ネタバレ・感想ありメロンの味のレビュー

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大好きすぎる
ネタバレ
2021年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵津鼓先生のストーリーは全部が素敵で、この「メロンの味」も主人公2人の人となりが生きてくる本だと思う。抉るところは抉り、そのあとしっかり優しく埋めていく関係は嫌いじゃないです。私の安っぽい言葉じゃ足りないくらいに素敵です。
表紙のセンス
2021年12月2日
緑色の表紙に目を惹かれました。JOYとかもそうですが、広告のポスターみたいで毎回お洒落すぎます。精神疾患の話を含んでいて他の作品に比べるとやや重い雰囲気でしたが、そんなこと現実じゃ絶対に起きないよなーという設定のBLではなく、流れが自然でリアルで繊細なお話でした。最後は外国の描写だったのかな?穏やかで幸せそうな2人が見られて良かったです😊
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素敵なふたり
2021年12月1日
作者様買いしています。
絵津鼓先生の作品、大好きです。
相手を受け入れて尊重し、ただ傍に寄り添うってなかなかできるものではなくて、とても難しい。
そこをふまえながら、ふたりの距離感が徐々に近づいてお互いがかけがえのない存在になるって素敵。
ゆっくりじわじわ優しい気持ちになれる作品だと思います。
最高です
2021年12月1日
最初は漫画的な展開なのにそこからの時間の流れがすごく穏やかに繊細にすすみます
二人の関係が徐々に深まっていくのが心地よかったです
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1番好き
2021年12月1日
作者買いだったんです。
絵柄が変わったということで「どうかなぁ?」としばらく置いておいたのですが、めちゃくちゃ好きなストーリーでした。
じんわりとだけど、確実にクルものがありました。
深入りしないちょうどいい関係が段々変わっていくの、良かったです。
足りないものを補いあってるわけじゃないけど、確実にお互いがお互いの隙間を埋めて関係にとても萌えました。
萌えるかといわれると…
2021年12月1日
そうでもありません。が、深い。元々好きな作者さまですがいつもの(というか従来の)ほのぼのしたテイストではありません。今までの作品では匂う程度だった闇をはっきりと孕んでいます。でも淡々としていて、そこが味わい深い。曖昧にぼかしつつ、お互いが足りないところを満たし合うエンディングにじーんとしました。萌はビジュアルで補給。
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作者買い
2021年12月1日
絵津鼓先生は作者買いさせていただいてます。買って間違いなし。なんと言っても作画が素晴らしい。登場人物もみんなかっこよくて、可愛くて、家具や服も素敵で何度も読み返してしまいます。絵津鼓先生のお話は、どの人物も何だかとってもリアルで本当にいる人達の物語を覗き見してるような、誰かの人生を切り取ったお話に感じます。今回のお話もとても心が暖かくなりました。
なんだか泣ける
2021年11月29日
すっごく悲し訳でも無いけど、なんだかちょと胸が苦しくなる感じでした。初めから引かれあった訳では無いけど、日常の生活の中で居る事が当たり前で、楽で知らないうちに大切な人になっていく2人がラスト良かった!
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現実味がある
ネタバレ
2021年11月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心と向き合っている作品だなと思いました。途中このまま木内さんが死んでしまうのではと思いました、、、、
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絵津鼓さんの作品の中で1番!
2021年11月18日
絵柄とか、人物の性格とか結構今までの作品と違う気がします。今までは読んでも普通だったというか、単に楽しんで終わっていたのですが、この作品は何度も読み返しています。単純にとても好きです。人物の描き方や間の取り方など素晴らしかったです。え?こんな急に好きな感じに変わるなんてビックリ!という嬉しい驚きです。
大好き。
ネタバレ
2021年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 穏やかで、優しくて、でも切ない、そんな雰囲気が自分好みで大好きな作品です。
木内さんが打ち明ける所は何度読んでも泣けてしまいます。
ハッピーエンド?だったので良かったです。
穏やかな優しさで溢れていると思いました。
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人柄が良い
ネタバレ
2021年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ キャラクターがそれぞれ良い。既に頑張ってる人に頑張れって言わない。相手に期待し過ぎない。自分の考えを平均だとは思い込まない。ただ一緒にいて楽だと思ってくれたら嬉しい。その先に2人が選んだ結婚。とてもしっくり来ました。
キスシーンで充分に
2021年11月5日
絵津鼓先生は、どぎつい描写がないのに、十分エモエロいのです。絵柄が大人っぽく変化して、更に何気ないキスシーン(後ろ姿だったりしても)あ~~~♡になります。ここ1年BLを読みだしてふと思うのは、主人公たちのような魅力的な生身の人間って居るけど、自分とは縁のない存在だったなということ。でも、それが垣間見れる(壁)ような感覚になれる作品が好きです。うつむいた受けにたばこ片手でキスに行くシーンが特にささりました。
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BLというよりも?
2021年11月5日
あんまりBLって感じではなかったです。甘くも辛くもなく、ほんのり切ない、そんな雰囲気のゆるゆるとした決して優しくはない、非凡なようで平凡な日常がそこにはありました。魚喃キリコ先生が好きな人とかにBLとは伏せてそっと読ませてみたい(笑)
それぞれの味わい方で
ネタバレ
2021年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「絵津鼓先生の新刊💕」と前情報入れずに読んだんです(読み放題の雑誌も我慢して)。心に響きすぎて、浸透しすぎて、飽和して、何だか「無」になってしまって、こういう状態のときって、言葉どころか涙も出ないものなんだなと分かりました。そして、時間をおいてようやくレビューを書こうと思ったら、表紙を見ただけで涙があふれてきて、「わわわ💦」となりました。大好きな作者様でしたが、それを越えてしまいました。この作品を届けてくださったことに、フォロー様方、レビュアーの皆様と同じく、感謝の気持ちでいっぱいです。
前向きな気持ちだけをもらったわけではなく、正直、とても胸が痛くて苦しくもあります。それは、ずっと「寛解」という状態と付き合っていくことが分かっていることも理由の一つですし、渦中の人を思うと、「ああ、良かった」と物語と一緒に心を完結させることができないからです。これはもう個人的事情によるものなので仕方なく…。
木内さんが中城くんに伝えた「癒された」という気持ちの得方は人それぞれで、何が癒しになるかも人によると思います。ただ、この本の中には、そのヒントがたくさん散りばめられていて、人によっては、えぐられるような痛みを孕みながらも、それでも、希望を与えてくれるのではないかと、そう思います。あ、書きながら涙出てくるパターン…。
自分の目に映る世界が歪んで、その世界に自分がいてはいけないような、その世界から消えてしまいたいような感覚は、正直思い出したくはないけれど、この作品を読めたことは本当に良かったです。
中城くんの背中をペロッと味わう木内さんの姿に、曖昧な関係性ながら、そこには2人だけの確かな温もりを感じて、とてもいいなと思いました。そして、木内さんの告白。時間は偉大ですが、時間だけでは解決できないことがあって、改めて出会いって大きいなと思います。優しく寄り添え合えたら、と思うと同時に、猫の温もりやあの人の歌声や誰かのメッセージや、こんな風に本との出会いが、拠り所になったりもするな、と思っています。作者様のあとがきにも触れ、たくさんの方がこの『メロンの味』をそれぞれに味わうことができたら、一ファンとしてとても嬉しいな、と思います。
個人的に、たこ焼き屋ケンちゃんにまた会えて嬉しいです❤
ふんわり 透明で優しい
ネタバレ
2021年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木内さんとナカジョーくん、好きで好きでたまらないとかいうような必死な感じはお互いあまり表立って出さないけれど、二人の間には確固たる絆があって、自然と一緒になったような感じでよかったです。
外国で結婚して、家族を作ってゆるゆると暮らしているんでしょうか?
木内さんは結婚してからまた歌を作れるようになったような気がします。
素敵な作品
2021年10月31日
絵津鼓先生大好きです。ちょっと久しぶりの新刊だったのですごく楽しみにしていました。今までと、雰囲気が少し変わった感じしますが、今作もすごく良かったです。絵津鼓先生の言葉選びと言うか、漫画の雰囲気がすごく良かったです。読み終わってからもものすごく余韻を感じる作品でした。2人がものすごくラブラブになるとか、そんな分かりやすい終わり方じゃなかったけど、それが逆にこの作品らしくて、2人の関係性に説得力があって良かったなぁって思います。
期待以上!
ネタバレ
2021年10月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごく…良かったです!途中これどうなるんだ?って心配になって読み急いでしまった。ハピエンで良かった(っ˘̩╭╮˘̩)また読み返してます。雰囲気もストーリーも台詞回しもとても自然でスルスルと心に入ってきます。悩みをドラマクイーンばりに喚き散らさずに、自分と静かに向き合うしかない途方に暮れたような葛藤がリアルです。二人が穏やかに幸せに暮らせますようにෆ╹ .̮ ╹ෆ
辛かったけど…
ネタバレ
2021年10月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ ナカジョーくんや木内さんのことがわかるにつれ、辛いというか、やるせないというか…ただ、2人が一緒にいるのを見ると、ちょっとホッとしました。それがそれが、ナカジョーくんがお引っ越し。このまま終わるのかと思いましたが、ちゃんと一緒でした。木内さんが言うように一緒にいて楽って大事。2人が心地いい場所を見つけられてよかったなぁ。また、2人が一緒に暮らしてるとこ見たいです。
人間ドラマ
ネタバレ
2021年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵津鼓さんの新作!上下巻で読み応えあり!これはBLのくくりで留まって欲しくないヒューマンドラマですね〜虚無感や寂しさなどギューッと詰まってて、読むのにこちらも窒息しそう…でも希望もあって…ただただ苦しい話だけでなくて良かった!!
なんか深い!
2021年10月29日
BLものなんだけど、なんかただのBLじゃないというか(語彙力)。
男×男っていうより、個×個って感じ☘
相手の性別がどうとか関係なくて、その相手を一人の人間として好きになるってこういうことなのかなーと思わされました✨
この方の作品は初めて読みましたが、他のレビューにもある通りなんか深くて好きでした💗
誰にでもある闇とか、悩みとか、そういうモヤモヤした部分を自然と補い合える人と出逢えるのは幸せなことだな!って思えた作品です🙂
明日の自分や誰かのために
ネタバレ
2021年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな絵津鼓先生。発売時に読んでましたが、ゆっくり再読してレビューを書いています。顔見知り程度のただの店の客と店員の関係の木内と中城。同棲していた彼女と別れて行くあてのない木内に頼み込まれ、中城の部屋での同居生活が始まります。

