつひとつが心に刺さります。特に後半の木内さんの苦しみの告白→中城くんの無言の抱擁のシーンは何回読んでも堪らない気持ちになります。ここまでの奥深くの気持ちを伝えるってどんなに心許せる関係性だったとしても辛くてきついだろうに。お互いに安心して寄り添える存在になるまで見届けられてよかった。どうかいつまでも穏やかで幸せな日々を過ごしてほしい…それはもう切実な願いです。
空気のように自然に寄り添う二人が胸を打つ
2024年1月31日
独特の画風も空気感も、何もかも好みで大ファンの先生ですが、何となく詰んだままにしていた作品で…表紙裏のコメントを読んでその理由が分かりました。こちら「絵を変えてからは初のコミックス」なのだそうで、確かに今までより渋みが出ている気がしました。どちらかと言うと可愛い系の絵から、大人っぽくガッシリした絵に変わって、それが表紙にも出ていたんですかね?薄っすら辛そうな雰囲気を感じてしまって、詰んだままにしていたのでした。
そんな時に『SUPER NATURAL』(こちらはまだ前の絵柄の時の)を読んで、関連作品の『商業同人誌番外編集』を【読み放題】で読めると知りまして、それならとこちらも読んでみることにしました。この『商業同人誌番外編集』には4作品あり、『メロンの味』でコンプリートでしたので。
肝心の内容は、絵柄に釣られたかのように大人な雰囲気だったと思います。なんて言うのか…今までも小説で言うところの「行間を読む」みたいな空気感というか、薄い靄のかかった中を進んでいくような感覚がありましたけど、今回はハッキリ濃い霧の中を進むイメージですかね。正しく前に進むためには、少しの情報も見逃せないみたいな緊張感が(特に中城には)あったと思います。読者も絵や言葉が表すヒントを拾いながら読み進めていく作業を自然にしていた気がします。
そして少しずつ明るみになる二人の過去と現在…タイミングといい出し方といい素晴らしかったと思います。そして未来はどうなるのか。絵や言葉から「そこに至るまでの理由も状況も分かります」けど、それまでの木内の状態を見ていたから「頑張ったんだな」と、良い意味で意外でした。
突発的な同居から始まった二人が、空気のように自然に寄り添う姿に心を打たれました。
なぜ今まだ読んでなかったのか
ネタバレ
2024年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ こんなに素敵な作品を、なぜ今まだ見落としていたのか…
作者さんの心の奥行きと、繊細な描写が伝わって、何度読んでも心がズキズキと痛みます。
最初、あらすじと試し読みで【ひょんなことから同居する2人】の設定にまたこのパターンね、いつものやつかぁと思ってた自分をぶん殴りたい。
全てのページが好きですが、特に下巻の木内さんのこれまでがどんどん明確になるところと、本音の告白をしたところが涙なしでは読めません。
その後ナカジョーくんが「じゃあ生まれ変わったら俺の子供になって」というところで、あぁ木内さんの心の1番奥の、やわらかいところにあった気持ちがここで肯定されて、救われたんだなぁと思いました。死んじゃいたくても、いいんだ、と。
何度も何度も繰り返し読みたいと思います。
つい己の人生も省みてしまう作品
2024年5月12日
この作品の良さは語るに及ばずというか、あまりにも人間というものを丁寧に優しく描いてくださった作品なので下手にレビューをするのもためらわれるような感じがあります。日頃ラブコメやTHEフィクションなBLばかりを好んで読んでいるタイプなので、たまにこういうじんわりとした“日々の暮らし”“人生”みたいな作品を読むと己の人生と向き合う気持ちになって上手く語ることができなくなって、言葉に詰まります(いつも上手く語れてはないですが、さらに……)

木内さんと中城くんが人と人として惹かれあって、二人でいることが楽しくて、救われるような気持ちになって、離れたとしてもやっぱりこの人がいいなと思う。そういう、病めるときも健やかなるときも二人でいれば大丈夫と思える相手に出会えるのは間違いなく幸いなんですよね。私もそうなりたい、と憧れてしまいます。描き下ろしは特にそれを示してくれてありがたかったです。
はぁー、私も幸せになりたいね〜……。
難しい感情
2023年1月21日
表面上では陽なタイプの木内さん。人当たりもよく穏やかで素敵な方だけど、抱えてるものは凄まじいなと思いました。繊細すぎたのかな。良くも悪くも評価って怖いですね。中城くんは一見フツー、穏やかな感じ。ゲイであるために親とギスギスした関係性。そんな2人が恋愛?関係になっていくというBLなのですが、同性愛というより人間×人間、この人が好きというとても純粋で重たい感じがするお話でした。お互い自分の気持ちに気づいているようで気づかないようにしてるというか、このぐらいがちょうどいいという付き合い方というか。描き下ろしでやっと伝え合えたのかなと感じました。とても繊細で鋭く重い内容だと思うのですが、さらっと描かれているのがすごいなと思いました。普段こういった重い内容は得意ではないのですが、こちらの作品はとても刺さりました。2人の穏やかな生活をのぞいていたいと思う作品です。
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大人になった今だからこそ刺さる
2022年7月9日
レビューやSNS等で高評価だったこの作品、1巻がお値下げを機に購入してみました。絵柄が優しい雰囲気と同じように、BLというジャンルではなくただただ染みるお話でした。何となく接点があり距離が近付いて、情熱や勢いはなくともお互い相手の優しさを感じて傍にいるのが当たり前になる。いないと寂しいと思う。恋ってそんなことから始まるんですよね。blとか男同士とか関係なく、その人がいるだけで息をするのが楽になるそんな存在って大切だと思わせてくれる。ふたりがそれぞれ抱えているものがふたりでいることによって軽くなったらいいなと思いました。自分の足元がいつも暗い気がして、先が見えなくてふとした瞬間瞬間にいま消えたら楽になれるのになって考えたりする時がある、そんな時に過剰な励ましや慰めは必要なくてただただそばにいてくれるだけで少し呼吸が楽になれるそんな人が人生には必要なんです。ジェットコースターのような恋愛も好きですが、この作品のようにじわじわと優しく染み渡るのもいいですね。温かさを感じる。大人になった今だからこそ刺さる作品かなと思います。一読してレビューを書きましたが、読み直してみて☆5に改訂です。
じんわり泣けた
ネタバレ
2022年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙がすごく印象的で、ずっと気になっていて、でも、表紙とタイトルから中身が見えてこなくて、好みじゃなかったらやだな、なんて思ってましたが、全然!めちゃくちゃ好きなやつでした。

