ネタバレ・感想ありみのりの森のレビュー

(4.4) 179件
(5)
102件
(4)
45件
(3)
27件
(2)
4件
(1)
1件
ストーリーが良かったです。
ネタバレ
2025年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと重い話でしたが、ストーリーを読み進めながら、実と慎太郎の関係とか、なぜ実がまさのりに会いに来たのかとかいろいろわかってきてスッキリしました。でも、やっぱり慎太郎には生きていてほしかったなと思います。。。
ストーリー重視
2025年4月22日
よかったです!
ストーリー重視の方に読んでほしい。重いけどあたたかいストーリーでした。
欲を言えばもう少し深掘りして欲しいところとかもあったけどそこは想像力とかでカバーできます。人を大切にしようと思える作品でした。
いいね
0件
2回読んで
ネタバレ
2025年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 優しい人しか出てこない。みんな優しすぎて号泣しました。
エンドランド、イブニングダイナーがすごく良かったので迷わずこちらも読みました。
みなさんのおっしゃる通り、一度読んだ時は消化不良があり帯の泣ける煽りは必要だったのかと疑問に思いましたが、翌日に読み返したら見え方が全く違って、全ての疑問が解消されると同時に優しくて暖かくてでも悔しくて後半はずっと涙が止まりませんでした。
レビューで散見される多くの疑問は、二度読むことで自分は解消しました。ぜひもう一度読んでほしいです。
いいね
0件
帯について色々と言われていますが…
2025年4月10日
大号泣って書いてあるけど泣かなかったとかそんなレビューがかなり見られますが、そんなのいいから読んでみてくださいって感じです。
私にはすごく刺さりました。めちゃくちゃ泣きました。
静かな空気感と会話で成り立っていくストーリーとても良かったです。
私の人生で読んでよかった漫画トップスリーにはいるくらいには感動しました。
自分の生い立ちと重ねて感情移入したのもありますが、もうとにかくほんとに読んで見てほしい。
いいね
0件
大号泣
ネタバレ
2025年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初から泣けて、最後はもう大号泣。
昌典の親友、慎太郎が突然亡くなり、その死の真相がわかっていくのですが。。お葬式に東京でお世話になったと""みのるがやってきて色々と手伝ってくれるんですが、実は"みのる"は慎太郎と一緒に死のうとしてた人で、亡くなる直前まで慎太郎と一緒にいて、昌典たちに遺書を探してた…
実と昌典、めちゃくちゃ幸せになって欲しい😭慎太郎も生きてて欲しかったけど。切なすぎるし、悲しすぎるし、大号泣だったけど、実と昌典が幸せになってくれて嬉しい。めちゃくちゃ泣けます。
いいね
0件
ドキドキ
ネタバレ
2024年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中、怖い話かと思って身構えてたけど、めちゃくちゃいい話で良かったー!!とにかく幸せになって欲しい。めっちゃ泣いたし、よく寝れそうです(深夜2時)
号泣 大号泣
2024年6月4日
途中から嗚咽が止まらないくらい号泣してしまいました。
出てくる人みんないい人ばっか、誰も悪くない、でも辛い辛いよー、ティッシュ必須の作品です、あと読み終わった後はしばらく1人で居られる時間に読まないとダメですね、重く辛いけど前向きに終わってるので、これからの進んでく2人ももうちょっと見てみたかったです。
いいね
0件
ぜひ読んでみて
2024年5月8日
絵★★★★★/キャラ★★★★★/ストーリー★★★★★/エロ度★★★☆☆/読み応えあります。密度の濃い一冊。
大好き
ネタバレ
2023年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ Twitter(X)でスパゲティ狼さんを知り、好きになり、この本に辿り着きました。
この方がどこででも、ご自分の作品を作っていけるように、ちゃんと周知され、お金も廻りますように。
Fateは凜ちゃん(漢字もあやしい)がメインのシリーズしか観てないし良くわからんのだけど、この方の何が好きって、絵が兎に角綺麗。
商業よりも、更に更に進化されている✨
で、ギュンときて、ここまで追いかけてる理由は顔の表情。
まるで詩みたい。
自宅に本を置いておけないので、3千円の課金ができず辛い。
もっと調べたら、どこかで電子版買えるのかしら?
Xで、作者さんに話しかける勇気かしら…?
レビューになっているか解らないけど、皆読んでみてね。
あとがきで3人の写真になって笑ってるの、泣けるから気をつけてね。
いいね
0件
良いはなし
2023年8月22日
ストーリーがしっかりしてて、なんか寂しい気持ちになるのですがでも温かい気持ちにもなります。
2人が出会えたきっかけが悲しいですが。
ジーンときました。
残る者が1歩を踏み出すための物語なのか?
ネタバレ
2023年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大号泣するかどうかは個人差があるのかもしれません。いわゆるマンガ的な、煽って煽って感情を高ぶらせるような描き方はされていないように思います。逆にそこにリアルさを感じました。すごく大事な人が亡くなっても、何年も離れていたなら、そんなに号泣できないと思う。私はそうでした。実感がね、沸かないんですよ。もう、いない。もう、会えないっていうのが。周りの人に対して取り繕ったりもするし。だから昌典の淡々としてるようでいて、時折ぶわっと感情がぐちゃぐちゃに押し寄せてくるような表現、すごく分かりました。逆に実は慎太郎との関係性や接していた時期も昌典とは違う。だから葬儀では泣き崩れたんでしょうね。慎太郎の死の理由に関しても読者としては知りたい!でも慎太郎本人が誰にも明かさずに逝ってしまい、残された人達は訳の分からないモヤモヤと痛みを抱えて、それでも生きていかなきゃならない。私にとって本作は昌典を体感するような物語でした。読みごたえはあると思いますし、重いテーマですが、作中の昌典、特に実の明るく振る舞う姿に救われました。
亡くなった友を通して出会った二人。
ネタバレ
2023年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 友の死を通して出会った二人。かけがえのない人の死。何故死んでしまったのか…。残されたものの心情が丁寧に描かれています。そして二人を通して自分も前向きになれるようなお話です。何度も読み返したい作品です。
いいね
0件
泣ける
2023年4月20日
ビックリするくらい泣けました。実くんが抱えていたものが思ったものではなく、幸子さんがとても母親で慎太郎が選んだ道も。まさのりくんが寂しさを抱えて前に進もうと思うのも。全部よかった。本当に泣けた。
いいね
0件
良かった~泣けた💕
2023年4月14日
それぞれの心の底に秘めた想いが切なくて、ストーリーが重いのになぜか心温まるスッキリ感も最後に!愛を感じられる作品です。
いいね
0件
じっくり読みたい
ネタバレ
2023年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 帯は大袈裟ですが、じっくり読みたい作品です。2年くらい前に購入し、一度読んだときにはさほどよいとは思わなかったのですが、辛いことを経験した今読むと、感じ方が変わっていました。読んだタイミングで受けとり方が違ってくると思います。疲れていたから親友からの夜の電話をとらず、またかけ直せばいいと思っていたら、まさかの親友の死。お葬式に現れた青年の号泣。亡くなった親友を受け止めきれない2人が支え合い、前に進んでいく。昌典の、生き返らんかなあ、のシーンは心からの叫びでした。
なかなかの作品
2023年1月17日
号泣と言うよりもなんだか、考えさせられました。
残された人、偶然にも出会って関わった人。それぞれの思いがある!遺書がまた泣けました。お母さんの言葉もグッときました。
いいね
0件
どんどん引き込まれた
2022年12月10日
ちょっとサスペンス映画な感じです。最初はただ失恋の二人が慰め合い、恋に落ちたりの話と思った。流れ的にはちょっとサスペンスみたいな感じがします。面白かったです。
いいね
0件
こんなBLもあるのね。。。
2022年11月7日
途中までは先が読めないミステリーのような、この話どうなっていくんだ!?と読んでましたが、途中からどんどん解明されていったらもう、闇雲に読んでた自分がいました。大号泣というか、お母さんのあの子の無念は私が背負っていくというセリフに胸が詰まり、幸子さんこれからどんな生き地獄なんだろうと。。。とポロリときました。電話さえ繋がっていれば。、、と考えずにいられません。
嘘じゃない「大号泣」
ネタバレ
2022年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙に堂々と「大号泣」と書いてあったので、てっきり涙誘う系のよくある話でしょ...と思い込んで手を出さなかったのですが、結局レビューに釣られ、クーポンに釣られ購入に至りました。でも絶対「大号泣」にはならないだろうと思ってましたが、もうクライマックスで大号泣してる自分がいました...涙誘う系とは思えないぐらい最初は明るくてミステリアスな雰囲気ですが、とても引き込まれました。もうクライマックスのところでは「なんでだよぉ慎太郎さん...!」って一緒に泣きました。結局慎太郎さんがなぜそんな選択をしたのかは明らかに出てなかったんですが...私には慎太郎さんが実くんへ最後に書いた言葉の中で「何事もタイミングだと思います」という言葉がすごく残りました。とにかく「大号泣」というポップは嘘じゃなく、前に進もうという気持ちになれる、人生を生きていく中で色々振り返られる、BLというジャンルを越えた作品だなと思える作品に久々に出会えてとても嬉しいです!!!
いいね
0件
ストーリー重視です。
2022年10月17日
親友のお葬式からお話が始まりますのでシリアスな場面もありますが、実くんが明るかったり、村の人の雰囲気も良くてずっと暗い感じではなかったです。
実くんと慎太郎の関係、慎太郎と昌典の幼少期の記憶、慎太郎のお母さんの言葉など、読んでてぐっと引き込まれました。

