出会いに感謝。
歴史モノBLは割と好きで読むのですが、江戸の町人文化ものは初めて。作家さんの造詣の深さと丁寧な作画に頭が下がりました。そして画風が凄く好き。作中に流れている温かな空気感も好きだなぁと思います。
以下私の推しポイントです。
まず主要2名の色男達の姿勢が綺麗で着物姿が粋で美しい。襦袢と羽織をきちんと着ている若旦那の合わせや日々変えてる羽織紐、かたや着物1枚ざっくりはおって入れ墨を魅せる寅の着こなし…各々の美学を感じました。
それから、若旦那の所作、品格あり過ぎ…。羽織の裾を後ろにはらって座る姿や、あの袖を使ってお酒を避ける様…、扇子を投げて気を引くとか…。ため息がでます。
あと、寅の全身に入った入れ墨。手描きなのではと…。兎に角かっこよく、フンドシいっちょう姿に萌えたのは初めてでした。拡大して凝視してしまった。
最後にお天ちゃん。色男2人が比較的クールなんですが、お天ちゃんは表情豊か。天真爛漫かと思えば繊細でまぁ可愛いこと。寅が出ていくことを決めた時の様子は胸が締め付けられました。
次巻が楽しみです。なるべく長くこの2人の恋路を堪能したい…。