キャラクターがとても良いです。優しい。
2人とも色々と苦悩しているんだけど、他人を責めたりしていなくて、どこか自分を責めてるというか…。
それに、お互い隠さない!とりあえず聞かれたら何でも話す。よく話す。関係が進んでいっても変わらずに。会話がいいです。お互いを救っているな、と思いました。
時より背景が薄いのは、木内さんの見えてる風景なのかな?(絵津鼓先生初読みです。)
何も知らなかった2人が、なんでも知っている大切な関係になるまでを丁寧に描いていて、じんわり泣けました。
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泣けるし温かい
ネタバレ
2022年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重いテーマではありますが登場人物のお陰でそこまで暗くならずに読めるのですが、鬱傾向のある人は引っ張られてしまう感覚があるかもしれません。なぜならその描写がとてつもなく理解できるというか、まさにそういう感じなので、ああ本当にこうだなと思うシーンが何度かあるからです。ある程度客観的に自分を捉えられる時期なら読んで大丈夫だと思います。
以下感情的な感想です。
すべては最後に木内さんが中城くんを抱きしめながら言った言葉に込められていたと思いました。木内さんがゆるやかに救われていく姿に泣きながら読みました。ふたりともが愛おしい。さまざまなものにとらわれない愛の物語だった。
木内さんが最初に中城くんが良いと言ったのは、中城くんが自分の本当のことを知らなかったからだというのもあるとは思うけど、中城くんと出会って人となりを知る中でこの人ならという感覚もあったんじゃないかと思う。だって鬱なら自分を傷つけるかもしれない人には近付けないから。
救われてくれたのなら本当によかった。本当によかった。読めてよかった。この本に出会えたよかった。また何度も読み返す素晴らしい作品に出会えてよかった。生み出してくれてありがとうございます。
明日から前向きになれる。
2022年6月6日
うまく言葉にできません。とにかく読んで良かったと思ってます。この作品だけ何回もレビュー編集してます。私の友人の話なんだけど、て言えるくらい会話とか日常とかリアルでした。その分、心にグサグサと刺さって残ってます。でも、嫌なものじゃなくて、読んだ後は明日から頑張ろうって前向きになれます。何回も読み返すほど大好きです。なんてことない日常の素晴らしさを改めて感じる。
とある2人の日常のお話なのに、どの作品よりも心に刺さって残ってます。印象に残った場面や会話がいつでも思い出せます。絵津鼓先生のお話はいつもそう、するっと心に入ってきて抉られて癒される。凄すぎる!
描き下ろしがあって良かった!!!読んでほっこりしました。ふたりが幸せそうで、それだけで幸せです。
ずっと苗字呼びなのもなんかすごく素敵。
長々と語ってしまった。
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大人にこそ沁みる話。
2022年6月7日
ずっと読みたかった作品。やっと読めました。何と言うか言葉が出て来ませんね、色々辛い経験をしてきた大人の人にこそ分かるお話なんではないでしょうか。現実は上手く行かないことばかりだし、辛い時期は必ず訪れますよね。そんな心が弱っている木内と中城くん2人が出会って幸せになるお話を届けて下さってありがとうございます。社会との関わり方、心の繋がり、体温の温かさ、1人では乗り越えられない壁。それぞれ抱える辛さを2人で埋め合う事でゆっくり進んで行ける、誰もが経験した事がある様な(するかも知れない)お話でした。ジャンルはBLですがこの作品を読むと性別とか何だったんだろうと思えますよ。自分の大切な人を大事にしようと改めて思いました。
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繊細で真摯でやさしい人間が描いた空気感
2022年4月28日
画、ストーリー展開、台詞回し、人物設定、全てにおいて過不足矛盾なくクオリティのとても高い作品だと思います。
表情や、展開のシーンでのちょっとした切り取り方にも作者の真摯な作り込みを感じます。ゆえに、何度も読み返したくなる。