淡々と日々を進めながら、彼らのプッと笑ってしまうやり取りや会話の中に、本人達の揺れが伝わる間であったり、仕草であったり、セリフなく表現される深い部分であったりが、先生の細やかな描写で日常の一部として自然に織り込められ、2人の距離感が少しずつ詰まっていく様子が心地よく描かれます。
そしてもしかしたら、という疑問と共に少しずつその片鱗を見せていく木内の内面に、引き込まれ感情移入していきます。

今日何もなくても、明日はあるのかもしれない。ずっとそんな風に思いながら読み進めている中、途中出てくる駅の場面に胸がギュッと痛くなりました。どちらの立場から考えても怖さを感じて、先生のあとがきを読んで、ああ、もしかしたら似たような事があったのかもしれない、だからこそ、この短い描写の中に現実味を帯びた痛みを感じるのかもしれない、と思いました。

自分にも、自分の大切な人にも、誰にでも起こりうるかもしれない事。
否定せず、急かさず、焦らず、たまに立ち止まり、ただ寄り添う。
言葉にするのは簡単だけれど、きっと難しい。きっと何か出来る事がないだろうかと思ってしまう。そう考えると、中城くんはすごい。無自覚なのかもしれないけれど、きっとなかなか出来ない事。
全ての人に当てはまるわけではないだろうけれど、時には肯定すらも必要ない時もあるのだと、知る事が出来て良かったなと思います。
2人が歩んだ過程も、そのまま一緒に暮らしていれば互いに埋め合いながら居心地の良さを維持することが楽だったかもしれないけど、そうはしない絵津鼓先生、ああ、やっぱり大好きだな、と心から思いました。最高の描き下ろしのおかげで、大満足なとても幸せな読後感でした。

