水曜の無料作品マラソン企画で1巻を読み、続きをじりじり読んでいます。
鶴子ちゃんがとても真面目な良い子で、もうほんと、幸あれと願うばかり。かなりしっかり自分を持っていて、あまり流されないところも好ましい。
冒頭、婚活でのお相手の男に多大なストレスを受けますが、そこを越えれば大丈夫。シェアハウスでの住人達とのやりとりや、猫飼いとしての誠実な日々、応援する気持ちで楽しく読んでいます。
特に、猫への愛と責任感があふれているのが良く、作品の味付けとしての猫ではなく、むしろ猫あってこその作品と言っても過言ではない。
シェアハウスは、美形男子の中に女子一人で良い人だらけという、現実だとあまり無さそうなシチュエーションではあるんですが、「偶然入ったシェアハウス」ではなく、「ちょっとスピリチュアルなオーナーによるスカウト制」という設定によって不自然さが減り平和な気分で読める基盤ができています。そこもお気に入りポイント。
冒頭の勘違い男を助走つけて殴りたいのはもちろんなんですが、私は鶴ちゃんの父親にも渾身の平手打ちをかましたい。鶴ちゃんの母親が悪いのはもちろんだけど、その母親への恨みや執着を鶴ちゃんにとっての呪いとして吐き出し続けたのは父親の罪。重病になった父親を介護し続けた鶴ちゃんは立派だったと思うけど、幼少期からの父親の言葉に縛られていた部分もあったのではないか。それを思うと、父親には「あの世から娘の幸せのために尽力して罪滅ぼししろよ……なんかこう、霊的パワーで幸運を持って来いよ……」と念を送らずにはいられない。
連載中につき適宜改稿予定。