ネタバレ・感想あり天才は総じてどうしようもない ~百鬼カントクと凡人たち~のレビュー

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ダメな大人とポジティブおバカ
ネタバレ
2024年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無精ひげにタバコにお酒に下半身も緩めのどうしようもない眼鏡な監督ですが、心に抱えてるものをいろんな要素から察してしまう監督大好きポジティブマンが突っ走ります!愛すべきおバカです。こんなに好き好きオーラ全開にされると、心が荒んでても絆されちゃうよなーと。甘い雰囲気はありませんが、憎まれ口叩かれながらも幸せそうな攻めの姿が可愛いです。もう少し素直な監督もみたいところですが、甘すぎない2人の関係性が楽しかったです。
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カッコ悪いけど愛おしい
2024年6月29日
破天荒な鬼才の監督・百鬼と、彼の才能に心酔する監督オタク・四ツ森の物語――。

襲いオジ受けです。
しかもそのオジが口が悪く自堕落で、清潔感の欠片もありません。
BL界でも性癖としてはなかなか高度なので、それだけでひるむ人もいると思うけど、、、ストーリー重視のBLを探している人なら、どうか勇気を出して読んでみてほしいな…。
この作品、すごく良かった。

この物語を通して、ある人物の謎が次第に明らかにされてゆきます。
全ての謎が明らかになった時――脛に傷持つ大人の、カッコ悪いけど愛おしい世界が広がっていた。
カサイウカ先生ならではの、このほろ苦さと優しさがたまらなく好き。

がっつりきっちり人生を描いている、ヒューマンドラマ。
すごく面白くて深い、読み応えのある作品でした。
6/30まで40%クーポンセール中。おススメです。
泣かせるねぇ…
2021年12月25日
うぅ…少ないレビュー数。タイトルと短い無料立ち読みでは、選択肢から外れるのでしょうか…確かにラブコメで面白可笑しく笑えて、楽しいです。そして、カサイウカ先生の真骨頂、徐々に『泣かせる』深みにハマっていく展開なのです。私の中では『泣かせのカサイ』と命名しています。『例えば雨が降ったなら (1月7日まで半額 )』例えば雪が融け合うように』に見られるように、しびれる大人の恋や愛が多いカサイウカ作品ですが、この作品もまたしびれるオジ恋なんですよ。
映画監督・百鬼に憧れて、押し掛け従業員となった四ツ森。繊細な愛や寂しさを描いた百鬼は、実は傍若無人な暴走下半身だった…?
四ツ森がこれまたポジティブなチョロ男くんで、百鬼の為なら『スティック』にもなれる…いやいや棒扱いだよ?いいのか四ツ森くん。と、まぁこんな風にラブコメとエチでワチャワチャした展開かと思っていたんです。が、オジ恋百戦錬磨なカサイ先生は、やっぱり切なさの匠なのです。
四ツ森を百鬼の映画の虜にした作品から五年。作りたいのに作れないワケとは…哀しいね…
過去を引きずり、立ち止まったまま前に進めない百鬼も辛いけど、四ツ森の憧れがいつの間にか恋となり、そんな百鬼を見ているのも辛いですね。好きだからこそ知りたくて、でもそれが心を磨り減らすようでいたたまれない。
それでも前に進んで欲しい切実な四ツ森の想いが、胸にジーンと響きます。触れて欲しくない心の内を踏み込まれた百鬼の逆鱗にさえ触れ、ドア越しに百鬼に語りかけるシーンがキュッと喉を締め付けるのです。好きで、側に居たくて上京し、今度は好きな人の為に離れる覚悟で伝える想い。泣けてしまいます。これがカサイウカ作品です。
きっと、過去の想いから動けない事にもがき苦しんで来たであろうと思う百鬼ですが、人の熱い想いは、人を動かすものですね。モヤモヤと抱え込んで来た何年間もの好き。吐き出して、宙ぶらりんな自分自身にケリをつけるには、かなりの勇気がいったと思います。でも、一歩前に進めた事が何よりも周りのみんなも喜んだはず。
気持ちを受け止めてやりたかったけど、受け止める事が出来なかった千神の「ごめん」もなんだか切なく響いて聞こえた気がしました。
去る四ツ森、追いかける百鬼で涙腺崩壊でした。
だけど!最後までスティック扱いには笑えてしまいました。笑って泣いてたまらんです。
破天荒オヤジ受け
2020年11月29日
敬愛から愛パターンは小説家ものでよくありますが、今回は映画監督でした。映画って予算やらスタッフやらがないと作れないのでそういう人間関係がおもしろかったです。5年前から映画を作れなくなった百鬼の元に10年来の熱狂的ファンである四ツ森が雇ってくださいとやってきて愛人にされてしまうのですが、純粋ないいワンコでした。その後について短編はありますが、長編でもぜひ続きを描いていただきたいです。2013年5月 総200ページ 修正=見えない構図、一部アウトライン、白大丸、モザイク。
破天荒だと思いきや
2019年10月28日
意外に繊細で臆病でかなり拗らせた映画監督の百鬼が最高でした!!やっぱりカサイ先生のおじさんは良いですよね〜。全然攻めっぽくない四ツ森の監督に対する愛と真っ直ぐな人間性も好きでしたし、ヒフミもロクも良いキャラで良かったです。いちゃラブな結末もないし、BLならではの胸キュンとか萌えは不足気味ですが、話として凄く面白くて大好きでした!
スティック四ツ森くんの大きな愛♪
ネタバレ
2019年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ サブタイ通り(有)百企画の監督と凡人達の話、すごく面白かった〜(^^)v読み応えある〜!

