若かりし頃、ハマりにハマった獣医さんのお話。この作品をきっかけに、ハスキー犬の人気が出たとも言われていました。人気は実写ドラマ化されるほど…とにかく可愛いさと、面白さがぎっしり詰まっていて、飽きる事はありません。世代を越えて、人気作品は受け継がれて行くものだと思います。
獣医を目指す主人公、公輝(きみてるですが、ハムテルと呼ばれています。)を中心に、何とも個性豊か過ぎる周囲の人達が面白可笑しく描かれています。ネズミが苦手なくせにハムテルの後をついて行く友人・二階堂。君には主体性がないのかい?と思いきや、案外?ハムテルに頼りにされてる(かもしれない)。二階堂のやんちゃな弟妹たちが可愛いらしいです。そして強烈なインパクトの漆原教授(笑)歩く破壊魔というか、歩く迷惑でめっちゃ面白い!教授のおかげで、ハスキー犬のチョビと家族になれたけど、なんか赤ちゃん時代を教授が育てたのは、なんだか不本意だ(笑)でも憎めない教授です。強烈と言えば、西根家のルール・祖母のタカさん。お祖母さんには頭が上がらないなぁ。他に、特異体質の菱沼さんの超トロい行動力。片付け魔の小夜ちゃんにビクビクしてる菅原教授。菅原教授は漆原教授の暴挙のツケが回って来る、ほんとお気の毒な方です(笑)ホントにそれぞれのキャラが、みんな個性の塊で楽しいんです。そして人間だけでなく、動物達さえも個性が強い!タカさんの飼い猫・ミケは関西弁の姉御肌。ニワトリのヒヨちゃんは暴れん坊の暴君。スナネズミは………何も考えてない(笑)肝心のチョビですが、何をしても可愛い心優しきハスキー犬です。ハムテルの事が大好き。一番好きなエピソードは『山と雷』の回。ハムテルとチョビの絆に感動でした。ちなみにハムテルの友人清原と飼い犬平九朗の絆も良き。一番笑ったのはume坊や様同様に、オペラの回ですね。あれは爆笑です。犬ゾリのシーザー「俺はやるぜ」「俺はやったぜ」もツボでした。
ワチャワチャとしながらも、一歩ずつ獣医に近づく彼らの日常をぜひともお楽しみ下さい。面白いよぉ~。癒されるよぉ~。