タブーに触れた内容のBLといえばそれまでですが、これは本当に最高の作品。
感じるもの、考えることは人それぞれだと思いますが、個人的にこの設定であるがゆえにさらに人間の生と死について考えさせられる作品でもありました。
重みが違う。
戦争というかつて本当にあった歴史は紛れもないノンフィクションで、かといってこの漫画は現実のものではなく、当然ですがあくまでもフィクションとして読んでいても本当に精神的に感じる重みがすごい。
こんなの、いちがいに BL とか言っちゃダメな素晴らしい作品だと思います。本当に、なんかすごいもの見せられたな、と久しぶりにそんな作品に出会いました。
お値段以上の価値があります、誰にでもオススメできるような内容ではないかもしれませんが、自分は読んで良かったと思いました。
かなり話題になっていたのも頷ける。
伏線回収だったり、キャラ一人一人の考え方、未来の縁だったりと色んなものが散りばめられていて全てが最高に面白かったです。
ただ本当に、下巻読んだ時にはかなり心を持っていかれました…切ない、悲しい、辛い、そんな場面も多くだいぶ感情を揺さぶられます。
個人的には伴くんの話がめちゃくちゃ好きなのと、橋内中尉の色気がヤバすぎてハラハラして見てました(笑)