こんなに面白いのに!こんなに凄くて素敵で感動的なのに!
レビュー数が少ないのが不思議です。
「悲壮なるサイエンスファンタジー」である今作品。
現代物・ミステリアス・抒情的・日常に紛れた非日常、という言葉に興味を持たれる方には、是非ぜひ是非とも読んで頂きたいです!!
そしてネタバレは全力で回避して欲しいです。
転生者 x タイムトラベラーで、両方とも男性ですがBLではありません。
男とか女とかの性差どころか、もっと純なる魂の、出会いと別れと再会と、引き合うチカラをドラマチックに感じました。
そして因果のループの使い方に心臓バクバクしながらポロポロ泣いてしまいました。
設定が込み入ってる故の少々説明的な部分もちっとも気になりませんでした。
ハテナとアハ体験がストーリー的に絶妙なタイミングで繰り返されるので、感動して泣けるのに爽快感も半端ないです。
ストーリーは本当によく練られていると思います。
一巻冒頭に最終巻の伏線があったり、一見不必要じゃない?と思うネタも最終的に感動の幅と深さになっていたり。
そして主役2人が勤める2つの会社が個人的にメチャクチャあって欲しい会社でした。この発想は優しさとユーモアとセンスで出来てるな〜と思いました。
あと話と話の間に挟まれる4コマ漫画がいちいち泣けたり笑えたり納得したりしました。
読み終えて3巻のカバー下の集合写真を見た時、また泣いてしまいました。