いつも失敗ばかりで、恋人の圭太に負い目を感じている桔平。
大事にしていたペアカップを割ってしまった次の日、目が覚めると18歳の自分と28歳の自分の世界が入れ替わっていた――。
うわ~~、この作品、素晴らしかった。
タイムリープものと聞いて複雑な物語かなと思っていたけど、とても読みやすかったです。
タイムリープに明確な意図があるので、ストーリーに無駄がなく、シンプルに面白い。
そして二人の現在と過去が入れ替わることによって、二人の思いとやるせなさが浮き彫りになっていく。その過程がすごく上手い。
ほのぼのした絵柄が、優しく温かい物語にとても合ってました。
足湯のシーンがすごいと思った。
まさかこうくるとは思ってなくて、ちょっと衝撃だった。
すごい感性をもってる作家さんね……
天性の、突き抜けた感性をもっていらっしゃるなと思った。
ラフでさらっと描かれてるコマも、画面の隅々まで繊細な味付けがされてる。
読み終わった後、すごく幸せな気持ちになりました。
嬉しくて幸せなことがあったら、つい泣いてしまう圭太。
幸せすぎて、桔平が戸惑うほど…いつも泣いてる10年間があってよかった。
これからもずっと二人で笑いあっていますように