読んだ後は映画を見終わった時のような気持ちになり、とても素敵な作品と思いました。
いいね
0件
分岐点
2022年10月3日
読み終わるまで何度目を閉じて、少し時間を置いて読んでを繰り返しました。もしあの時繋がっていたら、三人で過ごす未来も有ったのかと思うと切ないです。友人の死も連れてこれから2人が過ごす未来が、幸せに満ちたものだといいですね。
いいね
0件
死を扱った重めのストーリー
2022年9月17日
297pで全てタイトル作品。エンドランドでもそうだったけど、この作品も受け攻めが印象と逆で、途中でえぇーーー!ってなりました。が、のどかな田舎の集落の描写も、終盤まで明かされない謎の部分も、面白くてグイグイ読めました。
いいね
0件
自死
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死にたいって思って、いろいろな複雑な要因が絡み合い、タイミングが合ってしまうと、実行できちゃう、運命みたいなものかな、と。そのタイミングで、この話の場合なら電話がつながってたら、とか、電話かけさせてたら、とか、たらればでしかないけど、そんなのも運命に思える。ただ、遺された人達が抱えていくモノは大きく、簡単には消せない。そして、最期まで弱みを見せたくなかった気持ちを考えると涙出る。せめて、遺された2人が幸せになることを願う
いいね
0件
前に進んで行かないと……
2022年9月15日
人それぞれに、悩みや想いがあって、解り合えたり、拒絶したり。。。人間って難しいです。好きな人との、永遠の別れはつらい……悲しさも寂しさも、人と分け合う事が出来たならそれはすごく幸せな事かも……二人がこれから、前を向いて幸せになれたらいいですよね!
いいね
0件
幸せになって欲しい
2022年9月13日
親友の死。そこから見えてくるのは、自分の秘めた想いと、死の真相。残された者たちは、再び前を向いて歩きだすことができるのでしょうか。皆が幸せになれますように。
いいね
0件
うおぅ!そうだったのか!
ネタバレ
2022年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の(多分)えちはチラッとパーツだけで明確に描かれていないので攻受が不明なのですが、中盤にきて、しっかり描かれた時「うおぅ!そうだったのか!」ってなります。表紙ではうかがい知れない💦●作品は、昌典と、昌典の親友・慎太郎の葬式に現れて号泣する謎の青年・実の話で、中盤過ぎになって実と慎太郎の関係と実の目的が明らかになるのですが、そこでまた「うおぅ!そうだったのか!」ってなります。●慎太郎の死因は自/殺だったのですが、母親と昌典と実にそれぞれ宛てた遺書は…泣けた。特に昌典がそれを読むシーンで生前の慎太郎が話しかける感じで描かれた演出がもう反則級で、自分は一読者なのに喪失感がすごくて涙がこぼれました💦その後の昌典の叫びと号泣も胸が痛かった😩●そして慎太郎の母親が彼の四十九日が終わった後、実の髪を切りながら話した彼の死に対するスタンスに関しての台詞がまた泣けた…。痛々しいような…でも優しいような…ホントに切ない台詞で、今後、もし自分がこの先大切な人を失うようなことがあった時、きっと思い出す言葉だと思います。●大きな喪失感と悲しみを抱えた母親や昌典や実がお互い心の空洞を埋め合いながら、それぞれ未来に向かっていく様子に、一筋の光が見えます。みんな幸せになってほしい。
しんたろうサイドや心理描写がなくてリアル
ネタバレ
2022年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ しんたろうに何があって何を考えてどうして死を選んでしまったのか、しんたろうの心理描写が知りたいと思いつつ、描かないのはすごくリアルだと思いました。亡くなっているので疑問は解決しない。みんな、なんでとたらればを思いながら受け入れていかなきゃいけないんですよね。
物語だとだいたいサイドストーリーや過去が描かれているので描かれないのはとても新鮮で1つのノンフィクション映画をみたような気分です。
あと全然関係ないのですが近年人気絶頂に亡くなった某俳優さんを思い出しました。読み終わった今そんな虚無感です。
しんたろうはきっと、実と昌典を会わせようとあそこに埋めたんだよね。そうでもしなかったら実は滞在しなかっただろうしそもそも線香あげに来なかったかも。少ない描写なのに、しんたろうは本当に優しくて人の気持ちに敏感だったんだろうね。それ故に色々抱え込んでしまったのかな...。しんたろうの次の人生では幸せでいられることを祈っています。
ミステリー仕立てのヒューマンドラマ
2022年9月12日
重いテーマへの耐性がめちゃくちゃあるので、読後に鬱にはならなかったです。最後まで明らかにならないことがあり、それについてあれこれ考えています。
いいね
0件
2022年9月12日
切ないストーリー□
でも読んで良かったです!
別れと出会い、どちらも訪れる事
色々考えさせられるストーリーでした□
いいね
0件
おすすめ
ネタバレ
2022年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みで気になり購入しました。読了後にもやもやした部分があったのですが(多分私は慎太郎が死を決めた理由というか慎太郎をもう少し掘り下げて欲しかったんだと思います)そこをはっきりと描かないからこその物語なんですよね…。慎太郎はいないけれども慎太郎が繋いだ縁が続くと思うとじーんときます。おすすめです。
いいね
0件
泣けるBL
2022年9月11日
その誘い文句で試し読みをして、そのまま購入してしまいました。あの時電話に出れていたら、無理にでも止めていたら…残された者は色々な後悔と共に生きていくことになります。それを最後に「一緒に生きていく」と表現して主人公に脱帽です。読んでよかった!
いいね
0件
つらい、でもよい
ネタバレ
2022年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄くつらいけど最後まで一気に読んでしまいました。亡くなる人には理由があって、その人の人生だから、誰にも否定する権利はないけど、生きていて欲しかったと思います、何より自身のために。読み終えて心からそう思いました…
いいね
0件
前情報なくていいので読んでください
2022年9月10日
帯の「大号泣!」というアオリがチープに思える、良い作品でした。
その葬式に参加できた友人は2人だけ。友人、幼馴染を亡くした2人が寂しさを抱えて乗り越えていく。すこしの謎と不穏さを残しながら話が進みます。
話の進め方も、表情の表現やコマの使い方もとてもお上手で、この作品で初めて読みましたが好きな作家さんの一人にになりました。
確かに暗い話ですが、登場人物の明るさや地元の方々の優しさ、穏やかさが心地よく、残された人たちが救済される優しい物語。悲しくも2人がこれからを生きていくための物語。
帯に大号泣とか書かれてなくても泣く
ネタバレ
2022年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ でも大号泣と書きたかった担当の方のお気持ちもとてもわかるような、それ以外に言葉が出てこなかったんだなと思えるお話でした。