先生も公表を迷われていた時もあったそうですが、同じような境遇の方やご家族からの反響も多くあったらしく、それならご自身の経験した事を話そうと、インスタライブでお話してくださっていました。先生のそのお気持ちがとても素敵だなぁと思います。これからもずっとずっと一ファンとして、応援していきます!
描きおろしあって良かった
ネタバレ
2021年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれの悩みや物語があって、共感したり考えてしまう作品でした。劇的なことより、日常の些細な事や時間が大事だなあと感じました。
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とても良かったです
2021年10月27日
上下巻共に172P。とても素晴らしい作品でした。一見、2人の行動や発言に対して最低、冷たいとか思う場面もあるかもしれないけどそうじゃない。そこがめちゃくちゃ深い。下巻後半の木内が言わないようにしていた思いを吐露するところは泣けました。描き下ろしもすっごく良かったです!!
極上のヒューマンストーリー
2021年10月27日
本当に素敵な作品でした。生き辛さを抱えてる二人が不器用ながら寄り添っていく。人は支えながら生きていけばどんな形でも幸せになれるんだって思わせてくれる心暖まるBLの枠を越えたヒューマンストーリー。キャラクターの掘り下げが素晴らしい。話が進んで行くと二人とも最初の印象から皮が一枚づつ剥がれていくように内面に迫っていく。生身の弱さを感じるキャラクターだからこそ共感し、読み終えた時幸せな気持ちになれたのかな。絶対読んで欲しい名作です!
素敵な作品
2021年10月26日
本当に最高でした。出会えて良かったです。
この作品の雰囲気がとても好きです。また、テンポも良くスラスラ読める割に内容がとても深くて素晴らしいと思いました。
たくさんの人に読んで欲しい作品です。
大人っぽい感じに
ネタバレ
2021年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵津鼓さんというと、
“男のコ”という感じのかわいいキャラが多かったですが、
絵柄が大人っぽくなったのにあわせて、キャラも大人っぽく。

それぞれの家庭環境や過去の出来事が、
今の性格や生き方に影響を与えていて、
その弱さの部分をお互いが救い合う感じの物語がよい作品でした。

これまでは明るく楽しい感じの展開の中で、
深いメッセージも発信してるようなストーリーがよくて
★5を複数の作品につけてましたが、
今回は、全体を通して落ち着いたトーンの中でのメッセージ発信。