2人が近づいていく心理展開の絶妙さもとても良いんですが、特に木内さんの病気の心情描写にものすごくリアリティがある。なったことのある人ならものすごく共感できるし、また逆に、なっていない中條くんの、寄り添いかたにも実際学ぶとこが多い。私はなったことがある側なのですが。
中々こんなうまいこと描くのは至難の業だと感じる。
経験しているから描けるのだとしたら素晴らしい。

その辺によくあるどれも似たようなBLとは一線を画している。苑生さんの『被写界深度』が沁みた人はきっと好きな作品になると思う。この二作品は似てる感じあるけど、確実に作者と作品の別の個性がある。

男女の物語だったらこの作品は描けない、という「BLであるという必然性」を感じさせる作品でないと最近は全然心満たされなくなっているので、私はその点でもすごく良い。

繊細で真摯で優しい人が描いた空気感。
すばらしい作品に出会えて本当に良かった。
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人生そのものを丁寧に描かれた美しいBL
ネタバレ
2022年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ この物語は合う人合わない人、いるんでしょうね。でも木内と同じ感覚を少しでも持って生きている人には響く、と言うか理解して共感できる物語だと思います。共感する事ってなんだか癒されませんか?私は癒されました。私もただ帰宅してるだけなのに、なんで今自分は歩いてるのか歩かなきゃならないのかが分からなくなってその場に立ちすくんでしまうくらいには生きづらく生きてます。歩く意味すら分からなくなる、そんな人生。でも生きますよ、感謝しながら。
BLだけでない要素が含まれてる作品大好きです。2人はやることはやってるのに相手に依存しすぎなくて押し付けがましくもなくて、でもそっと見守るように寄り添い合う2人が本当大好きです。愛することと期待することは違うんだと改めて思いました。ゲイ×ノンケ、生きること・死ぬこと、ゲイと子ども、カムアウトした後の家族との関係、東京で生きるということ、やりたい事と仕事、自分次第で見え方が違ってくるいつもの風景。人生と同じように色々な事が描かれた作品、今を生きる私たちへの先生からのエールのように感じました。ありがとうございました。
余韻が…
2022年2月21日
作者さん大好きなのでハズレは無いとわかっていながらレビュー見てドキドキしてなかなか読めなかった作品。
いざ読んだら余韻がたまらなくて、もっかい最初から隅々まで拾いたくて
すぐに上下巻読み返しました。
人間の弱さ寂しさ暖かさ、たくさん詰まってますが
激動というより淡々と。。。それが余計に沁みました。。。
2人が出会えて本当によかった。
これからまた何度も読み返します!

作者さんの作品、過去作から絵柄もストーリーも服装とかも大好きで
今作のも、さり気ないオシャレさがマネしたくなっちゃうレベルでド好みでした!
神センス!!
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大人っぽい感じに
ネタバレ
2021年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵津鼓さんというと、
“男のコ”という感じのかわいいキャラが多かったですが、
絵柄が大人っぽくなったのにあわせて、キャラも大人っぽく。

それぞれの家庭環境や過去の出来事が、
今の性格や生き方に影響を与えていて、
その弱さの部分をお互いが救い合う感じの物語がよい作品でした。

これまでは明るく楽しい感じの展開の中で、
深いメッセージも発信してるようなストーリーがよくて
★5を複数の作品につけてましたが、
今回は、全体を通して落ち着いたトーンの中でのメッセージ発信。

全体トーンはこちらの大人っぽい方が好きですが、
訴えるメッセージは意外にも前作(JOYやSUPER NATURAL)の方が強い感じがします。

1巻172ページ。
2巻172ページ(描き下ろし8ページ、あとがき1ページ)。
生きてくってこういうことなのかも
2022年1月26日
作家買いです。絵柄が変わったんですね!前も好きでしたが、こちらも好きです!むしろこっちの方が好み!表紙がまた魅力的ですね〜タイトルもメロンの味?なんだろう?めちゃくちゃ興味惹かれましたね。