コロナで慣れきってしまったけど家族葬って?…と気づいて序盤鬱になり、また実の存在とか表情とか態度行動全てが怪しくていっそのこと幽霊であって欲しいと思うくらい情緒がおかしくなりかけました。読み返したら伏線も回収されてて2度3度美味しいやつでしたが初見はしんどかったー。

実が東京に帰る際に見たみのりの山はあれは桜が咲いてたんですか?あのシーンはまだよくわからないですが、たとえ下山できなくなったとしても実がいてくれる、慎太郎には打ち明けられなかったし忘れもしないけど前を向いて一緒に生きたいと思える人と生きてくんだーみたいな解釈なのかなと思ってます。
飽くまで実と昌典ふたりの話。慎太郎の話が衝撃的ではあるけど鬱展開では終わらないし暗いだけの話ではないです。

作者さんのコメントにもあったけどお酒のお供に…うわーっと泣いてってのもいいですし、個人的にはそれにプラス翌日にまた読み返して全てを知った上でみのり視点で読んで昌典にキュンキュンするのもオススメかもです。
静かに涙が出る系の漫画です
ネタバレ
2022年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに重いの読んだ…なんかもう、感情移入すると大声で叫びたくなるほど重い話なんですけど、生きてるふたりが故人の思いを持って生きていくって…なんか心揺さぶられる話でした。ただひとつ、ほんとに私の趣味でアレなんですけど…表紙も立ち読みの話の流れ的にも絶対黒髪受けだと思って読んだのに逆だったのが最後まで引っかかって…話の流れ的にも攻め受け役は合ってるんだろうけど…なんとなく私にはハマりませんでした…裏切られた感が少し(笑)でもお話は素敵なのでぜひ読んでください〜
泣ける□もう一度読み返したい
ネタバレ
2022年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 取り扱ってる内容は少しダークなもので、読んだ後にスッキリとなるような話では無かったですが、胸が少し苦しくなる考えさせられる話で、一度読んでほしいなと思える作品でした。
結局、慎太郎さんの弱さが何だったのかははっきりとは分かりませんでしたが、繊細な心の持ち主で、だからこそ昌典の寂しさに気づいてあげられ、いつも助けてくれていたのではないのかなと感じました。
慎太郎さんの繊細な部分や実くんの完璧を求めようとするだけから回りする現実などは自分に当てはまる部分も多くあり、きっと現代人によくある悩みなのではないかなと感じます。しかし、自分の弱みを見せられる良い人に出会えることで、自分の弱さを受け入れながら生きていけるんだろうと思います。実くんは、慎太郎さんから「嘘をつけない素直な子」だから死なないと思うって書かれていたのもそういうことなのではないかなと感じました。
実くんにとっても、昌典にとっても、お互いの出会いが自分の支えになっているのを見ると、こう言っていいのか分かりませんが、慎太郎さんがこの2人を引き合わせてくれた、素敵な出会いを与えてくれたのではないかなと考えました。
また、この作品では田舎の人の距離の近さの悪い面よりも良い面、暖かい人々が描かれていて、田舎に住む私としては嬉しいなと感じました。
うまく文章化できませんが、本当に読んでもらいたい、自分自身ももう一度読み直すしてみたいと思える作品でした。
出会いを大事にしたいです、
2022年9月9日
寝れないので読んで泣いて寝れません(笑)
ほのぼの系かと思ってたのですが…クーポンキッカケに良い作品に出会えて良かったです。
絶望、喪失から再生のお話。
ネタバレ
2022年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ とてまミステリーチックなお話でした。
親友のお葬式、なにやら不穏で重苦しい雰囲気から始まり、親友の友人と名乗る実が現れます。かなり、謎な存在…
話が進むにつれ、少しずつ謎が解けて行きますが、親友の死のきっかけははっきりとは描かれてはいません。でも、そこがまたいい気がします。
涙無くしては読めないヨ良質な作品に出会えて良かった…😄
大号泣します!
2022年8月4日
帯や、表紙から、涙が止まらない話かとおもいきや、実くんや、昌典くんが心根暖かく明るい人で、謎が残りながらも、読み進めれます。が、ドカーンと涙が出てきます。大号泣です!表紙から受け攻めを想像したのと、キャラクター的にも、え?とも思うけど、それが2人らしいです。何気に、方言に違和感なく、あれ?と思ったら、同県ですやん。あの真っ暗な夜に浮かぶ山影と夜空…飛騨の風景を描いて下さりありがとうございます!
いいね
0件
よかった
2022年7月24日
帯の「大号泣」と試し読みから、涙の心構えで読みやっぱり泣きました。慎太郎さんのことを忘れることはないけど、2人が出会えて前に進んでいくことができてよかったです。
いいね
0件
良作✨
2022年7月23日
絶望、希望、寂しい、切ない、愛しい、哀しい、幸せ、、、いろいろな感情が一気に押し寄せる作品です。
本当に良い!紙の本でも手元に置いておきたいので早速ポチッてきます!!
いいね
0件
亡くした友人を通して出会う2人のお話
ネタバレ
2022年7月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ297P。ちょっと怖い系かなぁとか実くんはやばい人かなぁ、とビクビクしながら読みましたがそんな事はなかったです。死が関わるのは地雷ある人もいると思いますが、途中から涙が止まらなかったです。一緒に死のうとしていた者、生きていかなきゃいけない友人や家族、そして先立った慎太郎の想い…。それぞれが色々な想いを抱えながらまた一歩踏み出していく物語。えちは白抜き
読めてよかった
2022年7月3日
ずっと気になっていたお話し。読めて本当によかったです。みんな優しい人たちでした。慎太郎から見た世界の話しも読みたかったです。でも苦しくなりそうかも。
いいね
0件
味わい深い
2022年6月15日
エンドランドからの作家さん買いだったのですが、こちらも人の描写が味わい深くて読み返してしまいました。BLを探して手に取った本ですが、すっかりお気に入りです。
あと、あれ?っと思いながら読んでたんですが、舞台が地元でした(笑
いいね
0件
読んでよかった
2022年5月21日
試し読みした時に感じたのは、暗い雰囲気で始まり重そうなテーマかなということでした。
それでも、先を読みたいと思い購入しました。
途中切なくて涙するような重苦しさは在りつつも、昌徳と実の2人が未来へ前向きに進んで行こうとする姿が、それを緩和してくれた気がします。
暗がり中だけど光が差している、そんな感じです。
読んでよかったと思います。
子ども達に「森へ入ったら戻って来れなくなる」と言い聞かせていた迷信の真実には、驚きと同時に納得もした。
いいね
0件
よかった
ネタバレ
2022年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 言い伝えが最初は怖い感じの話かと思ったけど感動した
お互いが慎太郎くんのことを乗り越えて、結ばれるのが素敵でした
いいね
0件
一気に読み終わった
ネタバレ
2022年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーに引き込まれた(泣)
はぁー。読み終わった後に、一呼吸おいて。
エッチ感は、あんまないけど 二人の感情がキュンとなった。慎太郎何で死んだんだろ…と気になるところだが
慎太郎のお母さんの言葉も良かったなぁ。
その後が、ちょっと見たかったなぁ。。
買って良かった!また、読み直したい作品です。