全体トーンはこちらの大人っぽい方が好きですが、
訴えるメッセージは意外にも前作(JOYやSUPER NATURAL)の方が強い感じがします。

1巻172ページ。
2巻172ページ(描き下ろし8ページ、あとがき1ページ)。
作者さん買い!
2021年10月26日
はぁ~(о´∀`о)良かった~。JOYを読んでいました。シンプルで可愛らしい絵だけど、ぐっと引き込まれる内容に見た目じゃないのね(笑)と思わされた作者さんでした。今作品、良いですね!タッチの変わった絵、良いですぅ~!中城くんの家の外にいた親子…というかお母さん。私は家族を怒鳴ってる立場の親ですけど、ほとんどの事は怒鳴る必要はないです。家族に見せる顔とお外での顔とが違うのもわかってますしね。そういう人やだなぁと思いつつも、ママを怒鳴らせるな!とか家族のせいにしたり(笑)年齢を重ねても自分に折り合いつけられず、身心のバランスがおかしくなることもあります。そう余裕がないんです。だから人肌を感じたいというのは、中城くんや木内くんだけじゃないのよねって中城ママと怒鳴ってる母をぬるい目で見ちゃいました(笑)よって、ラブい書物を探すのです(笑)
何度も読み返してかみしめるお話
2021年10月26日
主にナカジョーくん側から語られている中、時々描かれる木内さんの心象風景に胸が締めつけられました。(人によっては所々意味不明かもしれません。)ナカジョーくんも木内さんも、すごく愛おしい。
個人的状況から、この作品はずっと読み返し続けることになりそうです。
あたたかい
2021年10月24日
とてもじんわりと心に沁みる作品です。
心って簡単にバランス崩す。自分でもどうにかしなきゃどうにかしたいと思うのにどうにもできない、そのギャップに心がすり減っていく。そのギャップを埋めてくれる人が見つかって良かったね…幸せにね…って思う
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涙が溢れて止まらない
2021年10月24日
こういうお話が読みたかった!主人公の二人が心から寄り添い合う過程にリアルな心情を感じて途中から涙が止まりませんでした。大好きな作品です。感想など著したいことは沢山あるのに言葉がついて来なくて多くを書けません。長文レビューを書いてる方が何人もいらっしゃるのは納得だし、沢山書ける方々を本当に尊敬します。
秀逸
2021年10月24日
バーの客と店員として出会い、同居を始める二人。そこからはかなりドラマを見るように日常が繰り広げられる。淡々としていて、でもセリフは染み込む。うつ病の描写がかなりそれっぽくて、途中は切ない。ストーリー性重視の方にオススメです。最後に、互いを認め合う、互いが必要だと理解する、そんなお話でした。
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日々戦ってる
2021年10月24日
そうなんです、みんな日々何かと戦い、苦しいと思いながらも生きていかなきゃならない。そんな心の葛藤を変に救済するわけでもなく、綴られた作品。最後少々駆け足だったがお互い本当の意味で相手の大切さがわかってよかった。
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大切な誰かに、自分自身に優しくあろう…
ネタバレ
2021年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ はぁ〜…放心状態。もう感無量ですね。読み終わって少しの間、ぼーっと動けなくなりました。絵津鼓先生の新刊、素晴らし過ぎる、、とても好きでした。ただっ!空が一日中暗い雨の日に読むんじゃなかった…泣。
木内さんの言葉や、木内さんが雨の日や低気圧の日は調子が悪いとか、暗い部屋で電気も灯さず悶々としてる姿とか、何があるというわけでもなく突然涙が出てくる姿とか、そんな彼の様子を見て、自分もそうだった時そんな状態だったなあ…と思い出して複雑な気持ちになりました。程度は違えど、誰しもが経験する心の浮き沈み。フォローさんが書かれている様に、木内さんに自分を重ねたり、自分も例外じゃないなあと思う方、沢山いらっしゃると思います。自分もそうでした。だからこそ、心の深い深い深いところまで響いてくる作品でした。
こんなにも読者の心にまるで直接触れている様な描写ができるのは、絵津鼓先生ご自身がそれを実際に経験されているから、というのもあるんだなあと、あとがきを読んだ後に感慨深いものがありました。どうしようもなく辛い時、そばでただ寄り添い支えてくれる人がいたらその存在がどれだけ大きいか、その優しさがどれだけ心の支えになるか、木内さんとナカジョーくんの物語を通して切に伝えてくださった絵津鼓先生の優しさに、目頭が熱くなります。絵津鼓先生の作品、本当に大好きです。
また、コロナ禍の様々な影響により、多くの方々のメンタルヘルスが特に不安定になり脅かされている中で、こういう作品が単行本として刊行された事に、意義深いものを感じました。大変な時期だからこそ、大切な人に、そして自分自身にも、優しく寄り添ってあげたい、そう思わせてくれる作品でした。素敵な作品に出会えて、心から感謝です。
久々に
2021年10月22日
静かに穏やかにお互いが癒されていく感じに胸がきゅーうっとなった
最後の2人が幸せそうでホント良かった😄
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考えさせられるストーリー
ネタバレ
2021年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ さすがとしか言いようがないストーリー。絵柄も変わったという事で読むのを楽しみにしてました。前の絵も柔らかさがあってもちろん好きでしたが、こちらも大好きです!
何か色々考えさせられるお話で苦しい悲しい切ないなどの感情って人それぞれなんだよな…と改めて思わせてくれました。木内さんの明るい笑顔の奥に秘めた想いが切ない。ナカジョーくんと出会えた事が唯一の救い。お互いが欠けてはならない存在になってくれて良かった。
この2人なら大丈夫。ナカジョーくんの優しい雰囲気に安心感があります。タイトルもすごく読んだ後に見るとしっくりきましたね。ホント読んで良かった。
優しく抱きしめて貰える。
ネタバレ
2021年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ Twitterなどでもオススメされてる方が多いこちらの作品。気になったので読みました!
表紙の綺麗な緑にも惹かれました。
特に友達でもない面識があるってだけのナカジョーくんと木内さんの突然の同居生活。
人と人の距離が近づいていく日常の様子がとっても丁寧に描かれています。
読んでいて心地の良い2人の会話、ナカジョーくんの踏み込み過ぎない優しさと木内さんのピッタリ寄り添うみたいな明るい言葉にホッコリする。
でもそんな会話の内側で抱えてるものが重くて深くて…どうにか抗おうと縮こまってもがいている木内さんの姿を自分と重ねる人はいっぱいいると思う。自分も例外じゃなく生きてるだけで消耗するなって思う時期があったなと。
ナカジョーくんのように何も言ってあげられないよって本心で返してくれる事がどれだけ沁みるか。
めちゃくちゃ優しい、本当に優しい作品ですね。全ての会話が時間が前へと進む1つの過程。でも進めなくてもいい。先生があとがきで書かれてましたがそれも無駄じゃないよって言ってくれてるようで、そういう回復だけを待つ時間は必要。焦らなくていいよね。心の底まで沁みました。
素敵な作品をありがとうございます。
初めての
2021年10月21日
作家さんです。レビューにひかれて購入。ものすごい丁寧なストーリーと絵柄にひかれました。あとがきも読みました。こういう作品なかなかないので出会えてよかったです。何度も読み直すなあと思います。大切な人に出会えてよかった。2人がずっと幸せに心地よく過ごして欲しいなと思いました。本当に久しぶりにいい作品に出会えてレビューに感謝しています。
タイトルの深さ
2021年10月19日
読み始めた時から、木内くんの咳が不安で不安で…ずっと不安なまま読み進めました。
どちらかが陽の時は、どちらかが陰。ギリギリの関係での同居。胸が締め付けられるような感じと、温かさが入り交じった感情になりました。
2人の関係に名前などいらない、と思っていたのですが、描き下ろしが素敵です!!
タイトルは、読者によって色々な解釈があり、とても深いです。
ストーリー、描写(特にセリフのないシーン)が本当に素晴らしく、このストーリーは、本人かまたは身近な方が経験してなきゃ描けないよなぁ…と思い、あとがきを読んで納得しました。絵津鼓先生、ありがとうございます!!
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幸せに。
2021年10月19日
このふたりには、本当に幸せになってほしいな。思っていたよりも、ずっと重たいお話だったけど、2人で一緒にいることを決めてくれて嬉しかった。また悩んだりつらくなることもあるかもだけど、きっと一緒にいれば大丈夫。ふたりで幸せでいるところをもっとみたいです^ ^
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…名作…!
2021年10月19日
勢いで購入しちゃったけど、買ってよかったー!
静かで苦しくてせつなくて温かくて、名作!
途中感情移入しすぎて泣いてしまいました、しみじみハピエンでよかった
世の中には色んな人がいる、表面だけではわからない
んだってこと、忘れないでいたいなと思わせてくれる。
具体的すぎないHのシーンもこの作品にはピッタリです。
読んでると二人の温もりが伝わってくるんですよーお布団とか、人肌とかが恋しくなっちゃいます
瞬間の静止の表情が
2021年10月18日
1巻、2巻共全表題作、172p。
人はいつも順風満帆で生きてはいけません。
側から見たら幸せな人でもその人しかわからない苦悩を抱えていたり。大なり小なり、浮き沈みしながらみんな日々を送っているのだと思います。先生の瞬間をきりとる静止の表情、表現が秀逸です。この作品は特に顕著に現れていたと思います。
良い意味で意外すぎる
2021年10月17日
なるほど、、こーいう終わり方か!!と納得しました。読んでて嫌な気持ちにはならないお話でした。ゆったりとした素敵なストーリーで上下あるのに、あっという間に読み終えてしまいました。
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しみじみと心に余韻が…
2021年10月17日
上手くいかない世の中だけどゆっくりと今日を生きて、今日が上手くいかなくても明日があると思える作品です。心に響く余韻と癒しを頂きました。
尊い…
2021年10月17日
上巻でも十分面白いのに、下巻での怒涛。静かなのに怒涛。最初はチャラ攻めとイケメン不憫受けなのかな…とおもってましたが、そこはさすがの作者さま。そんなことでは終わりません。下巻では二人のその後まで読めて最高でした!
あったかくて癒される
2021年10月17日
主人公のキャラ2人が今までの絵津鼓さんの作品とは一味違っててリアル感が増してます。優しい、あったかい、じ〜んっと心に沁みるお話です。インテリアとかもセンスあって良いです。
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好きだなぁー
2021年10月16日
この漂う空気感、言葉のチョイス、最高でした。どうなるのかハラハラドキドキで終わったと思ったら最後にハピエン。うん。二人でいるのが一番だ。
しとしとと降り積もる。
2021年10月16日
突然同居することになった2人。些細な表情、行動、心の機微がしとしとと降り積もっていくようなお話。なぜナカジョーくんだったのか、互いに絶妙なバランスを何気なく取っている感じが温かく感じる。メロンもメロンソーダも大好きですが、どちらもそれぞれに、良いんです。そして絵柄が確かに変わっているけど、どちらも良いです。
生きてさえいれば
2021年10月16日
何と表現したらいいかわからないですが、絵津鼓さんのかくキャラクターは生きている、生身の人間を感じます。自分がしらない誰かが話してたいい話といい話が繋がってすごくいい話になっていくような感覚です。大好きです。
とくに夢の話が好きでした。自分も何かに愛情を注ぎたいのかもしれないと気づいたので。
辛さに共感するけど最後に報われます
2021年10月15日
度合いは違えど生きていて生きずらさを感じることは誰しもある事だと思います.そんな生きずらさを感じながらも一生懸命生きている自分も誰かの支えがあって生きていることを改めて感じることが出来ました.ストーリ性も深いですが,BLとしてもしっかりまとまっています.最後は読んでいる自分も「あぁよかった」と思い救われました.
素晴らしすぎます。
ネタバレ
2021年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。
もう、言いたいことは全て他のレビューでおっしゃってくださってるので、星10つけたいってことだけ、言いにきました。
他の作品も全て大好きですが、こちらの作品も、数えきれないくらい読み返すことになりそうです。

