序盤は、一気に読み進めることができる悪と醜悪が渦巻く展開で、官能マンガとしてこの作品は終わってしまうのではないかと危機感を味わいながらも引き込まれ、読み進む。
しかし、読み進め時間が流れるにつれ人間模様に変化があり物語の世界観と読み手の感情がうまく調和していき、読みふける内容です。
官能の部分もありますが、やはり人間模様の進め方がおもしろい。人間を観察しどう手を打ち、どうするか。金連の洞察力や巧妙な手口に仲間の使い方は、時に残忍であっても気分悪く残らない。
この先にある大きな関わり、因果とどう向き合い立ち向かい、解決していくのか。毎回楽しみにしています。
作画の豪華絢爛さもまた読み手の楽しみ出もある。