映画監督 百鬼(モギ)は5年間もの大スランプ中で映画を撮っていなくて。そんな事を知らず彼に10年も心酔してきた四ツ森くんが、彼の元で働きたいと上京し押し掛けてみれば、クズな監督に股がられ(笑)と、四ツ森くんピンチの始まり。

監督が下半身バカだろうが、ヒフミさんもロクちゃんも四ツ森くんと一緒で、モギ監督の映画を愛していて〜この泥沼状況の打破には新しい仲間が必要だったのね。おバカに見える四ツ森くんの熱いモギ熱が監督を変えたって素晴らしい(^^)v
頑張れ愛あるスティック(笑)この四人の奇妙な日々はまだまだ見ていたいなぁ。

番外編【百企画、とある一日 分冊版】あります(^^)
監督の素行を除けば単発ドラマになるくらい
2019年4月17日
めちゃめちゃ面白かった。BLという嗜好性を除けば、TVドラマ化されてもおかしくないくらい素敵なお話。でも、これがBLでなくなったら楽しめるかというと全く興味がなくなるので、BLとして描かれていて本当に良かった。BLと言うとメインカプの二人だけで他は空気みたいに薄いキャラのイメージてすが、登場人物みんな個性の強いいろんなキャラで、人間みがあってとても良い。スランプだった監督(受け)が攻めの嘘のない言葉やひたむきなアホさに絆されて少しずつ変わっていく。人は変われるし、真っ直ぐな言葉は人を変える力がある。人間のハピエン力を信じさせてくれる素敵な展開。あと、カバー裏で受け攻め逆転しようとするのも楽しかった。人間関係が圧倒的に受け>>>攻めなので、攻めが掘られても楽しいし面白そう(世の中リバに厳しいので、難しいとは思いますが)。カサイ先生、最高のエンターテイメントありがとうございます!めっちゃ好き!!!!!
ちょっと絵にクセがあるんですが
2018年5月16日
やっぱり良い。お話もキャラも。1冊まるまるの長編でお話丁寧で凄く読み応えがありました。思わずジーンと涙ぐんでましたね。いいお話ですよ、お勧めです
ふふふ
2015年9月29日
ガチャガチャーとしたドタバタなお話になるのかな〜?と思っていたら、ヤダコレスゴイ。心の動きが丁寧に描かれていてキュンキュンした。
監督オタク×天才監督
2025年5月13日
読み放題にて。監督オタクの四ツ森と天才監督の百鬼の話。四ツ森くんの純粋さや健気さがやさぐれた百鬼さんの心を溶かしたんですね。読みやすくクスっと笑える場面が多いですが深いストーリーです。周りのキャラも良い人達で良かった。
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ストーリーがしっかりしてる
ネタバレ
2025年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 性格はヤバいけど才能ある映画監督として密かに人気のある百鬼と百鬼の熱狂的なファンで押しかけ就職しに来た四ツ森。
もう何年も作品撮ってないのにその才能を信じて支えてくれる人達がいるなんて百鬼は幸せ者だな。
四ツ森のひたむきさ純粋さが、叶わぬ思いを拗らせて前に進めない百鬼に刺さったのかな。
ちょっとくたびれたおじさんを可愛く描くのがうまいカサイウカ先生ですが、今作は千神以外みんな若いのもあって可愛いおじさん成分が不足してる感じ。でもストーリーはしっかりしてて熱くて面白いです。
この方のおじさん好きです
2019年8月13日
とにかくおじさん属性に萌えるのでとても楽しかった。特に年下攻めは最高でした。
受けの過去?はちょっとだけ切なかったけれど幸せそうになってよかった。
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映画監督と大ファン
2019年8月11日
まるっと表題作。大スキで 大スキな映画監督の元で働きたいと 夢と希望を持って上京。思ってた監督とはちょっと違ったけど 愛ゆえ全てを受け入れてなんとか一緒に働く事に。監督の凝り固まった恋心を動かしてとりあえず1巻はおしまい。ラブが少ないのでBLかと問われると 微妙かもだけど 面白いです。続き読みたい。特にオヤジ好きではないけど 作者さんスキです。これから2人の関係がどう変わっていくのか楽しみ。