他の作品からも、きっと喪失を知っている作者さんだと思っていましたが、やはりそうだよな、と思わされました。
『これさえ満たされてたらってところが、欠けている』

この感覚が分かりすぎて、涙が出ました。
よかった
2021年10月15日
すごい…やっぱりすごい。
先生の作品ほんと大好きで楽しみに読み進めました。
どちらも心に陰を抱えるふたり。
出会えてよかった。
私もふたりにとっての相手のような人に出会いたかった…
素敵な作品をありがとうございます。
そしてケンちゃんって…LAST FRIDAYのらケンちゃんですよね!?
なんか自分の知り合いに久しぶりに会った感じになりました笑
なんというか
2021年10月14日
しみじみといいです。
じんわりゆっくり染み込んでくる。
すごくよかった。
傑作というか、名作だと思います。
おすすめです。ぜひ。
買った自分を褒めたい
2021年10月14日
初の作者様で、表紙が綺麗だったので何となく…で購入。出逢ってしまった、、買った自分グッジョブです。読み終わった勢いで他の作品も即購入しました。どの作品も、どの登場人物も、もれなく好きです。
これがいい
2021年10月14日
多くを語ること、「ここってこういうことだよね?」と答えを求めること、ふたりの関係に名前をつけること。
そんなこと全て無粋に思えるこの作品が私は大好きです。読んで、そしてずっと心に置いておきたい。
途中何度もぐっときました。
2021年10月14日
主人公二人の抱えている生きづらさ、寂しさに何度も胸をつかれ涙がこぼれました。そんな二人がお互いの存在に癒され、ゆっくりと心と体を近づけていく様子が上下2巻にじっくり描かれています。心に響く言葉がたくさんあり、感動して涙しました。絵がほんわかした優しい感じから陰影のあるシャープな感じに変わったようですが、このお話にぴったりに感じました。
よかった… よかった……
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤から不穏な場面がチラホラとあったので、不安を感じながらページを進めていきました。(死別だけは勘弁してと…) そういう事だったのか…。
私は昔、木内さんと同じ症状を抱えていた姉と、2人暮らしをしていたのですが、症状が少しずつ善くなってきた姉に木内さんと全く同じ事を言われた事を思い出して、ついウルッと来てしまいました。
「何にも言わずに、ただ一緒に暮らしてくれたから救われた」と。私は当時、姉の為に何も出来ないと感じていたのになぁ…。 この作品を読んで、とてもしっくりときました。
下巻の描き下ろしを拝見し、本当に安心&ハッピー😄 旅行行って、イチャイチャしてください~。素敵な作品をありがとう。。。
おすすめです
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二人の優しい関係にとても癒されました。時間をかけて絆を育てていき、癒し合うことでお互いに必要で他には代えられない存在になっていきます。無理に背伸びする必要もなくありのままを受け入れられて自然に甘え甘えられる関係は永遠の理想です。
絵津鼓さんだからこそ描けた作品
2021年10月14日
人は、人との関わりを求めて傷つき、人との関わりの中で癒され生きていく生き物なんだなと、改めて感じられる作品でした。2人が惹かれあっていくことに、これほど説得力のある作品になかなか会えません。作中、木内さんが中条くんに対して告げた本音が、とてもリアルでこれは苦しんだ作者さんでなければ描けない話なんだと思います。題材はズシンと重いけれど読み進めやすい、でも心にズシンと残る、そんな素敵な作品です。
まるで一本の恋愛映画
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人の関係が、ゆっくりゆっくりと変化していく過程にとてもキュンキュンしました!徐々に明かされていく2人の複雑な背景があって、互いが互いを支え合っているように見えました。なんといっても間の取り方が上手いと思います。ちょっとした日常的な会話、物語の核心に触れるわけでもなんでもないその会話が、さりげなく彼等の心を通わせていってるんです。ゆっくりと話が進んでいきますが、それでも確実に、日々の中で何かが変化し続けていっていて。恋人ではないけど、友達でもなくて、体だけの関係というわけでもない。そんな不思議な関係がなんだか新鮮でした。メロンソーダって、実際メロンの味がするわけじゃないのになんでメロン味なんだろう。不思議だなぁ。実際メロンじゃないのに、これはメロンって自分に言い聞かせてるんだもん。

