羽生山先生の“きゃっつ”を拝読してその世界観にハマってしまい、こちらも。
何と言っても表紙がお気に入りなんです。昔懐かしく感じる風景と色使いが抜群。このゆるふわな絵を眺めているだけで幸せな気分にさせてもらえます🌈
そう、まさに表紙が全てを物語っているとも言える作品。主人公・はじめと、彼が不良に絡まれているところを助けてくれた二宮先輩とのハートフルなラブコメです。
まず、はじめの台詞の一部・“愛のハゲタカ”というフレーズに心掴まれた私。物凄い言葉のセンスだ、凡人の私には到底思い付かないよ…。羽生山先生天才かと思いました。
そして前述の通り表紙の雰囲気そのまま、どこか昭和を思わせるノスタルジックな絵柄・ホッコリさせてくれるストーリー。どちらも私にはドンピシャ。笑いあり涙あり、表情筋と腹筋が忙しい😅
正直BLとしては物足りないという方もおられるはず。しかし私は濃度よりも内容重視なので、このあったかくてピュアな物語を十分楽しめました。
“きゃっつ”もそうでしたが、心が優しさで満たされるような感覚。
“挙動不審な肉まん”・はじめと、“無愛想なウニ”・二宮先輩。この愛すべき二人のお話を、改めてじっくり、大切に読み返していきたいと思います。