お人好しのナカジョーくんと、同棲していた彼女にフラれて追い出された木内さんが一緒に住む事になり…というストーリー。何でだろう?ふたりとも、すごく普通だけど魅力的。それぞれが抱えている事情があり、だけどそれを相手にぶつけたりしないし過度に踏み込むこともしない。当たり前ですけどその人の苦しみは、その人にしか分からないのですよね…二人はただ淡々と一緒に生活してるだけ…なのにすごく自然で、すごいグッとくるのは何故でしょう…BLはもちろんBLですが、あぁ生きてくってこういう事かもなぁって、どれだけしんどい事があっても食べるし寝るし嬉しい事も笑っちゃう事もあるし、それを誰かと分かち合えるってなんて幸せなんだろう…しみじみと人間ドラマを観た後のような読後感でした。
それにしても書き下ろしがあって良かった!本編はえっっこれで終わり!?と思ってしまったので…
絵津鼓先生の傑作。☆5以上つけたい
2022年1月1日
Super Naturalのオシャレかつ深いBLに触れて絵津鼓先生を全追いしてきましたが、ギア一つ違うように思えてしまうくらい、今作は傑作だなと感動して読み終えました。今年初読みにして良かった。このテーマを掘り下げて描いてくださった先生にも感謝したい。シリアスで、単純に恋愛とカテゴライズできない関わりを、心が痛くも優しく、色気をもって、洗練された表現力で描くのは絵津鼓先生ならでは。キャラのミニマルな綺麗さやオシャレ感が今作品ではいい意味で目立たず、書き込みやコマ数が増して世界観に厚みが出た分、少ないモノローグと相まって、余情で語る抑えた演出がさらに研ぎ澄まされたような。
先生の作品にはしばしば、絶望に裏打ちされたような明るさを持った危ういキャラクターが登場するのですが、今回の木内さんは更にそれが凝縮されていた。優しく感性が鋭く、人当たりがいいのに掴めないし届かない。大人しいナカジョー君の懐の深さ、忍耐強さ、優しさ、謙虚さ、純粋さが穏やかな光だった。たとえ完璧じゃなくたって、自分もこうありたいと思える魅力的な人。潔い本編のラストも良かったし、描き下ろしもあって良かった。全てが解決された訳ではないかもしれないけれど、そのリアルさも残しつつ、この二人の人生にとってはこれが唯一の解だろうとという答え。拍手を送りたい。絵津鼓先生には、これからも心身ともに労りつつ、魅力的な作品を届けていただけたら嬉しいです。
じわぁ~っと余韻が残る作品
ネタバレ
2022年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いですが、さすがハズレなしです。
この作者様は感情描写がとても上手なので、細かい説明やセリフを入れなくても、その先の言葉や感情が実に見事に伝わってきます。
特にこの作品では、全く恋愛感情のない二人の同居から始まり、大きなトラブルはないものの、互いに触れてはいけない部分を感じつつ静かに進んでいきます。大きな変化は電車のシーンかな?このシーンは胸がギュ~ゥとなって切なくなります。
木内が抱えている秘密は何なんだろうと、あれこれ想像しながら読んでいくわけですが、読み終わって木内さんが死んじゃうような病気とかではなくて、本当に良かったと思いホッとしました。
木内と中城君の関係性は、激しく求め会う恋人同士とはちょっと違うものですが、二人が巡りあえて本当に良かった。幸せになって欲しい。
あとがきにて、作者様も何が病を患っていたのだと知りました。私は作者様のSUPER NATURALを読んでBLの世界観が変わりました。私にとってはとても貴重な作者様。どうぞ穏やかにお過ごしくださいませ。
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静かにいくものは、遠くまでいく
2021年10月12日
穏やかでほのぼのとリズムよく進んでいく会話。絵柄は随分変わったけれど、この作品にはこの絵がとても合っている。

転がり込んできて同居が始まる2人。案外楽しくやっているのに、ふとした拍子に影がさす。お互い、なにか抱えている。その事に気づいた2人が、少しずつ歩みよって、特別なことをする訳じゃなく、ただ普通にそこに居続ける。そのありがたさ。
今、辛い人にこそ響くのじゃないかな。

家具や調度品も丁寧に描かれていて、それも絵津鼓先生がじっと見つめていた時間があったからこそなのかと。日常の大切さ。巻末の先生の言葉まで是非読んでいただきたい。

これは、先生にしか描けない名作。
大丈夫、生み出してるよ。
こちらの絵柄も好きです
ネタバレ
2021年12月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作家さんの作品。絵柄を変えたそうで、前の絵も好きだったけど、こちらの絵も好き。何より表紙がいいな、オシャレ。