上下巻揃って一つの映画を見ているようで、実写化して欲しいと思うくらい美しかったです。最後はきちんとハッピーエンドで良かった。人間味が溢れていて、とても綺麗な作品でした。
やっぱり深い
2021年10月13日
神です。この方の作品はどれも全部漏れなく好きですが、なんとなくメロンの味はこの方の作品の良さを抽出した感じというか、そんな感じがしました。なんかもう人間自体が愛しくなる、命が尊くなる作品。
奥が深い
2021年10月13日
作者様がいです。どれも全部いいけど、今回のも奥が深かった~なんか何度も読んで少しずついろんな箇所で感じれるものがあるなとおもいました。
じーん
2021年10月13日
言葉の一つ一つが心に響きました。愛されたい。実感したい。満たされたい。皆んな思うところは一緒だよなぁ。ハピエンでよかったです。安心しました。絵が少し変わって又よかったです。絵津鼓先生の作品ズシンと来ます。何度も読ませていただいています。
とても良かった…
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 独特な空気感が堪りません。最後木内さんが自分の一番辛い部分を曝け出して抱き合う場面は涙が出ました。一つの映画を観てるようでした。
心にしみるよね…
2021年10月12日
大好きな作家さんです、絵柄が変わったと言うことだけど元がセンスの塊だから、昔も今も自分の中に染み込んできます。
派手に何かが進んで解決していくわけでもないけど、人生ってそういうものだよなと思えた作品
今の自分と重なるものがある
2021年10月12日
泣きすぎて目が腫れました。笑 なんとなく心が虚しく、毎日何かが足りず、決して不幸ではないのに幸せではない日々を過ごしている人って現代社会で自分だけではないと思うのですが、登場人物の話す言葉によってそのきもちを言語化してくれる。そんな作品です。とにかくめちゃめちゃ泣きました。
穏やかな暮らし
2021年10月12日
誰かと同じ部屋で呼吸する暮らし、ひとりで空間を使う暮らし。それが、自分にとって穏やかな暮らしであればどちらでもいい。正解なんてわからない
静かにいくものは、遠くまでいく
2021年10月12日
穏やかでほのぼのとリズムよく進んでいく会話。絵柄は随分変わったけれど、この作品にはこの絵がとても合っている。

転がり込んできて同居が始まる2人。案外楽しくやっているのに、ふとした拍子に影がさす。お互い、なにか抱えている。その事に気づいた2人が、少しずつ歩みよって、特別なことをする訳じゃなく、ただ普通にそこに居続ける。そのありがたさ。
今、辛い人にこそ響くのじゃないかな。

家具や調度品も丁寧に描かれていて、それも絵津鼓先生がじっと見つめていた時間があったからこそなのかと。日常の大切さ。巻末の先生の言葉まで是非読んでいただきたい。

これは、先生にしか描けない名作。
大丈夫、生み出してるよ。
喪失と癒しの物語
2021年10月12日
今までもこの作者さんのお話は好きで読んでいましたが、絵柄が変わったのも相待って、過去作とは一線を画する作品かなと思います。最初は軽いテンポで始まるので、よくあるゲイとノンケの同居物(なんやかやあってラブラブになるやつ)なのかなーと思ったのですが、物語が進むにつれて、これは喪失の話なのだと分かります。失ったものを埋める何かを持たない二人が、そうと知らず出逢い、少しずつ心を寄せて行く…そんな過程が丁寧に描かれています。セリフと共に細かく描き込まれた背景や小物、脇の人々が、彼らのキャラや生活を物語っています(ベッドサイドのラグとその上のバブーシュとか凄く好き!)。特に木内さんの心情については、彼の佇まいや彼から見える風景で、何も語らずとも伝わってきます。元々絵の上手い方ですが、さらに素晴らしくなりました。辛いテーマではありますが、最後は一歩進んだ二人の姿があります。上下巻ですが、ボリュームを感じずに一気に読み進めてしまう、重いだけでなく良い意味での抜け感もある作品。あまりBL読んだこと無い方にも是非読んで欲しい作品です。
たくさんの人の側に寄り添ってくれる作品
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大大大好きな絵津鼓先生の新刊。
この作品読んで、私的好きな作家さんの順位変動して絵津鼓先生がベスト5に入りましたよ。いやー、ほんとたくさんの人、辛い思いをしている人に特に読んでもらいたい。このしばらく読んだ新作の中で、ベスト1大ヒットホームラン。先生もコメントされてましたが、絵柄が以前の作品と変わってます。人物は更にシャープに感情がくっきりと際立つようになって、細かい小物や背景もリアリティあって丁寧に描かれて、上質なドラマを観ているよう。自分の中の凹んでるところにピッタリはまるような作品でした。

登場人物や背景の説明もなく突然に始まる同居話。えっ、読者も物語の中に放り込まれます。バーカウンターで店員らしき人(ナカジョーくん)が一人暮らしって尋ねられ、聞けばお客の木内くんが彼女にフラれて行くところがないので寝床を探してるって言う。同じ年頃だからって、あれよあれよとナカジョーくんのところに居候することになり。。と、冒頭の展開としてはBLあるあるかもしれないけど、私が大好きな絵津鼓先生の独特の空気感がふたりに流れていて、あっという間に目が離せなくなります。
お互い隠している傷と生きづらさ、夢はと聞かれて諦めることと答えること、たぶん作者さんも今でしか描けなかっただろう感覚が見事に作品に反映されていました。何も言わずに側にいてくれるだけでいい、この言葉、シーンを作者さんの後書きを読んだあとでもう一度読むと涙溢れます。

下巻には描き下ろしと後書きで9ページ収録されていて、ふたりの数年後のある大切なシーンが見られますので、雑誌連載で追いかけていた方にもぜひ単行本で読んでもらいたいです。
たくさんの人の側に寄り添ってくれる素敵な作品を描いてくださって本当にありがとうございました。

