ネタバレ・感想あり思わせぶりな放課後のレビュー

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作者さんに興味をもちました
2023年9月16日
初読み作家さんです。どんな感じなのかな~とお試し的に購入。すごく短くて、これで終わり…!と転げ回りそうになりましたが、色気があちこちに漏れていて良かったです。
思わせぶりばかりで本心を隠した男3人。
ネタバレ
2023年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三宮=自分を傷つけてまでも先生に触れたいと思う男。九条=相手を怒らせてでも自分に気を引きたい男。先生=(この先生が一番思わせぶり大賞!)生徒を心から心配してして関わろうとしている理想的な先生…のように見えるが、そこはいい年をした大人。何を考えているのか全く読めないし読者にポーンと委ねられてるのが一番思わせぶりで面白い。
思わせぶりかぁ
2023年5月24日
3人それぞれが違う方向を見てるので、トライアングルではないけど、この物語のもっと長いのが読みたいです。
いいね
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「思わせぶり」にしては…大胆だ
2021年10月3日
読後、本を閉じて作品紹介の【完結】の二文字に愕然。ま、まじか…。まじかー!と。うぅ、短編過ぎる…。
最初のページと最後のページの疼きにこちらがやられそう。ビリビリする。
絆創膏だらけの三宮は本気だ。九条の後ろ姿も本気だ。恋(と言っていいのか戸惑うくらい)の勢いと熱に圧倒される。そんな中、保健医の奥津だけが涼し気だ。
消毒液のエロさは三宮視点だろうか…。押さえきれない欲動。を見ている九条。止まらない欲情。さて、どうなる…どうする…。0か100しかないような緊張感にざわざわします。
「こんなところで終わって、なんてこったい」って思うところですが、フォロー様のレビューを読めただけでも良し!です。
追記:なるほど、ここで終わるのがミソなのかもしれない…。ワタクシ、まだまだデス。
夏の日の一瞬の心情。熱を孕(はら)む視線。
2021年10月2日
27ページの短編が孕(はら)む熱に、胸の奥が焼かれた。
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強い日射しに目がくらむほどの青空。雲の峰が高くそびえた、暑い夏休みの放課後の学校。額や首筋、胸元や背中を流れ落ちる汗。
からだ中の傷に触れた誰かの指の感触の名残。じりじりと、ざわざわと、何かに自分を投げ出したいような、或いは何かをねじ伏せたいような、居ても立ってもいられない気持ちに急(せ)かされ、身の内にこもる熱に炙(あぶ)られ、正体のわからない何かに向かって文字通り真っ逆さまに落下していく男子高校生の体と心。
出だしからして、熱い。
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「思わせぶり」という言葉は普段、「意味ありげな振る舞い」と解釈されるが、より精密には「人の関心を引くように、自分の考えや気持ちをそれとなく表すこと」と辞書にある。ここでのポイントは、自分の考えや気持ちを「それとなく表す」その表し方が、必ずしも「言葉で」とは限らない点と、その目的が「誰かの関心を引く」ことにある点。
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三宮(みつみや)は連日、放課後にわざと怪我を負い、保健室に行く。それが誰の関心を引くためかは明言されていないが「誰の目にも」明白だ。
保健医の奥津(おきつ)は義務でもないのに放課後まで保健室を開けている。それが誰の関心を引き付けておくためかは明言されていないが、九条(くじょう)の目には明白だ。
その九条が、授業がないのに保健室で休んでいる理由も明言されていないので、読者以外の目には明らかではないのでは?と思っていると、ある可能性が示唆され、その瞬間、視界にどんでん返しが起きる。
途端に三宮のキャラクターに深みが増し、3人の関係が熱を持ちだす。
駆け引き。熱を孕んだ視線。果たして誰が誰を射止めるのだろうか。「彼」の最後のモノローグに、痺(しび)れずにいられない。
ある夏の日の一瞬の心情。それがとても熱いのだ。
(27ページ/100pt)
短編です
2017年5月25日
絵柄とキャラ達が大好きな作家さん。今作は学生らしい感じ、雰囲気が出ててすごくいいです。眼がすごく色ぽい。男しい身体ばかりなのでモロ好みです。続きがあれば尚よかったんですが、それでも上手くまとまった良い作品だと思いますね
なんちゅー思わせぶりな
ネタバレ
2023年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 27ページ。
生徒と保健医と生徒、3者ともに色気のある思わせぶりな態度が面白い、バチッとまとまった短篇。
誰が一番思わせぶりかって、様々な要素をこれでもかとばらまいて読者の妄想を煽る作者さんですね。
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作家名: 石原理
ジャンル: BLマンガ
雑誌: ボーイズDuo