いいね
0件
最高…
2022年5月10日
作者買いです。
先生の作品は毎回ストーリーが魅力的で読んでてとても印象に残る内容です。ページを捲るスピードはゆっくりなのに内容がスラスラ入ってきていい作品でしたありがとうございます。
号泣とは違うけれど
ネタバレ
2022年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わったあとに、心が静かに重くなり、死が周りに与える苦しさを感じ、悲しみに包まれます。なぜ亡くなったのか。1人でその道を選んだ彼のことを思うと、とても心が苦しくなります。タラレバは意味ないとわかってても考えてしまい、もしあの時・・と残された人達がそれぞれ考え、後悔や罪悪感を抱えて生きていく。とても切ないお話でしたが、闇の中に残された2人の間に芽生えた想いが、生きていく希望となる。闇の中に一筋の光を感じるお話でした。嘘や隠し事、森の描き方でミステリアスな雰囲気もあり、ドキドキしました。私は号泣しませんでしたが、切なくて静かに目に涙が浮かぶ。そんな感じだと思います。あとは、表紙の印象と攻受が違って、まぁそっちでもいいけど逆でもいいなーと思いました(笑)。重いテーマで全体に暗さはあるけれど、最後は光を感じるし、心に余裕がある時にじっくり読むお話だと思います。
いいね
0件
生きて欲しい
2022年5月4日
初読みの先生です。絵は好みですが、森のかげの描き方で重くて切ない雰囲気がでます、とても良かったです。
いいね
0件
読んで良かったです
2022年5月3日
他の方のレビューを読み、試し読みをし、気になって購入したところ、とても引き込まれました。泣いてしまいました。人に勧めたくなるお話でした。良かったです。
いいね
0件
不穏な空気を否定つつ、祈り読み進めました
2022年4月30日
読み進めるにつれ感じる違和感に、最悪なことを想像したり、否定したり。揺さぶられながらの結末は、そういう終わり方が好きな私には満足でした。なぜそうなったのかと思う部分も、謎で蠢く作品の空気感には必要だったと解釈しました。
思わず泣いてしまいました
ネタバレ
2022年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結構みんな考えたりするんかな?結局慎太郎の理由はわからんかったけど、
遺書を見るシーンで号泣しました!!
いいね
0件
それぞれの弱さを包み込む大きな森
ネタバレ
2022年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 嘘つきは迷って出られないと言われる「みのりの森」がある田舎の集落で葬儀が行われます。亡くなった慎太郎の幼馴染•昌典以外は身内だけのひっそりとした葬儀に、渋谷実と名乗る青年が訪れます。地元に残った昌典は、卒業後上京し、そのまま戻ることなく亡くなった慎太郎のことが好きでした。突然命を絶った慎太郎への想いが溢れたその夜、昌典と実は抱き合います。慎太郎の東京での友人だと言う実は自分のことを語ろうとしません。昌典も敢えて何も聞かず、二人は寝食を共にし、慎太郎の荷物を片付け、抱き合います。実の存在で、昌典は初恋の相手を失ったショックから救われるのでした。二人の記憶にあるのは、いつも明るくちょっとふざける慎太郎の姿で、それだけに後悔や喪失感は大きく、また昌典と実を繋ぐ慎太郎を死に追い詰めた理由は最後までわかりません。故郷に残した大切な幼馴染にだけは最後までカッコ良くいたかった、慎太郎の弱さと強がりが切ないのですが、それでもその不在も含めて慎太郎を大切にしながら、二人は未来に踏み出します。
辛いけど温かいストーリー
ネタバレ
2022年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染で初恋の相手の慎太郎が亡くなり、葬儀の日に昌典の元へ現れた実。昌典と実は寂しさを埋めるように身体を重ねるが実には昌典に言えない秘密があった。
人間誰しも弱さや闇を抱えているけれど、弱さを曝け出せない人ほど一層それが強く大きく膨れ上がる。溢れるギリギリの所で生きていたであろう、慎太郎から昌典への亡くなる直前の電話は果たしてどんな気持ちで掛けたのか。。結果的に亡くなった慎太郎だけれど、それまでの数日を実と過ごせた事でいくらかでも気持ちが救われたのではないか。もう少し2人が早く出逢えていたら結果は違っていただろうか。
みのりの森に埋められた遺書にすら、どこにも弱音が吐き出せていない慎太郎の気持ちを思うと辛い。
この世界には実と昌典の2人きりではなく、村には慎太郎を含めた3人を見守ってくれる人達がいる。それを忘れずにこれから前を向いて幸せに生きてほしいと願う。
みのりの森に埋められたモノ
ネタバレ
2022年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 突然前触れもなく初恋の人である慎太郎を失った昌典。東京に行ってから会えることなく、突然の別れ。昌典の泣く場面と放つ台詞が辛くて痛くて泣ける。一緒に死のうと思ってた実。慎太郎の陽気な性格と一緒に過ごす楽しさ、慎太郎の話す昌典についての興味。期間を決めていたけど、死をやめようと昌典と話して、別れた直後、慎太郎は1人で死んだ。後悔と罪悪感を考えたら苦しすぎる。でも残された2人だからこそ、埋め合えるもの、与える温かさがあったからこそ支え合えたのかと。慎太郎の遺書には、母と昌典と実の3人に宛てたものだったが、どれも遺書とは言えない。弱音とかさよならの言葉が無く、明日にでも帰ってくるかのような普通のお手紙。コレ見てまた泣けました。慎太郎はきっと繊細な部分があって、いいカッコしいだけど、見せない弱い部分がある。それから、「死にたい」じゃなく、生きるか死ぬかを考えた時、死ぬを選択したって感じがします。残された人達は落ち込んだりメンタルに来たりしてたけど、しっかり前を向いて歩こうとしてるので安心。実と昌典は同棲スタート。もう寂しくないね。
色んな動画サイトで
2022年4月19日
オススメの本を紹介されている所で度々こちらが...
ふむ。自分的にはツッコミどころはあったけど凄い良かった
いいね
0件
残る…
2022年4月19日
あの時、こうしていれば、あわしていれば…って思う事が人生の中で何度かあるけれど、親友で初恋の人の自死に関わるなら尚更思い続ける事だと思う
いいね
0件
泣くことはなかったけど
2022年4月19日
297p、全表題作。ページ数も多く読み応えあり。帯の大号泣、は無かった。大事な存在との永遠の別れはそれぞれに喪失感をもたらすものではあるが、残された者は立ち止まってばかりでは辛過ぎる。ここで出ている主要人物達は皆、身体も心も大人。哀しみはあるが先に進む術を探し、それを知っていた。感情移入という点では今ひとつノリきれなかったけれど、良い作品でした。
サスペンス要素強く引き込まれる
2022年4月18日
一人でも多くの方に読んでもらいたいと思ってネタバレなしでレビューしたいと思いました。親友の死がテーマなのでそれなりに重くはあるのですが、暗くて辛いのは苦手だというだけでスルーするのは勿体ないくらい読みごたえがあってとても面白かったです!親友の謎の死、東京の友人“実”は何者なのか、そして“みのりの森”とは…などサスペンス要素が強く物語に引き込まれます。そしてそんな悲痛な状況下で引き合わされた二人の関係の行方にもハラハラさせられますが、二人の程よく明るいやりとりが重いストーリーを軽くしてるような気がします。まりぱか先生はじめてなのですが、ストーリーや魅せ方などとてもうまい先生だな〜という印象。涙は必至ですが気になった方はぜひ読んでみてください。
泣きました。
ネタバレ
2022年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中泣きました。
慎太郎がどんな悩みがあってそうなったのかが詳しく書かれていなくて、気になる所だけど。
あと2人が最初の夜に致していたとは最初思わなくてびっくりした。
号泣…
ネタバレ
