田中先生がなんとも人間らしくて、、大人だからって余裕ではいられない笑。
最初は自分と同じゲイの教え子牛島が傷つかないように守って、好きと言われれば付き合って…あくまで"あげる"というスタンスだったであろう先生。そもそも先生の好みはレスラーとかガチムチ系笑。牛島は可愛らしいタイプで本気の本気になる筈では無かったんだと思う。
それが高校生の成長期であっという間に背も伸びて好みに近付いてきたし、何やらバイト先の男の子を気にかけているのが気になって気になって、、、。親元から巣立つ雛のように自分から離れてしまうんじゃないか、とモヤモヤぐるぐるしてしまうんです。
雁須磨子さんのモノローグやセリフは、ひとことも読み逃したくない程味わい深くて、もしかしたら読む人によって捉え方が違くなるタイプの作家さんかも。私には妙に心地良くて何度読んでもその都度面白いです(^^)