お約束の甘々デレデレ展開が皆無なので読み手を選ぶ作品かと思います。
予想外の展開が立て続けに繰り広げられるので、マジかぁーってなるのが楽しみな自分としてはちゃんと読み応え感じられましたが、キャラたちに愛着わくのが先な読者さんには不完全燃焼になるかもしれないですね。攻めも受けも相当、かなりの変わり者です。
攻めは一貫してクズを通してるし受けだけに優しいわけでもないです(受けの解釈は相違ありみたいだけどww)どっちかというと無気力寄り。
受けはバカ正直さが度を超えてちょっと残念な部分もあれば、興味ないところ(女子社員たち)はうまくかわしてる一面もあったり。
まさしく人格の「アンバランス」が著しい2人って感じました。
攻めの事前台詞があるからちょっと怪しさはあるけど、たった一コマある2人もっこりがこちらのモヤモヤを一掃してくれてる気がして、しかもここまでからくりオンパレードのなかにも人物の揺れ動く感情の変化がちゃんと落とし込まれてて、上野先生やっぱ凄いな〜と驚嘆しました。