2022年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全297頁の作品で読み応えがあります。
最初から衝撃的で、途中から涙と嗚咽が止まりませんでした。
読んだ後も少し引きずりそうですが…
最後は二人共、前向きに頑張ってる姿が見れたので良かったです。
いいね
0件
泣けます
ネタバレ
2022年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 慎太郎の死の理由がいまいち分からなかったですが
弱さを隠して生きるのが苦しくなっちゃったのかな…
実が何者なのか分からなかったので
最終的に悪い奴じゃないと分かってホッとしました。
いいね
0件
重めの話が好きな方向け
ネタバレ
2022年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじで惹かれ、立ち読みでそのまま購入しました。
最終的には前を向いて歩けるようになる、良いお話でしたが、とにかく重たい。読後感ツラめです。
遺された側にも「もしもあの時」が心に残り、また独りで逝ってしまった慎太郎のことを想うと胸が締め付けられます。絵だけでなく、繊細に登場人物の心情か描かれているので入り込みます。重いストーリーが好きな方にはオススメです。何度も読み返したくなるものとは違いますが、時々じっくりと読みたくなる一冊だと思います。おそらく暫く経っても内容を忘れることはないてしょう。
引き込まれる
ネタバレ
2022年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重いテーマである分、一言では言えない感情が色々と湧き起こる漫画でした。
でも読んでよかったなって思います。
最後は前を向いて行く2人が見れて満足です。
いいね
0件
うーん、、辛い
ネタバレ
2022年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作家さんです!うーん、立ち読みでわかってたけど、やっぱ辛い、マンガであっても辛い。慎太郎の表面ではわからない心のもろさ。他人にはわからないように。わかってほしい、助けてほしい、とかじゃないんだろうなあ。ただ残されたものの辛さ。あの時ああしてたら、会いにいってたら、電話にでていたら、、辛い。どうしようもない後悔を思うと辛すぎてしょうがない。
2人は共に歩んでいこうと、前向きなラストで安心でした、よかったです!エッチシーンもエロくて最高です!!
ただ、読み終わって、私は辛い気持ちが残っちゃいました。
評価、レビューに惑わされず読んで欲しい
ネタバレ
2022年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ もっと評価高くて良いのにとモヤッとしてしまうくらい、とにかくずっと涙が止まりませんでした。大号泣ではないだとか書いてる方が結構いますが、私は今まで読んだ作品でここまで心にずしっときて嗚咽するくらい号泣したのは初めてでした。
テーマは重めなんですが、人間味も温かさもあり登場人物たちが前を向いて少しずつ進んでいく姿がすごく繊細に心情描写されていてとにかく感情移入しまくって読み終わった後はしばらく放心状態に…。
攻め受けが逆でがっかりだとか、大号泣ではなかったとかレビューがありましたが私はもはや攻め受けどちらでも良かったし、テンポ良いイチャイチャラブラブ、エロシーン満載!みたいなBLよりもこういう繊細で重めな作品が好みなのでかなり刺さって本当に購入して良かったです。
慎太郎の自死の原因についてもあえてはっきりさせないところが、より登場人物たちの「あの時こうしていれば、」という葛藤が強調されて良かったと思います。
個人的には満場一致の5点満点でしょってくらい良い作品なので、試し読みとレビューだけで判断せずもっとたくさんの人に読んで貰いたいです。
どういう気持ちで
2022年4月15日
初っ端からお葬式で始まって、ああこれは過去の恋を振り返る話なのかと思っていたら、そうではなく実は新しい出会いの物語だったのだなぁと。2人幸せになって欲しい。
なるほど
2022年4月3日
読み終わった今、すごく暗い気持ちってわけではないですが、どこか引きずるようなどんよりとした気分です。
途中までは、突然やってきた実が何者なのかとか、みのりの森に何が隠されているのかとか、全然分からなくて、少し恐ろしさも感じながら読みました。
読み終えてみると、出てくる人みんな素敵な人で、ドロドロした感じもないので、重いけれども気持ちよく読める作品でした。
😄
2022年3月3日
広告で流れてきて、気になっていたので買ってしまいました。導かれるように出会った二人。お互いが抱えてるものが浮き彫りになっていくにつれて、どんどん作品に飲み込まれていきました。絵が綺麗!!!
いいね
0件
あなたの解釈で物語を体験してみて下さい
2022年2月17日
読後、まず思ったのは、「作者さんはなぜこのテーマを選んだのだろう」でした。
近しい人を亡くすのは、例え病死であっても、大なり小なり負の心が残ります。
無念、悔恨、寂寥、そして自責。
ましてや自死であったならば、何万回"なぜ"を繰り返すことか。
それでも残された人にはまた日常がめぐってくるし、生きていく義務がある。
心の落としどころを見つけないといけない。
誰も悪くない。 ただ、少し歯車が狂っただけ。
狂った原因は分からないし、狂わせずに済むことができたのかも分からない。
ちょっとした異変がその日のうちに隅々まで伝播するような田舎で、慎太郎は何を思ったのか。
作品としては面白いと思います。
ミステリー要素があり、絵も構成も上手いのでページをめくりたくなる魅力があります。
ただ、なぜこの物語だったのか。
単純に楽しむだけで終わらせてはいけないような気がしました。
自分の人生に還元したい。そう思います。
深いため息
ネタバレ
2022年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んだ後、なんとも言えない気持ちになりました。2人にとって慎太郎さんは大切な人。慎太郎さんの生前の描写がけっこうあるところが切なかったです。お母さんが言うように、たらればのお話をしても仕方ないのですが、つい考えてしまう。読んで良かったです。凄く良い作品でした。
いいね
0件
しんどいけれど…
ネタバレ
2022年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わった後、ぐるぐると考え込んでしまった。内容的にもボリューム的にも体力が要るお話。自死した慎太郎を思うと胸が痛くなる。大切な誰かをを失った後も遺された者達は生きていかなければいけない。そのことを思うとそのしんどさに眩暈がする。そんな中、作中の慎太郎の母の言葉が強く心に残った!
考えさせられます
2022年1月27日
泣きまではいきませんが、すごく考えさせられました。
ぎゅっと苦しくなる感じです。
気持ちが落ち込むので、休み前とかに読むのがいいと思います。
いい意味で余韻がしんどい
2022年1月22日
謎の多いミステリー要素のある作品で、後々きちんと伏線回収がなされますが、その中でも1番重要な謎だけは読者に解釈を委ねた形で終わります。
そのため気持ちを引きずると言うか、読了後も悶々と考えてしまう。
この余韻が好き嫌い分かれる所だと思いますが、個人的には、たまにはこういう作品もいいと思います。
話自体は重いですが、登場人物はみんな好感の持てるキャラで魅力的でした。
残された人達の、葬送の儀式
ネタバレ
2022年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大切な人を亡くして、どれほど慟哭しても、残された者は生きる。その再生の道程として葬送の儀式がある、生きている人のために葬儀はあるのだ、と聞きました。
その過程で、自らの選択だったのなら尚のこと、逝ってしまった理由を探したりタラレバを考えたり、残された側の気持ちは苦しい。それでも生きていく、生きるために自分の気持ちと折り合いをつけていく。
