ネタバレ・感想ありきみと見た世界が、のレビュー

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作者さんにすごく興味持った
ネタバレ
2024年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ アンドロイドの出てくる話は、あまりハマらないことのほうが多いのですが、この作品は良かった。読み切り短編、彼との出逢いは幸か不幸か…。魅力が引き出された彼女なので、いつかまた別の出逢いがあるんじゃないかな。物語のように、簡単にハッピーエンドは起こらないことを見せつけられました。
切ないとかで言い切れない割り切れない感情
2024年4月28日
人間は知らなかった感情を覚え、恋にいつの間にか貪欲になっていく。
彼は、予め想定(設定)された行動範囲の中でのことをしているに過ぎない。設定(歯止め)を超えるには追加オプションを許す為の都度の行動が要る仕掛け。ドライなのは(我に返るほど)、ソレがそう設計された物なのだから仕方ない、という訳か。
しかし主人公にとっては想像しなかったリアクションを経験する日々、それ自体がときめき製造装置。
悲しい究極の限界は、本作が短編故に突如到来。出逢いかたに既に仕込まれていた。
恋愛感情を知った喜びが主人公にもたらされたことを微笑ましいと思って読み終えるしかなかった。

本日、利用者間のコミュニティスペースであるシーモア島のスレッド内のご紹介からこちらを知って読みに来た。
丁度、別途島へのご投稿から、ロボットと人間との55年前の恋愛物漫画「ダニイル」(もりたじゅん先生)を読む予定にしていた為、本当にタイムリー。
題材的にはそれに渡瀬悠宇先生の「絶対彼氏」(未読了)への完読意欲もとても刺激された。

「きみと見た世界が、」のタイトルに付された読点がまたいい(作者別名義作品とされる漫画もタイトル末尾に読点を置いてる)。出逢う前と変わって、出逢ってからの主人公の世界、彼女が痛々しいのだが美しくなって、これは幸せなのか不幸といえるのか無限ループの哲学問答の種だろう。別の引きこもりの一種になったともいえ、残酷さ、無常観、ボーダーレスな恋愛、多様な思いを喚起させられた。
とあるワンシーンで息が止まった。
2024年4月27日
話はありがちなのに作者の描写力がすざまじい。夢見がちな三十路が絶対見てはいけない夢を見たこのえげつない読後感、嫌いじゃない。有機質と無機質の間に立ちはだかる乗り越えられない高い壁が、ひんやりと伝わってくる良作品だと思います。
アンドロイドとの恋
2024年2月5日
人とアンドロイドの物語、大好きです。
人間とは何か、心とは何か、人間と機械の違いは何なのかという永遠のテーマが込められているから。
そこに作家の人生観や哲学を垣間見るのが面白い。

こちらの短編は今まで一度も人を好きになったことがない三十路の女性が、ゴミ捨て場で恋愛型アンドロイドと出会う物語。

とても面白かった。
主人公の心の変遷とこれからを考えると、結構、深い。
読み終わったあとタイトルを見て、少し胸が痛くなった。

72頁。すっきり綺麗にまとまっています。
本日…2/5まで50%オフのセール中。
なかなか・・・
ネタバレ
2024年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなかダークかな~ 現実的すぎるというか・・・ アンドロイドと人間の恋愛だけどフワフワした感じがしなくて、好みが分かれそうな作品かな?
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苦手な分野なのですが…
ネタバレ
2024年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ アンドロイドとの関係は結果が見えていて苦手です。特に恋愛系はハッピーエンドになるにしてもモヤっとが残ります。出会わない方が幸せだったのか、出会って今まで湧かなかった感情を認識できたのが良かった事なのかはわたしにはわかりませんが、読む作品が「風立ちぬ」になった事がすべてなのかなーと思いました。
よくある都合よく機械が感情を持って…というような作品になってなくてそこは良かった。
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作家名: 穴守ソウ
ジャンル: 女性マンガ 恋愛
出版社: 祥伝社