ネタバレ・感想ありMONKEY PUNCHのレビュー

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最強無敵………………
2024年10月25日
まさしく寿たらこ先生の脂の乗ってる時期………最近の感じよりこの大柄な身体を持って背景とかがぺとりとしてるこの時の感じのほうが自分は好みなので世界観も含めて大興奮でした。兄弟たちの重たくて深い執着みたいな愛が釣り合ってて、怖いぐらいですがそれがいいです。しかし自/殺をしたという元彼女の女の子…………絶対に身体と精神を戒められる必要なんてなかったよ………あんたはなにも悪くないし、少しぐらい悪くても平気で別れて生きてく必要があったよ…………読み終わるたびに彼女の墓参りにも心の中で行く。R.I.P.
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パンチ
2022年6月7日
69p短編。お互い一緒にいるときしか痛覚が働かない双子cpのお話。設定も変わっており、ストーリーに引き込まれました。昔の作品とは思えない新鮮さを感じます。題名通りパンチがきいてました。
一心同体
ネタバレ
2022年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ おもしろいです!共にいないことで「感じない痛み」と、共にいることで「感じる痛み」、彼らにとってどちらが本当の痛み、精神的苦痛だったのか、想像すると苦しくなります。そのある意味乖離された感覚によって、互いの愛の深さを表しているように見えました
初めての“痛み”と“快楽”は初恋誘発薬剤
ネタバレ
2021年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★双子の基親と宇隆の兄弟ゲンカストーリー。

★親の離婚で離ればなれになった基親と宇隆が会えるのは、1週間に1回、郊外の病院で。引き離されてぽっかり欠けた痛点が、互いの接触の中だけで正常に機能する。医者は「2人を一緒に育てるか、親がそれぞれに愛情をもって接するか」と言ったのに、どちらも果たされなかった…。

★実の兄弟なのに、男同士なのに、とか、どうでもいいなと思えます。「だから何?」「2人のこと邪魔しないで」と、気付いたらそう思っていました。なぜ、彼らは“痛み”を選んだのかな、なぜ“痛み”を欠落させたのかな、と考えると、それは、“痛み”がダイレクトに“生”に繋がっているからかなと思います。実際、痛みを失くした彼らは、“生”を感じることも曖昧で、互いの喪失によって生きる意味を見出せないようです。殺し合い、互いに痛みを与えることが、「俺がいるからこその生きる痛み(意味)を思い知れ!」と言っているようで、レビューにある「生かし合い」だな、と思いました。彼らの関係性に名前なんて必要あるのかなと思うのですが、彼らはとても臆病で寂しがり屋のようで、「好き」を交わし合って、「愛」を確かめ合いたいのでしょうね。可愛い2人だなぁと思います。

★表題作のみ69ページ。イケフェイスな双子が殺し合いと求愛をしています。壮大な兄弟ゲンカ。

★紙版の短編集から抜粋して電子限定配信されているうちの1つで、“麻美”の話が『純愛ウイルス』です。
魂で求めあう2人
ネタバレ
2021年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ たらこ先生の珠玉の名作、電子限定配信という事で講読。
「 離れ離れにされてボク達は壊れてしまったんだ 」
異常なくらい仲が良かった双子の兄弟。父親の勝手な都合でで引き離されてしまった2人は互いの間でしか「 痛み 」を感じる事が出来ない「 心の病 」 と診断される。
本来、痛みは生きる上での体の悲鳴でありサイン。
感覚過敏と対極する感覚鈍麻は脳の発達に偏りがある発達障害と言われています。
この2人に限っては、互いの間では痛みを感じ生きていけるという2人だけの世界を本能で作り上げてしまう程の、唯一無二の相手であり、かけがえのない家族愛であり兄弟愛であり究極の愛なのではないか。
ぶつかり合い触れ合うことで今を生きていることを実感できるのが、この世でただ1人というのは、、言葉に表せられない。
たらこ先生の作品ではいつも考えさせられる。
( 11月14日まで30%オフセール )
2人が分かち合う “痛み” の名は
2021年11月7日
(69ページ 11/14までセール300→210pt)