都会で一人逝ってしまった慎太郎の葬儀で、親友の昌典は慎太郎の友達だと言う実(みのる)と出会います。みのるにはどこか謎めいたところがあるものの、初恋の相手だった慎太郎を亡くした昌典は、苦しさを受け止めてくれる実に想いが強くなります。昌典とみのるの縁は、慎太郎が結んでくれたもの。二人が出会う前から分かっていたかの様に。
穏やかで優しい昌典、昌典を支えようとするみのる、昌典にとってカッコイイ慎太郎。逝ってしまった慎太郎を、母親として、親友として、最後に触れ合った相手として、それぞれに受け止めて、前を向いていく。大号泣はしませんでした。みのると昌典が出会って、再生していく物語と思えたので、それほと重く感じませんでした。優しい昌典の周囲は、優しさで満たされていた。涙が出たのは、慎太郎の母親の言葉。自分の息子の死をどう抱えるのか。あのセリフは辛かったです。
帯と綺麗な表紙に導かれた...
ネタバレ
2022年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごく綺麗な作品でした。自分自身このような内容は初めてで泣くということを承知で見たのですが、命の儚さや純粋さ、人間の生の儚さを身にしみて感じることができた作品でした。
いいね
0件
読んでよかった。
ネタバレ
2022年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 闇を抱えてた慎太郎と実。少しズレたまま転がってしまって、慎太郎は出て来られなくなってしまったんだと思う。いつも笑顔で穏やかな昌典だって、生い立ちを思うと、抱えてるものは大きいはず。誰だって弱さも闇ももっていて、全部を晒し合ったり解り合ったりできることなんて、どんなに親密な関係でもきっと難しい。個人的には、昌典のつらさに重い気持ちになった。知らない幸せってあるのかもしれないけれど、結局それは本人の預かり知らぬところで他人が決めたものなのだから、残酷なんじゃないかと思った。慎太郎母の思いにもぐっときた。村の人達の温かさとに救われた。
いいね
0件
考える作品
ネタバレ
2022年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 300ページ近くあり、内容も重めなので読むのに体力が入りました。流し読みしてはもったいないです。しっかり、時間をかけて読んで欲しい作品でした。
自ら死を選んだ慎太郎を通じて知り合う2人の物語です。
幼い時から慎太郎と共に過ごした幼馴染み・昌典×東京で慎太郎と出会った実。
慎太郎の葬式で出会った2人、実が慎太郎の民宿に世話になることになり、49日まで一緒に過ごすことになります。
慎太郎を失った寂しさを埋めるように関係を持つ2人。段々と慎太郎の死の真相が明らかになっていき、実の素性がわかり、これからのことを考えるにあたりやっぱりお互いに惹かれてお付き合いする流れになります。
慎太郎の死という変わらない事実を、それぞれにどう受け止めるか。昌典や実だけでなく、慎太郎の母親もそれを受け止めて前へ進もうとする人間の強さ弱さを感じる作品でした。
私は特に実の気持ちが心に刺さって苦しかったです。
直前まで一緒に居たし、何か違えば慎太郎の死を止められていたのではと思ったり。
死んでしまったあとも、慎太郎から昌典をよろしく的なことを言われていたのもあって昌典を支えてあげなくちゃと思ったり。彼が彼なりに出来ることをしたいという気持ちが、彼を生かしている。
それぞれに前を向いてあるきだそうとする歩き出そうとする2人が、笑っている姿が見られて幸せです。
感動
2022年1月8日
亡くなった友人で繋がった二人。四十九日まで一緒に生活するようになり、からだの関係にもなります。
お互いが慰め合うようにいつしかそれだけではなくなったのだろうな。そんな恋もありだと思う。
いいね
0件
色々考えさせられる
2022年1月3日
重いテーマの作品で、色々考えさせられました。
自ら命を絶つこと、共に絶とうとするもの、残されたものなど
それぞれの立場や想いが交錯しながら、少しずつ前を向いて歩みはじめ
とても深いストーリーでした。
いいね
0件
珠玉の作品。
2022年1月2日
泣くのは、ちょっと 違うなって 思いました。悲しいのは、悲しいけれど、それよりも この作品は 残された人たちの生命の更生(リフォーム)の話だと思いました。慎太郎の母親のさっちゃんが 実に ”なにも背負わんとって。寄り添わなくていい。懐かしい友人として(息子のことを)覚えておいて。”みたいな事を言うところがあるんですけれど、そこで 初めて、涙がこぼれました。それから、 慎太郎が 親友の昌典にも見せなかった弱い姿を 母親は 知っていて、さすが 母親だなって 自分が母親だからだと思うんですけれど(母親目線で そのシーンを読むと)、彼女の 母親としての気持ちが 強く 伝わってきて 心が 熱くなりました。無念な死だけれど、そこから しっかりと 立ち上がっていく昔からの親友の昌典と東京での友人の実と そして、少しだけ それに 力添えをする仙ばあちゃんや慎太郎の母親が ほんとに素敵な脇キャラになっていました。
前に進んで、生きてゆく。
ネタバレ
2021年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 都会に出て生活していた友人:慎太郎が自サツした・・・葬儀に出た昌典と、突然やってきて「都会での慎太郎の友人」と名乗りその葬儀に参列した実(みのる)との・・・不思議な関係の49日間を描いています。
なかなかに重たい題材でした・・・でもそんな中でも前に進んでゆく「生きてゆく人達」を描いているので救われますね・・・・
あんなに明るい雰囲気だった友人:慎太郎の「死」・・・はっきりとした理由は描写されてはいませんが「生きてさえいてくれれば」という皆の言葉は重かった・・・。
生き返りはしないので「たられば」は言ったところでどうにもなりはしない。
それでも思わずにはいられない「もしあの時・・・」って。重苦しい題材ではあるのですが、多少のコメディ描写はあるので軽減されているかなと思います。
一番印象に残ったのは慎太郎の母親が、実に向って放った言葉でしたね・・・。
ホントは誰かのせいにしたかったのではないかと思われる息子の死に対して、自分の中できちんと咀嚼して飲み込んで、これからも生きてゆく人に伝えた言葉が温かかった・・・
これ結構後に引き摺りますね・・・気持ちが沈みますけど、でも読んで良かった♪
幸せな事ばかりじゃないけれど、それでも前を向いて歩いていけば「何か」が見えてくるんじゃないかしら?その「何か」は何だろうか・・(^^;人それぞれなんでしょうね、きっと。
あ、もちろんBLですしエチもあります♪そこを忘れるくらい内容が濃かったです(^^;
試し読みからの
2021年12月15日
試し読みがホラー展開なところで終わってすごく気になってしまったのでポチり。300ページ近くあるボリュームで、伏線が回収されていきます。現実に沿われて全然ホラーじゃなかった。なるほどなるほど!暗いな、確かに。自さつしたシンタロウ、寂しさに耐えられず慰め合う2人、真実を知らずに責める母、とか共感出来るかはまた別として、人間の弱さ脆さがすごく出てました。話的に満足!ただBL的には私はカップリング逆で渋谷くんは攻めのがしっくり来たかもしれない…。
いいね
0件
何度も考えさせられる、それぞれの幸せ
ネタバレ
2021年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結論から言うと、最後は人によってはハッピーエンドだと思えると思います。私は、ハッピーエンドの一歩手前の終わり方だと思っています。メリバとかバッドエンドとか悲しい終わり方とかではないです。
ただ、話のキーマン慎太郎が、もう生きていないんだという事実が、本当に悲しさと切なさを感じさせます。
最後の番外編はほのぼの?というか、その後の二人の様子が描かれていてほっこりします。
大号泣というほどではないですが、何度も読み返して、それぞれの幸せについて考えたくなる話です。