同棲していた彼女と別れたばかりの木内(きうち)×彼氏と別れそうな中城(なかじょう)。
新しい家が見つかるまで、木内が中城の家に同居することに。

二人の日常が何だかんだ楽しそうで、本人たちも愛おしく思っている、かけがえのない日々。ずっとこんな楽しい毎日が続けば良いのに。
中城が、木内は優しかったと言うシーンがあるが、どっちも優しいよー?
ちょっと重いテーマかもしれないけど、優しくて少し寂しくて哀しい、でも素敵な良いお話だった。
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一緒に生きて
ネタバレ
2021年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人と人の生活の空気、息づかいが生々しい質感を持って感じられる作品でした。
ヒューマンドラマ的な側面があり、濃厚なベッドシーンなどがあると言うわけではないのですが、手を繋ぐ、キスをする、触れ合う、抱きしめ合う、ひとつひとつのシーンに愛情と優しさが感じられて、リアルな胸の高鳴りを感じさせてくれました。
作者様のコメントに家具や植物の描き方を大切にしたという趣旨のものがありましたが、そのお言葉通りこの2人の関係性の進み方が場の空気と一緒に伝わってくることで、胸に込み上げるものがありそれぞれのシーンにのみこまれていくような感覚がありました。
辛い悲しい死んでしまいたいと意味もなく感じる時にそれを掬い上げることは誰にもできないと思っています。(自分次第な部分も大きく、それを自分でどうにかする気力も方法もわからないので)だからこそ、プラスの何かをもたらしてくれることより、マイナスを与えずそのままの自分に寄り添ってくれることが何より癒やされるという感覚にとてもとても共感しました。
中城くんと木内くんがちゃんと出会えてよかったと思います。
考えさせられるストーリー
ネタバレ
2021年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ さすがとしか言いようがないストーリー。絵柄も変わったという事で読むのを楽しみにしてました。前の絵も柔らかさがあってもちろん好きでしたが、こちらも大好きです!
何か色々考えさせられるお話で苦しい悲しい切ないなどの感情って人それぞれなんだよな…と改めて思わせてくれました。木内さんの明るい笑顔の奥に秘めた想いが切ない。ナカジョーくんと出会えた事が唯一の救い。お互いが欠けてはならない存在になってくれて良かった。
この2人なら大丈夫。ナカジョーくんの優しい雰囲気に安心感があります。タイトルもすごく読んだ後に見るとしっくりきましたね。ホント読んで良かった。
タイトルの深さ
2021年10月19日
読み始めた時から、木内くんの咳が不安で不安で…ずっと不安なまま読み進めました。
どちらかが陽の時は、どちらかが陰。ギリギリの関係での同居。胸が締め付けられるような感じと、温かさが入り交じった感情になりました。
2人の関係に名前などいらない、と思っていたのですが、描き下ろしが素敵です!!
タイトルは、読者によって色々な解釈があり、とても深いです。
ストーリー、描写(特にセリフのないシーン)が本当に素晴らしく、このストーリーは、本人かまたは身近な方が経験してなきゃ描けないよなぁ…と思い、あとがきを読んで納得しました。絵津鼓先生、ありがとうございます!!
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喪失と癒しの物語
2021年10月12日
今までもこの作者さんのお話は好きで読んでいましたが、絵柄が変わったのも相待って、過去作とは一線を画する作品かなと思います。最初は軽いテンポで始まるので、よくあるゲイとノンケの同居物(なんやかやあってラブラブになるやつ)なのかなーと思ったのですが、物語が進むにつれて、これは喪失の話なのだと分かります。失ったものを埋める何かを持たない二人が、そうと知らず出逢い、少しずつ心を寄せて行く…そんな過程が丁寧に描かれています。セリフと共に細かく描き込まれた背景や小物、脇の人々が、彼らのキャラや生活を物語っています(ベッドサイドのラグとその上のバブーシュとか凄く好き!)。特に木内さんの心情については、彼の佇まいや彼から見える風景で、何も語らずとも伝わってきます。元々絵の上手い方ですが、さらに素晴らしくなりました。辛いテーマではありますが、最後は一歩進んだ二人の姿があります。上下巻ですが、ボリュームを感じずに一気に読み進めてしまう、重いだけでなく良い意味での抜け感もある作品。あまりBL読んだこと無い方にも是非読んで欲しい作品です。
読むべき名作品です(^_^)
2022年11月12日
心の物語です。
『人に寄り添う』とは、どんな感じなのか。
漠然としていて分かりにくいのですが、この本を読むと、寄り添うってこういうことなのかなって思います。
たくさんの人に読んでほしいです。
優しい物語です(^_^)
面白かったです
2026年4月26日
絵が変わって初の単行本とのことですが、前の可愛い感じのも好きだったけれど、よりシャープになって魅力が増していました。ストーリーの方もすごく良かった。淡々とした何気ない言葉のやりとりなのに、永遠に読んでいられそうな中毒性があります。
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偽物の味
2024年10月12日
同居する過程が力技に感じたが、抑制の効いた演出は秀逸
傷ついた二人は互いを癒し、読者も癒す。

言い方は悪いが偽物の味、思い浮かぶのは松茸かな、物心ついた頃にはあった(‘64発売)