追記: タイトルの「メロンの味」の意味は、上巻でメロンソーダがほんとうはメロンの味でないのにメロン色にみえることでメロンの味と認識してしまう、つまり日々を自分を騙してどうにか生きてる木内くんのことかと思っていたら、そうではなかったようです。作者さんのTwitterでネタバレとして明かされてましたが、もう一つのアイテムで出てきたメロンの香りの方。下巻の旅館のシーンでいつもと味が違うと言った、もっと直接的な「日々」の意味だそうです。深い。。。
良かったです。
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中城くんと木内さんの距離感がいい。お互いの辛さに敢えて踏み込む訳でも無関心な訳でもなく無理に励ます訳でもなく時間の流れみたいに自然に寄り添ってくれる関係。結婚後が楽しみ。
大なり小なり誰もが持つ感情
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋人や親とうまくいかない、生きづらさを感じる……程度の差こそあれ、誰もが一度は感じたことのある感情なのではないでしょうか。無理をしたわけもぶつかり合ったわけでもなく、二人が自然に寄り添うことで互いが癒されていく。ジグソーパズルのピースが自然とはまりこんでいくような。そんな相手と出会えるなんてうらやましいです。
じんわり
2021年10月12日
作者買いです。見つけた瞬間、新刊だー!!飛び付いてすぐ見ちゃった。沁みるお話でした。涙。絵が変わったとあったけど、違和感なく、変わらずオシャレで可愛くて、そこに色気が増した感じで、もっと好きになりました。
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表紙に惹かれて
2021年10月12日
とてつもなく良作でした😩余韻がすごいです…眠気が吹っ飛んでしまいました😩(深夜に読んでた;)一本の映画を観終わったような…心理描写が丁寧に描かれているのでこの二人だから…こうなったんだよなぁと。二人の関係素敵だなぁと。じんわり。

下巻の描き下ろしで涙腺が…😩
凄いなぁ…
ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気持ちが沈んでどうしようもない、親との関係がどうしようもない、好きな人との関わりが上手くいかない等々…。言ってみれば誰もが大なり小なり経験したであろうことが静かにしかもリアルに描いてあるストーリーに感動しました。諸々がスパッと解決するはずもなくみんな抱えながら生きていることを示唆していることにかえって救われます。もちろん新しい絵柄も素敵です。名作です!
最高
2021年10月11日
今まで読んだ漫画の中でもトップに入るリアリズム。人間らしさをとても綺麗に描写されていて、泣いてしまいました。
しあわせになって
2021年10月11日
いつもより大人びた絵のかんじで、わたしはこちらの方が好みでした。他の作者さんより会話が多いイメージがあるのですが、不思議とドラマを観ているようにすんなり入ってくるんですよね。木内くんの心のうちが顕になったあの一言には、まるで自分がその場で言われたかのように頭をガツンとやられた気持ちになり、同時にとても苦しく思いました。ダメダメ言わないでと思いながらページを捲って、「ああ…っ」と。誰しも何かを抱えながら生きているんだなあと。描き下ろしの話には救われた気持ちです。
よみきりました。
2021年10月11日
一目で表紙に引き込まれました! とても深くてしっとりとしたお話しですが、絵がホントにキレイで可愛いし、優しい雰囲気なお話しで読みやすいです!
良きです🚄
2021年10月11日
先生の作品大好きです。絵柄が変わっても何しても結局好きです。心がじんわりしてきます。二人の未来に幸あれ。
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泣きました。
2021年10月10日
一緒に居て心地が良いとか、落ち込んだとき傍にいて欲しいとか。そういう感情を自然とやり取りできる相手って実は多くない気がします。読み進めていくうちに色々な感情が混ざって、自然と涙が零れてしまいました。絵津鼓さんの作品はとにかく心理描写が秀逸。新しい絵柄もまた魅力的です。読み返し必死の良作です。
心が浄化されました
2021年10月10日
初めての作家さん。扉のコメントで絵柄を変えたとありましたが、かっこいいし可愛いしほんわかする絵柄で凄く好きです。お話もキャラクターの心情を丁寧に描かれているところに好感が持てます。主人公同士の会話の中にキーとなるワードを盛り込むのが上手だなあと思いました。キスのドキドキやベッドシーンもいい具合にあり、読後感も良くて凄く好きな作品です。
最高です!!!泣
2021年10月10日
大好きな作者さんなので発売を楽しみにしてました。すぐ読めなかったのですがその前にレビューを少し覗き見したら評価が良くて更に期待を大にしてから読みました!もう、期待以上でした!!!人間って本当は凄く弱くてもろい生き物。だから、ナカジョーくんと木内さんの様な魂が1つと感じれる様な相手に出会えたら、これ以上の幸せはないんだろうなと涙が勝手に溢れてきました。素晴らしい作品です!!是非読んで欲しい!!!
一緒にいること
2021年10月10日
わだかまりを抱えながら漂っている二人がひょんな拍子で交わって、ただ一緒に漂っている。そんなお話でした。ただゆらゆら漂っているだけなのに、見ているこっちは少し危なっかしく感じたり、でも温かい気持ちにもなりました。ラストが意外でした。とてもよかったです。
キュウカンバー
ネタバレ
2021年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ボディソープはタイのお土産ですよね?最後はタイで2人で暮らしてると言うことですよね⁈
とにかく素晴らしい作品です。出会えたことに感謝します。
余韻に浸っています
2021年10月10日
一本の映画を観終わったような気持ちになって余韻に浸り、久々にレビューを書きました。二人の何気ないやりとりや互いに補い合っているこの関係が素敵で、胸が熱くなりました。
やさしい涙
2021年10月10日
なんて言葉にしたらいいのかなぁ‥‥、
先生の作品は大好きで全部読みました。いつも温かくて可愛くてキュンもありほっこりする先生の作品ですが、今まで読んだどのストーリーともまた違って、すごく心に響きました。
大切なひとが病んでいるときこんなふうに寄り添ってくれるって、すごく大切だけどすごく難しいこなんだなぁと思いました。
すごく切なくもあるし、キュンともくるし、ほっこりもした、素敵な素敵なストーリーでした。
今の世の中だからこそ読んでてぐっときました。
優しさ、について考える。
2021年10月10日
お互いがお互いを思いやる。そうやって過ごして行けばじわじわと、でも着実にかけがえのない存在になって行く。片方がぐらついた時に自然と支え合う2人の姿がとても美しかったです。
良作に出会いました
2021年10月10日
ものすごく良かったです。この作者さんの初めて読みましたが、描写が丁寧だしキュンとくる場面がたくさんありました。読んだ後にじんわり温かい気持ちになります。好きな作品になりました!
いいね
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何度も読み返すこと必至
2021年10月10日
久しぶりの絵津鼓先生。以前も素敵でしたが、より洗練された絵柄に変わってました。冒頭の感じからは予想しなかった展開で、下巻では目が潤み、そしてあとがきを読んでまた涙…「切ない」の一言では足りない、そんなお話でした。きっとこの先何度も読み返す作品に出会ったと思います。
幸せの味
ネタバレ
2021年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夢がなく注ぐ愛情を持て余している中城くんと夢が枯渇して飢えている木内さん。そんな2人だから歩み寄る距離感が合い惹かれあうんだと思った。木内さんの灰色に見えてしまう世界の一瞬の表現が素晴らしかった。偽物メロンの味の定着が羨ましいという木内さん。木内さん、あんたの才能は本物だったんだよと言いたい。さらに、2人の幸せも本物。メロンの味のように、こういう幸せも当たり前になりますように。
今年1番いいかも。
2021年10月10日
この作品を読んでよかった。ただ読み終わった時にそう思いました。私の中で今年読んでよかったBLで1番かも。
ただそばに居てくれることのありがたさ
ネタバレ
2021年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ どうしようもなく報われない気持ちが何日も、何ヶ月も、何年も続くと、その間にいろんな人との関わりがあるわけで、自分を助けようとしてくれる人って確かにありがたいのだけど、その人が善意であっても少し支配的だったり、プレッシャーに感じることってあると思います。こちらがそれをありがたく思わない態度を見せてしまうと、木内くんの元カノみたいに、最初は助けようとしてくれてた人も結局離れて行ったりしますよね。。。もしくは、ある程度の距離をとって「大丈夫?何か力になれることがあれば言ってね」と言ってくれる人もいるでしょう。この2パターンが多数なのかなと思いますが、ナカジョーくんは違いましたね。
彼、最初からすごく優しいんですよね。自分の発言で木内くんを傷つけたかもと気にしたり、それからは思ったことをポンポン言わないでまずはよく考えて、でも結局言わなかったり。無関心だから何も言わないんじゃなくて、相手の気持ちを考えてるからこそ何度も言葉に詰まって、でもその代わりに抱きしめて、ずっと側にいてあげるという。
同棲中に木内くんがノートに色々書いたりタバコをまた吸い始めたりと変化があっても、詮索したり助言したり干渉しないのってすごいなと思います。それはナカジョーくん本人も「曖昧な関係だから」そうできると言っていますが、やはり彼の優しさとか器の大きさを感じずにはいられない。。。
傷ついたままでも、弱ったままでも、死んじゃいたいままの自分でもそれをジャッジしたりどうにかしようとせず、ありのままそこに生かしてもらえて、木内くんは本当に癒されたと思います。
とても共感できる素敵なストーリーでした。
控えめに言って最高です
2021年10月10日
pixivコミックで試し読みして続きが気になったので買いました!
絵津鼓さんの漫画は初めて読むのですが絵が綺麗で読みやすかったです。
ゆる~としてると思いきや、読んでいくと心が苦しくなる内容でした(色んな意味で)。
エッチなシーンも程々にあります。初めてBL作品を読む人にも抵抗なく読めるかな?と私は思います。
書き下ろしは幸せすぎて、何度もページを行ったり来たりして幸せを何度も味わいました笑
絵津鼓さんの作品他にも読んでみたいと思いました。
レビューがいいのがわかる
ネタバレ
2021年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ なるほど。初めての作家さんでした。
レビューが良いのと、他の作品も高評価で気になっていたのでついに購入。
レビューの良さも納得の内容でした。
変わったという絵も好きでした。
切ないのに、ドロドロせず、何だか不思議な気持ち。
特に書き下ろし!ありがとうごさいますの一言!
いいね
0件
良かった
2021年10月10日
表紙買いで上下巻一気読み。特に下巻の表紙の中城くんの横顔がとても好き!油絵っぽい感じもいいですね。ストーリーもすごく良かった!下巻では何度かうるっときた。木内さんは中城くんに出会えてほんと良かったね!
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語彙なし
2021年10月10日
読んで涙
思い出してまた涙。。