昌典は、慎太郎の強い面しか知らなくて、一生真実を知らずに生きていくんだな、と思います。でも世の中、知らないほうが幸せなことなんてたくさんあるし、すべてを知る必要もない。知ったら、電話に出られなかったことを一生後悔することになるので、彼にとってのハッピーエンドは知らないことなんだろうな。
前に進むんだ、と思えた昌典と比較して、実はどうなんだろう。最後のバスでカーテンを締めたのは、昌典に慎太郎の弱さを伝えない(嘘をついた)ことに対して、後ろめたさがあったからなんじゃないかなぁ〜と思います。実はしばらくの間は、慎太郎に無理にでも電話をかけさせればよかったという思いや、自分が止められたのでは?という思いを引きずると思うけど、その先は、生きている二人で乗り越えていってほしいと思う。

慎太郎の昌典宛の手紙、本当に明日会えるみたいな感じで終わってて、だから余計こみ上げてくるものがあります。

なんだか支離滅裂なレビューになりました。すごく心に来る話なのでぜひ読んでみてください。

追伸 表紙見て中身読むと受け攻めそっちかーいwってなります。黒髪(昌典)が攻めですので、そこは気をつけて読んでください。
素敵
2021年11月7日
読んでよかったなと思える作品の一つです。お話としても考えさせられるところがありました。あらすじの通り死をスタートに出会っているので諸々解釈はあると思いますが私が好きです。
いいね
0件
生きるという事
2021年11月5日
友、息子が跡形もなく自ら消えてしまうということ。
心の中のそこにいつもいるはずの人型がぽっかりと抜け落ちてしまう。埋めるピースはなく二度と聞けない声や見ることのできない笑顔、温もりが恋しくて寂しくて震える夜。
慎太郎の葬儀の夜、そんな昌典を東京から来た実が抱きとめる。

二度読みすると実のすべてが感慨深くさらに苦しく心に刺さります。
亡き慎太郎から明かされる事実はなく、母や昌典、実の視点で描かれているので深く深く余韻が残ります。読み手の数だけ解釈があっていいのかもしれないですね。
小さな山間の集落、上京した慎太郎、昌典の母、あの森から眺める町、すべてが想像の域を出ることはないですものね。
それでも残された人々はその面影や温もりを弄りながら、一緒に前に進むことを選んだことに安堵を覚えます。

実は東京で会ったこともない昌典に恋をして「生きる」を得ることになりました。だから泣くことができたんだろう。
慎太郎はもう泣く涙も出なかったのかな。せめて泣くことができたら「生きる」を得る事ができたのかな。
などと、あの森の慎太郎の目を思い出しながらぼんやり考えてしまいます。

ふぅ~と深呼吸してしまう作品ですが、手に取れて幸運でした。
重くても読んでよかった
2021年11月4日
297Pもあったんだと読み終わって驚くほどにギュギューっと心が引き絞られました。色々解釈ある内容。幼馴染の彼、置いて行かれた主人公、突然やってきた異邦人の彼。3人が其々抱える想いが切なく打ちひしがれた。多くを語らない作風が余韻になります。最後は明るさを感じる歩みに救われました。誰かと内容を語り合いたくなる作品でした。でも号泣まではいかなくとも沈む感じは残るので週末に読むのがおススメです。
痛みと慰めと
ネタバレ
2021年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買い。297ページ760ポイントの長編作です。多くのレビュアーさんが帯の煽りについてコメントされてますね。私もTwitterで帯をみて気になって買ったひとりです。大号泣とあると期待値上げすぎてレビュー評価が下がってしまうので帯の煽りはほどほどがよいかと。。でも売り上げには貢献するからいいのかな。
流し読み、ダメ絶対、な作品です。作者さんの仰る通りお酒でも飲みながらゆっくり表情を味わって読んでください。1度目でわからなかったことも、他のレビューにもあったように少し時間を置いて結末と人物背景をを知った上で2度目に読んだら沁みました。一言でいうとサバイバー達のお話。彼が自らこの世を去っていった理由は意図的に描かれてないと思います。本人もよく分かってなかったんじゃないかな。誰にでもそういう人生のエアポケットに落ちてしまう可能性があって、そこにSNSやネット等便利で一時でも繋がれる手段があったら背中をひょいと押されて戻れなくなってしまう。どんなに嘆いても喪われた彼はここにはいないから、残された人たちはなぜどうしてと永遠に答えのない問いを抱え、こちら側でそれでも生きていく。その過程を痛みと慰めと共に描いていきます。

ちなみにエチは表紙と上下逆ですから、もし気にする方いらしたらご注意を(私は気になりませんが。。) あと、エチ描写はなくても良いんじゃないかなとも思ったけど、ないと、きっと商業BL的に成立しないから入れないといけないんですね。。

光が射す読後感で悪くはないのですが、喪われたものはもう還らない。読後に明るいラブコメ用意しておくといいかもしれないですよ。重い作品が続いたので、次は私も徹頭徹尾明るいお話読むことにします。
残された2人の再生物語
ネタバレ
2021年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1人の男の死によって出会った2人が、心の隙間を埋め合い、再生していく物語。
号泣ではなかったけれど、彼らの感情が溢れる場面で何度も涙が浮かんできました。大切な人の死が衝撃で、じわじわと心を蝕んでいくような悲しみに耐えきれず、お互い縋るように相手を掴んでしまうその心情がひしひしと伝わってきました。派手さはないけれど、心の機微が丁寧に描かれた作品でとても良かったと思います。後悔や遣る瀬無さなど言葉にできない思いが静かに深く胸に迫ってきました。

実と慎太郎の関係や実が何をするためにやって来たのかは、予想してなかったので真相に驚いたし、思っていたよりも複雑なものが絡んでいて読み応えありました。最初は掴みどころなくふわふわした印象だった実の後悔が徐々に明かされていく展開はとても面白かったです。
実には辛いことになりましたが、慎太郎に出会ったことによって、実が人生を仕切り直すことができたのは本当に良かったと思います。

慎太郎の死に関しては、きっと生きることに違和感がある人だったのだろう合わない人だったのだろうと感じたのですんなり受け入れられました。死の理由とは必ずしも誰もが納得するものではなく、ほんの少しのズレで簡単になくなってしまうこともあるというのがリアルだなと思いました。母親が我が子にそういう危うさがあることに気付いていたというのも同じくで、母ならそうかもしれないと思い、すごい描写だなと思いました。母がわかってくれていたということは慎太郎にとっては救いでもあったかなと思いました。

2人の人生はここまでが序章。本当の人生はここから始まるのだと思いました。2人はたくさんの思いを抱えて生きていくのだろうと思います。
作者さんにはここから先を、新たに生き始める2人を描いていただきたいなと思いました。
まぁ
ネタバレ
2021年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大号泣とまではいかなかったけど、泣けました…ただ、慎太郎がなぜ死を選んだのかが全くなく、ちょっともやっと…慎太郎の弱さが見れたら大号泣かな…でも総じていいお話でした!慎太郎母の言葉が心に刺さる。
かけがえのない存在の欠落による波紋
ネタバレ
2021年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読と2周目で明らかに受け取る感動の大きさが違う作品。
もちろん再読の方が広く深く感動する。ネタバレ後の方が感情移入しやすいからだ。そして見える画面上の景色が変わってくる。

加賀、白山麓の架空の村が舞台。
自死した慎太郎、置いていかれた昌典と実。
物語は幼なじみの昌典視点で進む。
友を亡くした後、2人の男はそれぞれ号泣するのだが、読み進めると泣く理由が全く違うことが判る。そこにこのお話のエモーショナルな心情の大部分がある。

親しい者を見送った側は、傷つき、悲しみ、辛く、暗く、やるせない。また会いたい、楽しく語らいたい、温度に触れたい。美味しいものを食べては思い出し、美しいものを目にしては思い出す。
その全ての感情が、昌典のたった一言、「生き返らんかなあ…っ」に集約されている。大号泣のベストポイントである。
どれだけ時間が経とうとも、どれだけ齢を重ねようとも、その思いは決して薄れることなく自分と共にあり続けるのだ。

