ネタバレ・感想ありカミング・ホームのレビュー

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作者買いです
ネタバレ
2025年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きです。絵も絵ストーリーも魅せる、の一言に尽きる。BLというよりかは人間ドラマです。後発の同人誌もぜひ読んで欲しいです・・・切なさ倍増ですが、違う世界線でおせっせしないと出れない部屋の本も出してくださり最高でした
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BLというより命の生き方を描いた作品。
ネタバレ
2024年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ イロイロ思う事ありますが、全てはビッキーの眠るようなお顔に集約されてたと思います。ビッキーは戦時にしか身を置けるところがなかった。自分を少しずつ傷つけながら生きてきて、そのバランスを保てる場所が戦場だった。アキレスに出逢った運命が、最後に彼を人に戻してくれたように見えました。BLとしても面白い作品でしたが、それ以上に命の生き方、要するに死に方を問うた作品と言えます。
生きてホームに帰る愛
ネタバレ
2023年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 長く続く戦争の下、まだ少年のアキレスは負傷して帰って来たロスコおじさんに抱かれたくて迫りますが、拒否されてしまいます。おじさんと顔を合わせないまま19歳で出征して5年後、九死に一生を得て帰宅したアキレスは、両親の死と死んだと思われた自分の恩給で生活するロスコおじさんに再会します。戦争で脚だけでなく心も深く傷ついたロスコおじさんと、おじさんに会う為に死線をかいくぐって帰って来たアキレスとが結ばれるのが第1章です。次章ではアキレスが最後の所属部隊に着任した頃に遡ります。少佐を筆頭に分隊長と副分隊長、5人の仲間は皆、様々な背景や理由で兵役を志願した者ばかりでした。アキレスは着任早々に少佐の相手をすべく呼び出されるのですが、副分隊長のビッキーが身代わりになってくれます。罪悪感に苛まれるアキレスを、ビッキーは助けてやった見返りだと抱きます。ビッキーに優しく抱かれるうちにアキレスは思わずロスコおじさんの名を呼んでいるのでした。死と隣り合わせの前線に身を置く男達それぞれの愛が切ないです。重めのエピソードがかなり速いテンポで展開してゆくので若干の置いてきぼり感は否めませんが、絵柄•ストーリー共に力強い映画のような作品でした。
作中3割の人生の重み
ネタバレ
2023年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 7割戦争下での銃撃戦です。が、残りの3割に各々の人生が詰まっています。
もう性別なんか関係ない人間たちの様々な感情も打ち上げ花火みたいに一瞬で消え去っていく様を見ながら、生き残った人生が例え100%色づいて無くても、せめて幸ある人生であるように祈るばかりです。
BLであるんですが、肌を合わせるというのは愛情表現の一つであり営みであるので…最初と最後では意味合いが違うように見えてきます。
映画「ひまわり」を想って描いた作品だそうです。映画を見たあとでは、また見方が変わるんでしょうか…観てきます。
映画化してくれないかな、この作品…
悲しい
ネタバレ
2023年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。叔父に振られて兵役に志願した受け。終戦後帰宅すると、爆撃で半壊になった実家と唯一生き残った叔父がいて…。というお話。それと受けが従軍中のエピソードも。前線で戦っていた受けは既に死んだことになっていて、叔父は受けの恩給で暮らしていたエピソードが心に残っている。実際に帰ってきたことで生活が苦しくなってしまう家庭もあるだろうな…その複雑な心境を思うと苦しい。受けの兵役中のエピソードで、軍人同士でカップルになると相手が目の前で死ぬ悪夢と共に生きることになるのしんどいし、自分が死ぬ時に初めてその悪夢から解放されるの泣く。そして死に際の兵士が受けに自分の罪を懺悔して死んで行くのも勝手だし、それを受けは一生背負って生きていくことになるわけで…戦争に何一ついいことがない。
すごい
2023年8月23日
絵に好き嫌いあると思います。リアルすぎて。
ただストーリーが壮大でした。戦争というキーワードで話が進む。BLの枠を超えている
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😊
2023年8月19日
200ページで表題作のみです。
戦争が舞台なのでBLと言っていいのかわからなくなるほど重く辛いストーリーです。
恋愛要素は根底にはあるけど手放しで幸せそうという感じはなく考えさせられるストーリーでした。
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作家名: 圷見南子
ジャンル: BLマンガ 軍人(BL)
出版社: 茜新社
雑誌: EDGE COMIX