試し読みした範囲でも、仮婚とか太一の職業がヒモとか(ヒモは職業ではない)コメディ系の雰囲気を醸し出してましたけど、そのままのノリでした。太一はともかく、涼介はシゴデキの社会人でモテる設定なんだけど…会話や行動なんかがDKみたいで楽しかったです。
涼介がやたら愛が重い発言をするのですが、どんなにストーカーっぽくてもどんなに執着が凄くても、病み(闇)要素が皆無だから明るいんです。ボケとツッコミみたいな感じで笑ってしまいました。あと、思い出で妄想することはあっても、ギリギリ変態臭がしない点も良かったと思います。家事が全然とかも、いまいちスパダリになりきれないダサさも逆に可愛かったです。
この作品、主人公は太一で彼の心情の変化を丁寧に拾いながら進んでいきますが、物語の中心は太一でも笑いの中心は断然涼介だと思いました。