どんなに辛くてもただ悲しみに晒されている昌典とは違い、実(ミノル)はもっと深く複雑なところで心を削っている。
後悔、と書いてしまえばたった2文字。だがその悔やみを昌典のために、慎太郎のためにと尽くす49日間が痛々しくも温かい。それで昌典は絆されてBLになっている。(途中、BLであることを忘れるくらいキャラの心情描写が素晴らしいのだ。)

逝く選択をした慎太郎は、それが一番己れにとって自然であったのだろう。
世の中には一定数、生きている事それ自体を不自然に感じている人がいる。そういう人は死を決意した途端、初めて生きている実感を得ると多く伝え聞く。
慎太郎も多分そうなのだろうと語られる端々から伺える。
慎太郎の母は逆縁の不幸を背負い、塗炭の苦しみと共に生涯を過ごす事になるが、自分を責め過ぎずにあって欲しいと願ってしまう。弱かった慎太郎が不幸を背負わせる行為は、母に甘えたのだと思って欲しい。

一人のかけがえのない存在の欠落は、計り知れない悲しみと大きな空洞を残す。
それを忘れるのではなく一緒に生きようとする決意は、とおとく、眩しいのである。

シリアスなお話だがエチシーンはちゃんとある。
昌典の一番辛い時期に欠落を埋めた実の温度が伝わってなるようになった感ではあるが。
実の方は最初から好きだったよね。
終盤のは構図もエッチい汁だく。覆ってしまうボカシだったのは残念。
ネタバレせずにお読みください。
ネタバレ
2021年10月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大号泣は煽り過ぎかなと思ったけど、大号泣はしませんでしたが、心構えとしては良いと思います。亡くなった親友の葬儀から始まり、田舎ながらの言い伝え、なぜ亡くなったのか、なぜ彼は来たのか。ネタバレ含むにしていますが、ネタバレなしで読んでいただきたいです。そして読み終えたら、もう一度。親友が亡くなって、どんより暗くより、明るく振舞ってしまいながらも、漏れてしまうのがリアルで、益々堪えました。そして慎太郎の気持ちを掘り下げないのも、お母さんが言ったように、何て言ったらいいか分からない脆さ、これが全てでしょう。何が嫌で、何かが理由では無いということを。
闇が深い
ネタバレ
2021年10月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ページ数の多さと帯の煽りが気になって買いました。親友が自死したところから始まり段々と色んな事実が明らかになる展開はサスペンスみがあって夢中で読んでしまいました。

自死した慎太郎を介して出会った2人が依存し合うのかと思いましたがそうではありません。ラストは明るいです。慎太郎が自死した明確な理由は作中明かされていませんが決め手となる理由はないんだと思います。
昨日普通に笑っていた人が次の日呆気なくいなくなってしまう、今って結構それがおかしいことではないと思う。どうしても理由をつけるとしたら「生きづらかった」ただそれだけではないでしょうか。生まれた理由がないように人が自分で死を選ぶ時もまた、必ずしも明確な理由はないと思います。でも恋人や親友や親族だったらやっぱりどうしてって思ってしまうかな…。

慎太郎は多分心の自死はとっくに終わっていて体だけが生きているという状態だったのかなと思う。
どんな理由をつけてもこんな理由で死ぬかなと思う人は一定数いるので理由を決定付けてない所はいいと思います。そもそもこのお話は慎太郎がなぜ死んだのかという話ではなく、それをキッカケに自分を見つめ直して新しく進んでいく話だと思うのでそこは重要ではないんだと思います。
近しい人を失った悲しさに感情移入して泣ける部分がありましたが感動とはちょっと違うかな。絵は上手いしラストは前向きに終わってるのでたまにはこういうBLもいいと思いました!よき!
静かに衝撃が残りました
2021年10月24日
私は号泣という感じではなかったですが、読み終わった後静かに衝撃の余韻が残って、寝る前に読んだんですが圧倒された気持ちが残ってしばらく眠らなかったです。シリアスさとコミカルなバランスがすごく上手な作家さんだなと思います。登場する人が皆んな明るかったり陽な感じで感情表現も豊かに描かれてるので、逆に後ろにちらちら見える仄暗さが際立ってきます。
特にキーになる人物の心情は丁寧に描かれているけど、でも本当は何を考えていたのかわかりやすく説明されないところに作家さんの誠意が見えて、このお話をこういう形で描かれたのすごいと思います。
読めてよかったです
嘘つきは降りられないみのりの森
ネタバレ
2021年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎の町役場で働く昌典×東京から来た謎めいた青年・実。突然亡くなった昌典の親友・慎太郎の葬儀に現れた、慎太郎の東京での友人だという実。淡い初恋の相手だった慎太郎を挟んで出会った二人の49日間。嘘つきは降りられないと言われるみのりの森、どこか不穏な実の行動などほんのりミステリー風味なのでネタバレなしで読むのをおすすめ。慎太郎がずっと話の中心にいるのでどうしても重いし、苦しく辛い。本当に、生きていてさえくれたら。でも後味は悪くないです。後悔も寂しさも思い出も全部持ったまま、二人には笑って生きていって欲しい。
えがっだ…(泣)
2021年10月23日
まりぱか先生の話はアタイ的に外しナシ…
明るい話から、こんな切ない話まで描けるなんて素晴らしいです。ハラハラドキドキして読み応えありました〜。
待望のまりぱかさん新作でしたが…
2021年10月22日
かなりハード目な内容で、読むには覚悟が入ります…最初はわからないことだらけで、作者さんの意図だと思いますが、ちょっとミステリー感覚です。大事な人を亡くす虚無感、想像するだけで胃が痛くなりそうです。話は完結しても読み手に想像させるような、はっきりさせない含みのあるところが、なんだか小説を読んでいるような、映画を観ているような感覚になる話でした。
覚悟してたけど…
2021年10月22日
表紙見て、あらすじ読んで覚悟はしてましたがぐっと来ました!人の死に関するものは先がないからどうしても心に寂しさが残るけど、残ってるけどこのお話は最後までちゃんと読むべきです!少し長めで、途中辛くてたまらない所もありますが実くんの笑顔が最高でした!
朝読むのはオススメしないです…。
ネタバレ
2021年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死ネタは絶対に避けて通る私が、作品説明とオビの文言に抗えず購入。自分のポリシーは曲げるものではナイと、只今猛反省中。死ネタを避ける理由は「感情移入しすぎて引っ張るから」でしょ、自分!! もぅ気持ちが重い(涙) しんどい~。朝読むべきではなかった~(涙) なんで読んじゃったかな、自分~(涙)
昌典さんと実さんに未来ある終り方だったのですが、私の沈んだ気持ちが浮上する要素にはならなかった…(涙)
ボカされていたので想像することしかできませんが、慎太郎さんにはもともと精神的に弱い部分があって、いつかはこのような事態を招いていたのかもしれません。
慎太郎さんの部屋にあった二段ベッドの1つが昌典さん用であったことは、慎太郎さんの母親が精神的に弱い我が子の支えとして仲の良かった昌典さんが側にいることを望んだのかも…?
でも、慎太郎さんも慎太郎母もそれがずっと続くのを良しとしなかったからの慎太郎さんの東京行きだった…?
昌典さんサイドにも理由はあるようでしたし…。
生きていくにはどうにもならないことがあり、思いはあっても届かないときもあり。それでも生きている人は、自分が生きていくことを考えなければならないわけで。
人間の脆さ…人は自分のことで精一杯であるとか…綺麗ごとばかりでない人間の正直な部分が描かれてました。
個人的な感覚としては、BがLしてるのとはちょっと違うかな…。人が人として互いを必要としてる感じ? それも精神的にどん底の時に…。
曖昧な描写が多く、ストーリーやキャラの感情を読み取るのに立ち止まって考えることもしばしば。読み手の年齢や経験値で感じ方も解釈も変わる作品だと思いました。好き嫌いは分かれそう…。
レビューをシェアしよう!