ネタバレ・感想あり錬金術師と青のともしびのレビュー

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好きな世界観◎面白かったです!!
ネタバレ
2025年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 古川さん買いです。
一冊で終わるには惜しいとても引き込まれる話でした。

ホムンクルス(錬金術師が造る人造人間)を労働力としている国が舞台。
禁忌を犯し処刑された稀代の天才 大錬金術師シリルの忘れ形見である弟子(ヨシュア)と最高傑作ホムンクルス(ココ)の話。

心のありかを問うテーマなのかな。シリルが遺した物まで処分対象となる危機的状況下の緊張感ある物語は、シリルに育てられた孤児ヨシュアと所有者達のホムンクルス愛の温度差とかから、尊い父子・師弟関係が浮き彫りになり、喪失感を抱えながら立ち進むヨシュアの姿には心を打たれ。

反面、ココが心の無いふりをしながら心ある人間のふりをするというユニークな状況や心の育ち方や脇役二人の関わり方など魅力満載の明暗ある展開を心地よく楽しめました。

四人のこれからの旅に加え、ヨシュアを育てる事で愛を知ったシリルの子育て話や親友との旅話など、もっと知りたいことがたくさんです。
青や翡翠色に輝く鉱石をカラーで見たかったな~

ココ無くしては語れない話だけに、ココとシリルについて書きたい事が山程浮かぶのに、書いてはダメな気がしてかな~りもどかしい笑
お話が良かった!
2025年3月2日
BLとしてエロや萌えやキュンは少ないんだけど1冊でとってもよくまとまっててジーンと心が温まります。一応書き下ろしに少し絡みもあり予想してなかったので嬉しかった^^;
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すごく面白かった
ネタバレ
2023年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思ったよりずっと素敵な物語だった。可愛らしい絵柄なので食わず嫌いしてたけどもっと早く買えばよかった。切ない展開がありそうで身構えていたというか実際少しあったけど、ストーリーがしっかりあるので気にならないくらい惹き込まれました。ハピエンで良かった!時間のある休日とかにゆっくり読みたい作品。
中世ファンタジーBL
2023年5月29日
読み始めはホムンクルスと若年錬金術師との信頼関係がしっかり出来上がっていて、どこからラブになるのかなと思いましたが、これだけの内容をよくぞ一冊にまとめ上げられたなと感心します。読後はギャリーの常備している錬金石が心に灯るような、しっぽり暖かい。
かわいい
2023年5月27日
なんだかほんわかする(◍´꒳`◍)
内容的にはほんわかとは言えないんだけど、ヨシュアとココみてると微笑ましくて、初恋だなー☆って感じがしてほわほわするwww
何度も胸が熱くなりました
2023年5月3日
とても素敵なファンタジー作品でした。
表紙も美しいですが、ストーリーも大変に美しく、ファンタジーとはこの様に夢を形にして淡くもあり強く光るものでもあるのだと思い出させてもらいました。

ホムンクルス=人造人間と錬金術師のお話でした。
是非、ネタバレなして読んで頂きたいのですが作品説明でほぼ説明されていると言う悲しみ...。
予想がつかない展開と言う訳でもドラマチックであると言う訳でもありませんが、愛を与える対象に種の違いや生死の理が大事では無いと静かに流れていく物語の中の登場人物が伝えてくれました。