人間が最初に獲得する感情は “快・不快” だという。生まれて間もない赤ん坊は、空腹や眠気、暑さや寒さ、痛みやかゆみ、湿ったおしめなどの“不快” を泣いて訴え、取り除いてもらって “快” を得る。
そうした快と不快の感情はいずれ “喜“・”楽” 、“怒“・ ”哀” へとそれぞれ分化していく。
もし、泣いても不快を排除してもらえないことが続けば「泣くことは無駄だ」と学び、不快の感情を他者に伝えようとすることや感じること自体を放棄し始めるそうだが、問題なのは不快の感覚を失えば対の感情である快感も得られなくなってしまうことだという。なるほど、「心地いい」と言えるためには前提として「心地悪い」ものの存在をも認識している、ということだ。不快を感じないなら、快感もない。

5才で別々に引き取られた双子の兄弟・基親(もとちか) と宇隆(うりゅう)は間もなく、互いが傍にいない時には「痛み」を「痛み」として認識できなくなる。本来は気を失うほどの激痛を伴う怪我ですら、痛いと感じない。“不快” 感に直結する痛覚を失うということは怒りや哀しいという感情を失うということであり、その結果 “快”感が導く喜びや楽しいという感情も同時に人生から消失することを意味する。それは絶望的なまでに無感動で虚ろな時間を生きることにならないだろうか。

それ故、逆説めくが、まるで「殺し合い」だと周囲が懸念する成長した2人の流血バトルは、実際は「生かし合い」に他ならない。
2人が揃うことでまざまざと甦り襲いかかる激痛。それは空漠とした時間の流れに不意に落とされる爆弾。リアルな手触りを伴う感情の劇的な覚醒。「生きている」という痛いほど強烈な実感を互いに与え合う行為。
そういう行為を私たちは普通、愛と呼ぶのだ。
独特のセンス
2019年4月29日
この作家さんって画力は高いし魅力的なキャラが多いですね。男性がカッコいい。お話も良くて特にSFものが好き。独創的で知的。素晴らしい作品が多いですよ
愛し方が想像のはるか上
2023年3月25日
寿先生のお話は、私の頭ではすぐ理解出来ないときもありますが(泣)でも、ストレートだけじゃない愛情表現がすごく好きです。
好きすぎておかしかったり、おかしく見えて、本人はものすごく真っ直ぐだったり。
好きというよりも魂で惹かれあって、離れたら引き千切られそうに痛い。
こんな世界観もあるのかと今回も余韻に浸ってから再読してます(⁠^⁠^⁠)
重い痛い愛
2018年1月21日
なんか自分の中の常識というものが崩れていくような感じです。共感とかはなくただただ見せつけられているような感覚です。
懐かしい…😁
2012年8月12日
この作品は
初めて読んだのですが

物語とは無関係な昔の事を
色々思い出しますね😁

小学生の頃に読んだ
上條敦士氏を彷彿させる
(昔過ぎっ)

強弱が無いタッチの
スタイリッシュな描線…

元サブカル好きな方が
御覧になれば

「おぉ!?(゜o゜;)」

って感じでは?😃


双子、離れ離れだった兄弟
とBL風味の味付けながら

(てか思いっきりエロあり)

主題は
ダメージ←肉体的を含む

魂の癒着
と言った所でしょうか…

余韻を残してストーリーが
終わるのではなく

ブツッ⚡と幕が引かれて、

でも
この終わり方以外は
考えられないような…😁

いつ頃
描かれた物なんでしょう…

↑勉強不足ですみません💦

寿先生のマニアの方なら
画面で十分
楽しめると思います✨

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作家名: 寿たらこ
ジャンル: BLマンガ
出版社: リブレ