相互救済じゃあねーの…………何も知らずにあらすじで面白そうだなと思って買ったんですが、ありがたすぎて黎明のカプ厨五体投地。不憫受けが救われるだけじゃない。攻めのことも、お前も一緒に幸せになるんだよ!と力強く引っ張り上げてくれるまでに逞しく育つ受け。ありがとうありがとう、何度も読みながら泣きました。
受けの調教解除のために、攻めがゆっくり優しく与えて、教えて、自立を促していく過程は、子育てのようで子育てじゃない。それが報われていくカタルシスがたまらなくて、脳汁が出る〜。相手に施す行為自体が結果的に自分を救うことにも繋がっていて、そういうお話の作りがすごく温かく感じました。
あと、モノローグが絞られており文字数が多くないので、すごく読みやすいなと感じました。この作家様の作品の特徴なのかもしれません。