BLで「松茸の味」はアウトでしょうねぇ ゲッヘッヘ
今の自分と重なるものがある
2021年10月12日
泣きすぎて目が腫れました。笑 なんとなく心が虚しく、毎日何かが足りず、決して不幸ではないのに幸せではない日々を過ごしている人って現代社会で自分だけではないと思うのですが、登場人物の話す言葉によってそのきもちを言語化してくれる。そんな作品です。とにかくめちゃめちゃ泣きました。
番外編あり
ネタバレ
2023年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無理に向き合わないし、無理やり解決もしないスタイル。そういう作品があってもいいよな、と感じる作品。自分のしんどい部分を見せられる相手と、この先ゆっくりと寄り添っていくであろうラストで、見てる方もちょっと救われる。
商業番外同人誌集の4に本編最終話と描き下ろしの間のエピソードあり。
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大好き。
ネタバレ
2021年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 穏やかで、優しくて、でも切ない、そんな雰囲気が自分好みで大好きな作品です。
木内さんが打ち明ける所は何度読んでも泣けてしまいます。
ハッピーエンド?だったので良かったです。
穏やかな優しさで溢れていると思いました。
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いいお話しでした
2024年2月10日
とても繊細な部分に触れるようなお話しでしたが、
どうにもならない時期に、側にいてくれる人がいる事って本当に大きな支えだと思い返せてよかったです。
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なんとも、絶妙にふわっと…
ネタバレ
2023年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ しっかり自分を持っているけど、ちょっと不器用な中城くんと、謎の優しいイケメン木内さん。
ちょっとずす詰めらて行く距離感。
明かされて行く木内さんの過去と現在の背景。
どこかミステリアスででも優しい空気が漂う世界観。
最後があっと言う間に数年後にひとっ飛びしてしまって、そこらへんをもっと深掘りして読みたかった。
絶妙に、心にのこるふわっと感がたまらない?
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あったかくて柔らかい
2023年2月21日
久々に読み返したのですが、暖かくて柔らかくて心の隙間を埋めてくれる素敵な作品でした。こんな作品を届けてくれてありがとうございます。
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素敵
2022年7月6日
絵柄が変わってからの最初の作品!変わる前からすごく好きな作者様ですが、こちらの作品もお気に入りになりました♡すっごくリアルで、とにかく雰囲気がエモいです。
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絵が好きです。
2022年6月29日
ゆっくりと知り合っていく感じがいいです。ヒューマンドラマ。絵が綺麗。アートで文学的な匂いが漂う作品だと思います。
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意外な深み
2022年2月15日
軽いノリで始まりますが、2人の背後には、それぞれの重荷があります。
ただ、ラブラブハッピーなストーリーではなく、どうにもならない状況を受け入れて、そして、生きていく姿に共感が持てます。
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泣きました〜!
2022年1月28日
めちゃくちゃ良い作品です!何度読んでも泣けます!2人の関係や空気感が大好きです。いつか2人の続きの物語が見たいです!
静寂の中で魂が触れ合っていく
2022年1月23日
生きていく事は時にとても難しくて…でもそんな時、慰めや励ましではなくて、ただ黙ってそこにいてくれる…。2人の魂が寄り添い、触れ合っていく流れが胸に迫りました。さすが絵津鼓先生ですね。何度も読み返させて頂きます。
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作者様買い
2021年12月31日
ラストフライデイやSUPER NATURALが大好きでこの作品も購入しました。今回はちょっと違う雰囲気でしたがやっぱり好きだなと思いました。2人のだんだん近づいていく気持ちが丁寧だしなんだか泣けたしすごく良かったです。
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大なり小なり誰もが持つ感情
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋人や親とうまくいかない、生きづらさを感じる……程度の差こそあれ、誰もが一度は感じたことのある感情なのではないでしょうか。無理をしたわけもぶつかり合ったわけでもなく、二人が自然に寄り添うことで互いが癒されていく。ジグソーパズルのピースが自然とはまりこんでいくような。そんな相手と出会えるなんてうらやましいです。
秀逸
2021年10月24日
バーの客と店員として出会い、同居を始める二人。そこからはかなりドラマを見るように日常が繰り広げられる。淡々としていて、でもセリフは染み込む。うつ病の描写がかなりそれっぽくて、途中は切ない。ストーリー性重視の方にオススメです。最後に、互いを認め合う、互いが必要だと理解する、そんなお話でした。
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とても良かった…
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 独特な空気感が堪りません。最後木内さんが自分の一番辛い部分を曝け出して抱き合う場面は涙が出ました。一つの映画を観てるようでした。
やっぱり良い!
2021年10月8日
作者さん買いです。絵津鼓先生の作品は何度も読み返さずにはいられないものばかりですが、今回の作品もです。心に残るシーンが多かったなー。
そして絵津鼓先生の描く男性の横顔口元が大好き!
わけありの二人
2024年5月11日
静かに過ぎていく雰囲気のストーリーでした。チャラそうなのにそうでも無かったり 何か理由が有りそうだけど中々わからなかったり 先が知りたくなって一気読みしました。最後の章では 多分海外に移住して里親になっているのかな?キューカンバーはアメリカのフレグランスが有名でしたっけ?
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元気にしてるかな
ネタバレ
2022年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ これを読んで、木内さんのように早く自身の幕引きをしたいと言っていた友人を思い出した。暗い話なので苦手な人は読まないで欲しいが、私は父親が病気で亡くなって、目の前で命が散る瞬間を見届けました。父親が亡くなった後、多くの方が悲しんでくれたのも見届けました。私はしばらく何もしたくなくなって、3ヶ月くらい布団の上で過ごしていました。でも生きなきゃならないから、また働かなきゃと動けたからよかった。私には幼児の頃から付き合いがある友人が居た。友人は家庭環境故に理想のために努力を惜しまずプライドが高い。しかし歳の節目が近づくにつれ最期への願望を口にする機会が増えた。あまりに見過ごせないレベルだったので病院を勧めもしたし頻繁に連絡もした。段々友人との距離が遠くなり、連絡しない方がいいんだろうと、こちらから身を引きました。SOSが出てるのに、普通に生活し、いつも通りな友人がいつか突然消えてしまわないか心配しているのに、友人は私を拒絶したのだと感じるようになり、私は怖くなったのです。本音がわからなくなったから。この本を見て、鬱病を患っている木内さんが「ナカジョウくんは何も言わずに隣にいてくれるから、ナカジョウくんが良い」と言ったシーンで私は、苦しみを吐き出している友人に何も言わずに寄り添うだけでよかったんだな、と申し訳ない気持ちになった。私は父が亡くなった時の自分の気持ちも、子に先立たれた時の祖父母の憔悴具合も、命のリミットに絶望しても生きたいともがいていた父の姿も、残された家族の気持ちも全部知っているので…あの時の私は友人に寄り添わず、ただ自分の保身為に連絡していたのかもしれないと確信してしまった。友人はSNSでは表面上は変わらずパワフルだし、今どう思っているかわからない。ふと連絡をしようとしても、もう前のようには戻れないし傷付けたくないから、連絡できない。でも、木内さんとナカジョウくんは一度離れて、また住んで、家族になった。長い時間をかけて二人が、二人だけの特別な距離感が病を融解してくれるのだろうか。木内さんとナカジョウさんの二人の長い旅がずっと続いてって欲しい。二人が別つときがきても、次も家族であって欲しい。私には出来なかった世界を見せてくれてありがとう。書き下ろしは、勝手に救われた気持ちになった。作者さんも生きてこの漫画を描いてくれてありがとう。そして友人…いつまでもお元気で。
メロンが喉に引っかかる
ネタバレ
2022年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の色味が独特で深みと温もりが有りますね。全く2人が触れ合わない、どこを見ているか分からない。まるで心の距離を表してる様です。