受け様愛され度80
2018年8月6日
1話で引きずり込まれました。残念なポジティブバカの男がいつの間にか愛人になってるのに笑った。
ちょっと豪快なコマ割りで、絵も男っぽい感じだけど、心の動きぐ丁寧に書かれている。表紙のイメージと違うけど、読んで良かった。
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愛を感じる
2014年2月16日
監督に対する主人公の熱烈な感情が突き抜けていて、気持ちいいくらい😄
周りのキャラクターも独特で、良いです🌷 笑えちゃうし、好きの切なさも伝わる作品だと思います
人物の表情も生き生きとしていて、引き込まれてしまいます!面白かった!!
途中までとても楽しく読んでた
ネタバレ
2023年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 200ページ。
映画監督とその大ファン。
スランプ中の監督が、まっすぐな愛情に揺さぶられる様子が良かったです。脇役も良く、特に監督の大学からの友人である一二三が好きでした。腐れ縁好きなので。
かなり面白かったんですが、監督に小説家の叔父が居ることを主人公が作中で初めて知ったように描かれていたところで、脳がバグり、作品への集中が切れました。
これは、卒論にするくらいの監督ファンだったらありえない。叔父が一般人ならともかく、固定ファンもいる小説家。マニアックなくらいのファンであるなら知っていて当然で、物語序盤で「小説家の叔父と監督との共通点を笑顔で捲し立てた主人公が、監督にイラッとされる」くらいのシーンがあってもおかしくない設定です。叔父に「小説家」という属性を付与さえしなかったら問題なく読めた(むしろ叔父甥の関係性に喰いついた)のに〜主人公がロクが誰なのかわかってないのも引っかかったけどギリ流したのに〜。
自分が細かいせいではあるんですが、ブツっと集中が切れてしまってその後がいまいち楽しめず、悲しみの星3つです。
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紙媒体
2020年4月18日
作者買い。まるまる一冊表題作で読み応えあり。重複買いで二冊あった…受けがぶっ飛び過ぎてて好み外だった。
ぶっ飛んだ監督
2019年3月9日
攻めの思いが初志貫徹しているので多少はぶっ飛んだ言動でも許せてしまう。受けも取り巻く人たちも優しくて面白かったです。
ぼちぼち
ネタバレ
2015年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「両想いなんて冗談じゃない!!」が凄く好きだったので、作者買いしてみました。期待が大きかったのもあるけど、百鬼が好きになれなかった・・・。もう少し四ツ森への愛があふれてたら良かったかな。ストーリーは良かったので、最後にイチャイチャしているところとかあったら☆4だったなぁ。
恋愛要素は少なめ
2014年3月10日
漫画としてはおもしろかったですが、BLとしては個人的には恋愛要素や甘さが足りなかったです。あとエロさも切なさも。
襲い受の監督と脇役のキャラが立っていて、主人公と二人の関係はまだこれからって感じ。
きゅんきゅんしたいとか、逆にエロい遅い受を期待するとそうじゃなかったなって思ったけど、いい漫画だと思います。続編あったらいいな〜
先生の作品は好きだけど今回は
2022年11月18日
先生の他作品は好きだけど、今回はあまり刺さらなかったかな。
映画監督に振り回されているところも可愛いけど
いまいち監督の凄さが読み取れなかったかな。
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作家名: カサイウカ
ジャンル: BLマンガ
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna