中学最後の試合で相手チームの有名選手に歯牙にもかけられずに敗北し、勝手に意識する主人公。
しかし、2人は運命に導かれ、同じ烏野高校の門をくぐる…
高校生活への入りの違いはあれど、バスケマンガのI'llに通じる導入に感じた。
ただ、それぞれのキャラ付けは週刊少年ジャンプに相応しく、主人公の日向もライバルの影山も幼く単純な性格の印象。
その分、シンプルな人間関係や友情が全面に描かれており、子供にも分かりやすく応援しやすい作りになっていたと思う。
大人も自分が感情移入するような楽しみ方は難しいが、幼い子供を応援するような楽しみ方ができ、幅広い世代に受け入れられるバランスの良い作品だった。
ドラマ部分もスポーツ部分もNo. 1といえるようなクオリティではないが、商業作品として非常によくできた作品だった。