久々に切なくてプルプルきました。
形は違うけど、過去に愛する人に傷つけられた2人。
だから前に進めない嶋と、だから嶋を大切にしたい外川。
『触れたくない』のは主人公である嶋自身の過去の痛みと、自分の中に生まれてしまった新たな恋心。
でも外川のまっすぐで大きな愛情が、痛みごと嶋を抱き締めてくれます。
何気ない社内でのやりとりに、嶋の葛藤や外川の相手に負担を感じさせない思いやりかた等を丁寧に描いてあります。
淡々とお話が進む中で、2人がお互いを欲する場面の低く激しい熱さはかなりリアル🖤
止まらないキス、苦しいくらい今すぐ欲しがってる身体…というのが伝わってきます。
外川の辛い過去の象徴である「雪の夜」を、優しいものに塗り替えた嶋。
こんな深い『ありがとうな』というセリフ、他にないです😢
周りの人も良い味出してるし、番外編もあったかくて幸せで、読んで良かったと本当に思える作品🖤