涼やかなタッチの絵で艶やかな場面は想像できませんが、意外と全てを描かぬことで優しく触れるようなキスからの2人がおりました。
作品的に大正解かと。

描き下ろしでは愛が勝手であり傲慢であるが故に愛おしいと言う事が描かれていてこれまた素晴らしかった。

大変良い作品に出会えました。

**202ページ**
心温まる素敵な物語
2023年5月2日
人間がホムンクルスを使役する世界。この世界には錬金術師がいて、錬金術師達はホムンクルスを作ったり修理したりすることができる。主人公ヨシュアは人間だが、幼い頃に親に見捨てられてホムンクルス達に育てられていた。しばらくして、たまたまホムンクルスの定期点検にきた錬金術師のシリルに見つかり、引き取られ育てられ、自分も錬金術師となる。その親代わりのシリルもいなくなり、ヨシュアは、シリルの忘れ形見のホムンクルス「ココ」と生活していく。ココの葛藤に胸が締めつけられるところもあったけれど、最後は無事にハッピーエンド!途中で登場する「ギャリー」の存在も良かった。ホムンクルスの修理のことを、町の人達は「直す」というのに対してヨシュアは「治す」といっていたり、ココが人間よりやや高めの体温であるのにも理由があったり、すごく丁寧にお話が作られている印象。作者さんの可愛いらしい絵の雰囲気もあいまって、心温まる素敵なお話になっているので、是非たくさんの人たちに読んで欲しい。
絵柄と世界観の組み合わせがよかった
ネタバレ
2023年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ほのぼのした絵柄とちょっとダークなファンタジー世界観との組み合わせがとても好き。天才的な錬金術師の弟子の受けと、師匠の忘れ形見のホムンクルスの攻め。師匠はホムンクルスに魂を与える禁忌を犯して処刑され、その忘れ形見の攻めにも実は心があるけれど受けには隠している状態。受けはホムンクルス達に育てられた環境もあって、彼らを粗雑に扱う人間よりホムンクルス贔屓なタイプ。攻めは受けは自分に心を開いてくれているしこれからも側で見守り続けようと思っていたんだけど、それが思い上がりで受けはずっと「ひとり」で自分はそばに在った人形でしかなかったと気付くシーンがとても強烈で印象的なシーンだった。その後、師匠の作品が廃棄対象となり追われる身になった時に、攻めに人間の振りをさせることとなり「心がないふりをしながら、心があるふり(人間の変装)をする」というややこしい事になっているのも面白かった。そして人間のお見本である受けの真似をする攻めが可愛かった。
買って良かった
2023年2月23日
表紙に惹かれたのがキッカケで購入しましたが、想像していたよりもずっと素敵なお話でした。
ストーリーがしっかりしていて切なく、読んでいる途中何度もうるっとしました。絵柄も可愛かったですし、登場人物たちも良かったです。
そしてなんとまだレビュー無しだったため、これはいかんと思い、僭越ながらこちらの作品の初レビューをさせてもらいました。もっとたくさんの人にこの作品の良さを気付いてもらえますように。
彼らの旅路に幸多からんことを!
心を持つホムンクルス
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ この世界に2人、心を持つホムンクルスがいる。

大錬金術師シリル作。亡くなった友人を生き返らせたく研究を続けて50年。できた。
思いがけなく2人を作ったことになる。

禁忌を侵したことを知らなかったヨシュア。
残ったホムンクルスを普通のホムンクルスだと思っていた。
教会の情勢が悪く、禁忌のホムンクルスは心があると告げられない。
共に暮らし膨らむ心。
ヨシュアは錬金術しかやってきていないから、恋を知らず、ココの愛情表現に戸惑いがちだが、嫌ではない(笑)恥ずかしいだけ。
心が幼すぎるんだよね。ココは育ったのに。

ファンタジーなんだけど、たまたま昨日AIのパーソナルクローンの話をテレビで見ていて、感情が学習されるまであと3年くらいだとしていた。パーソナルクローンには給料も支払われている。感情が伴ったら…このホムンクルスのように、コントロールは難しくなるだろう。可愛いお話だったけど、その話がチラについて、空恐ろしい感じもした。感情があったら、もう人だよ。人格ができる。
絶対に蔑ろにはできない。
どうなる、未来よ。
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面白かった
2023年8月7日
シリアスな世界観で切ないけど、フンワリした絵が可愛くてホッコリ雰囲気に柔和...幸せになってほしいです。
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じわじわくる
2023年6月2日
初読み作家さま。表題作のみ、p.202。錬金術師とホムンクルスのラブファンタジー。
久しぶりに再読。以前評価☆3だったのですが久しぶりに読んだら胸に来るものがあって評価上がりました。
ホムンクルスのココが切なくて胸がぎゅっとなったし、ココのデフォルメされた目が点なところが可愛くて癒されました。
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壮大な世界観
2024年10月17日
世界観設定と優しくて綺麗な絵が印象的な1冊でした!
エロシーンは書き下ろしのみですがその分関係がしっかり描かれています!
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作家名: 古川ふみ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 徳間書店