金蓮は確かに悪女ではあるけれど、しっかりとした芯や情の深さを持っているので、読んでいて嫌な気分にはなりません。というか、金蓮が嫌な奴等をバッサバッサと切り捨てていくのがとても痛快です。瓶児とは友達になりたくないけど、金蓮と大奥様とはお友だちになりたい。春梅が西門家から出てしまったのは寂しいですが、周家でも強かにやっていけているようで安心しました。170話の香りのお話が一番好きです。あとは52の叔母様のお話と77の笑笑生のお話、105の峰子さんのお話、それと157の亀老人、162の雲雀のお話、192の仙女のお話も好き。16巻の4コマも好きです。好きなお話を並べていたらなんだか自分用のメモみたいになりましたが、読み進めていく内に絶対に各々が好きなエピソードが見つかると思います。おすすめです。