入り口冒頭はとても入りやすく、クラブハウスでバイトをしている中条君(ゲイ)の所に常連客の木内(ノンケ?)から無理やり同居を迫られ、なし崩し的始まるストーリーです。
一見すると軽いノリと有り得ないシチュエーション。これはファンタジーだと認識します。
違うんですよね。リアルです。苦しいです。
もしご自身で鬱を患ったり、家族や身近に居る方には辛い話かもしれません。
10年前に作った曲から生み出せない木内君。
一人では眠れない。
外の景色が歪む。
私は消費側なので完全には理解出来ませんが、やはり音楽に限らず芸術的な商品を作り出す側の苦労や挫折は相当なんでしょうね…。絵津鼓先生の叫びが内包されて居るような気がしました。

字が綺麗で丁寧にノートに食品表示を写す。木内君、すごく真面目なんですね。努力が見えるからこそ、夢は「曲を諦めること」が何とも心に残りました。
恐かったです。この子はいつか自分から消えてしまうんじゃないかと。
元看護士の元彼女も救おうとしたんです。
「一緒に治る様に協力する」「薬を飲めば良くなる」「薬を飲めば良くなるのに、治す気あるの?」何が正解かは分かりませんが…彼にはダメでしたね。
でも元彼女の気持ちも理解出来ます。
私はアナタの為にこんなに努力しているのに、どうしてアナタは応えないの?という自己満足ですが。

中条くんも彼なりに悩みが有り踠いてますが
ただ甘える、甘えさせるだけでなく、自立します。

2人の会話や間、空白の多いコマ、彼らの表情によって終始本質を捉えるような絶妙にすり抜ける様な何とも伝え難いのですが、すり抜けた先の最後の本心を出した台詞でグワッと感情が揺れてしまい、喉が締まりそうで苦しかったです。
泣くを突き抜けた感情は苦しいのだと感じました。

一緒に治そうとする愛も有ります。だけど
ただ側に寄り添う見守る愛もある。
本当に2人が出会えて良かった。

絵津鼓先生のあとがきに先生も当事者だったかの様な書き込みが有りましたが納得です。
だからこそ深く心に響くのでしょうね。
購入して中々読めなかったのですが、見計らったかのタイミングで読む事が出来たのも天啓な気がします。
因みにメロンの食後、喉のイガイガはアレルギーです((涙)
考えさせられる…でも読後感良し
ネタバレ
2021年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 音楽の才能の限界を受け入れることが病気の回復につながると気づいているのに、それができなくて苦しんでいる木内さん。元の元気な自分に戻りたいと誰よりも焦っていたはずで、家族や親しい人達の励ましや気遣いを負担に感じる気持ちが分かるような気がします。家族でも友達でもなく自分の病気のことを知らない中城さんとの同居は、適度な距離感があって気分的に楽だったとは思うのですが、ポップコーンを食べながらテレビを見てくつろいでいる様子や会話のやり取りを見ていると、2人共お互いの存在が一緒に居て居心地が良い相手(相性が良い?)だったのかなと感じました。とても印象に残ったのは、一緒に暮らす中でそれぞれ自分の心の中に抱えているものの辛さを吐露する場面で、話を聞いていた方が相手を抱きしめる姿でした。何か言葉で伝えるよりもむしろ人の温もりの方が相手を思う優しい気持ちが伝わって、気持ちが落ち着く安らぐということがあるのかも。ただ、木内さんの場合は余計なものをくっつけるので(キス付き)、中城さんの気持ちは違う意味で落ち着かなかったかもしれませんが…。大人っぽく変わった絵柄が、この作品の雰囲気にとても合っていると思いました。作者様、お身体を大切になさってくださいませm(_ _)m
心ごと抱きしめ合うような
ネタバレ
2021年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューの高さと独特の表紙に惹かれて、初めて読む作者様。
読み終えて、心のずっと奥の方がじわじわする、そんなお話でした。

