自分は別にこんな青春を過ごせるわけではないのですが、だからこそめちゃくちゃ刺さりました。自分じゃないけど、この話を読んで追体験させてもらいました。
恋をすると世界が輝いて見える。だけど、それだけじゃない。怖いものとか、どろどろした気持ちとか、そういうところも避けて通れない。
一つの出来事で一喜一憂したり、悲しんだり。
相手のことを思うと胸がドキドキするだけじゃなくて、モヤモヤしたり。
その全てが恋なんだと改めて感じました。
時には自分自身を自己嫌悪しながらも、それでも想うことはやめない、やめられない、とか。そういう細かい心理描写までぎゅっと詰まっていて、とても素敵な作品です。
出会えて良かった、と思えます。
きっと何度も読みにくる作品になるのではないでしょうか。