BL好きといってもそれなりに苦手分野はあって、私の場合はヤンキー(不良)はあんまりなのですが、何かの機会に試し読みをして、あまりの絵の綺麗さに見惚れて5巻まで購入してしまいました。
美澄の圧倒的な「動」に対して、北原は真反対の「静」という感じで、ちょいちょい出る決めポーズの美麗さに参ってしまいました。あの顔面で決めポーズ&決めゼリフを繰り出されたら100%落ちると思うし、半径何メートルにいる老若男女問わず影響を受けるのでは?と思うような破壊力でした。
ケンカのシーン以外では、今どき珍しいスローテンポの作品で、流れに乗るかのように低体温男子・ローテンションの北原のゆるりとした空気感が良かったです。
色々と正反対の美澄と北原の対比も面白くて、美澄の「放すな…っ」に答えて北原が言った「逃がすつもりない」というセリフは、大人しめな北原の執着を見た気がしてドキドキしました。