木内さんがナカジョーさんのところに転がり込んで来て、同居生活が始まる…んだけど、木内さんの危うさが漏れてきて、何故かがわかるまで読んでてずっとソワソワして落ち着かなかった。
身近にいるのでわかりますが、「何も言わずそばにいる」って簡単そうで難しい。生き辛さを抱えた彼らにとっては、お互いがお互いにとってそういうふうに癒される場所だったんでしょう。それは本当にキセキみたいな出会いで。恋愛感情だけではそうはいかなくて。
「抱き合うと境界線がぼやけて一つになったような感覚になる」というモノローグがとても印象的でした。
なので、BL(BがLする)というよりも、一人の人と人とが心を抱きしめ合うような作品だと思います。
セリフや説明も多くなく、描写のみの、なんとも言えない空気感、描き切らない感が余計に心情に問いかけます。他の作品も読んでみたくなりました。
作者さん買い!
2021年10月26日
はぁ~(о´∀`о)良かった~。JOYを読んでいました。シンプルで可愛らしい絵だけど、ぐっと引き込まれる内容に見た目じゃないのね(笑)と思わされた作者さんでした。今作品、良いですね!タッチの変わった絵、良いですぅ~!中城くんの家の外にいた親子…というかお母さん。私は家族を怒鳴ってる立場の親ですけど、ほとんどの事は怒鳴る必要はないです。家族に見せる顔とお外での顔とが違うのもわかってますしね。そういう人やだなぁと思いつつも、ママを怒鳴らせるな!とか家族のせいにしたり(笑)年齢を重ねても自分に折り合いつけられず、身心のバランスがおかしくなることもあります。そう余裕がないんです。だから人肌を感じたいというのは、中城くんや木内くんだけじゃないのよねって中城ママと怒鳴ってる母をぬるい目で見ちゃいました(笑)よって、ラブい書物を探すのです(笑)
引き摺るから元気な時に読んでね。
ネタバレ
2024年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木内さんがすごく辛いものを抱えているのはわかって読んでいましたが、最後にベッドで本音を言った時に、1巻から見てきた木内さんの辛さ全てがトバッッと私の心に流れ込んできて苦しくなりました。
えげつないプレッシャーがあって孤独だったんだよね…。想像するだけで本当にしんどい。
私は物語に入り込んで読むタイプなのでかなりキツかったんだけど、なぜこんなに私も一緒に苦しくなったか、それはとてもリアルな流れ、雰囲気、言葉だったからなのかな。気持ちが木内さんとリンクしそうになりましたもん。
とても良い終わり方をしますが…まぁ正直に言うと、元気な時に読んだのにキツくなったので、読み返すことはもうないかな。笑
漫画として評価するならきっと満点です。
何度も何度も読み返しています。。
ネタバレ
2024年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ こういう静かで淡々としたBLもあるんですね。ところどころ分からないところがあるので、好きなBL作品を微に入り細に入り解釈して考察している読み手さんがたまにいらっしゃいますが、この作品もどなたか考察してくれませんか。検索しても出てこなくて....。個人的に気になるのが、木内さんの方が先に中城くんのことを好きになったのでは、と思っているのですが、人としてLIKEだった気持ちがLOVEになったのはいつなのでしょう。この二人ってBLによくある情熱的に告白....のような場面がなくて、お互いに一緒にいるのが心地いい、じゃあ一緒にいよう、というそっと寄り添う関係なので、そこが素敵なんですけど、ねえねえこのときどう思ってたの?と問いただしたい読者心....。木内さん、分散させなきゃ、って涙して女の子の部屋に行ったときは中城くんを好きになりかけていて怖くなったの?そのわりに体の関係を持ったとき平常心だったようだけど。。旅館で中城くんのこと「好きなトコしかないよ」って言ったのは告白?中城くんが戸惑っているのを見て、おフロ入ろって話を逸らしたの?と思ってまた読み返したのですが、木内さんがひょうひょうとしすぎていてまったく分からず....。最後の夜の「俺は中城くんがいい」が告白なのかな。でもそのあとの言葉が重くて結構ふっとんでしまった。あそこでなぜバシッとくっつかなかったのー!?二人とも大人なんだなぁ....。ハッピーエンドで何よりです。
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たくさんの人にささるテーマ
2023年4月17日
この作品は、作者さんに感謝の思いしかありません。たくさんの共感できる描写ばかりで、心にグッときます。
世知辛いこの世の中に染み入るストーリー
2023年1月5日
作者買い。絵柄が変わってる…個人的には前の方が好きだけど。今作には合ってるのかなぁ。ん…じわぁっーと来る。ほんとに静かにじわりと。ラスト辺りは自然と涙腺が緩んだ。木内の言葉が刺さり過ぎた。励ましは悪い事ではない。前向きで人を応援するポジティブなもの。それが時として人を追い詰める事もある。ただ何も言わず。ただ側にいる。いてくれる。ただ日常を過ごす。ただそれだけで救われる。2人がそれぞれの抱えているものに。それぞれが優しく寄り添おうとする。誰かしら何かを抱えている。そんな心情に静かに刺さる物語。
作者さん買いです!
ネタバレ
2021年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二人の関係が綺麗で切なくて、でもなんだか幸せで胸がきゅーっとなりました!何度も見返したくなる作品です!ありがとうございました!
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今じゃなかった
ネタバレ
2022年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鬱で体調不良になりやすい私は木内くんには感情移入せざるえず、引っ張られてしまいました。ここ数日で体調がよくなってできることも増えだしたタイミングで読むべきものではなかったです。レビューに私情を持ち込んでごめんなさい。またタイミングを見計らって読み直したいです。
終わり方が良かった
2024年6月14日
最初は軽いお話かなぁと思っていましたが、なかなか重い内容でした。でも2巻まで読むととても穏やかな終わり方で良かったです。
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表紙から敬遠してましたが
ネタバレ
2024年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとなく表紙の暗さから読まず嫌いでしたが、同じ作者のsuper…にハマったのでこちらも読んでみました。
結果、やっぱり暗い部分あり。
木内さんは、甘えというか依存性が強いのか、何も考えてないのか、逆にナイーブなのか、どこか感情が欠落しているようなつかみどころの無いキャラでしたが、下巻後半のベッドでの一言に納得&タイトル回収。
結果的にハッピーエンドではあるのですが、なんとなく暗いというか怖いというか、表面的な幸せの裏側の不安感みたいなものが残ります。私だけかな?
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作家名: 絵津鼓
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / ihr HertZ