胸がキツく締め付けられる程えぐられるのに温かい。この先何度も何度も読んでいくのだろうと確信した、そんな素敵な作品です。

絵津鼓さん、本当にありがとうございます
あぁぁぁぁ尊いぃぃぃぃ
2021年10月9日
絵津鼓先生の作品が大好きなので、今回上下巻の発売が嬉しくて思わずガッツポーズをしてしまいました(笑)
大きな変化もなく変わらないように見える日常が続きますが、2人の微妙な心の変化と距離が絶妙で、お願いしあわせになって、、とドキドキしながら最後まで一気読みしました。優しいお話と優しい絵柄、そして優しい日常、、やっぱり先生最高です。
雑誌読んでても、ぜひ…
2021年10月9日
下巻描き下ろしが幸せすぎて泣きそうなので、読んでいただきたい。
ってか、雑誌でちょっとずつ読んでるとあれっ?てなってたところが、上下巻通して読むとつながるというか。
まあ、ジワジワ来る感じには変わりないのですが。
心が基本的に健康
2021年10月9日
心が基本的に健康な私は、世の中には色々な感じ方がありますし、それぞれの葛藤がありますし、漫画は娯楽でもあり気付きでもあります。絵が変わったってレビューがありますが、同じ作者の作品だと全然違和感ないですが、凄く画力が洗練されたのではないでしょうか、あっさりなのに絵が綺麗!絵が綺麗!!
じんわり胸に来る
2021年10月9日
表紙が美し過ぎて何も見ずに即買いしました!確かに絵柄が少し変わられましたね。おしゃれで可愛いイメージでしたが、色っぽさが滲み出る感じになった気がします!木内さん優しくて軽そうだけど実は影もあって側にいたら惚れちゃう。木内さんがナカジョー君に癒されたのもわかる。一緒にいるのがすごく自然な2人という感じ。この先も側に寄り添って慈しみ合っていって欲しいな。
絵津鼓先生の作品読むと、上手くいってそうに見える人もみんな色々抱えて苦しんだりしてるんだよなぁーと共感できます。
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作家名: 絵津鼓
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / ihr HertZ