読んだことあるやつだと思った。
タイトルもあらすじも知ってる気がしたけど、実際見てみたら初見だと気付きました。
絵が今の流行りではない感じですが個人的にはとても好きでした。三原ミツカズとかあのへんの硬くて研ぎ澄まされた印象の人物たちです。
ストーリーはありきたりな溺愛ものですが、アレンデールをはじめとした、モレル辺境伯家の人々が魅力的です。
ちょっと他と違う味がするところは、親が子育てがあきれるほど下手でダメ親だってだけで、ヘレナを陥れたり濡れ衣を着せたりという完全なる悪役がいないところ。
だからよけいに「無自覚でこの悪辣な親ぶりはすげーな」と思って、本当に悲しくなります。
作り物めいた気味が悪いほどの悪役は読み手にとって救いなんだと思いました。
両親が普通に最低な親でしかなくて、本当にあったかもなぁ、こんなことも…そんなお話です。