正直「辛い」お話しですね~・・。今まだ2巻目ですが読んでて身体に力が入ってしまう感じ。メインはヤクザの頭:ビ〇チな矢代・・なのですが、回想録などもあって過去のお話しも出てくるのですが、人生そのものが壮絶過ぎる・・・どこで間違ったのか?どうしてそうなってしまったのか・・・?やり直せるならどこから・・・?
愛は必要なく、ただ痛く酷くして欲しい・・・心の病みはどこまでも深い。
拠り所の腐れ縁:影山への想いもひたすら隠し報われない・・・果たして矢代に心の平穏はあるのかしら・・?
淡々と語られるセリフの重みがひしひしと伝わり暗く哀しい気持ちにさせるのに、読みたくないような、読みたいような。
ただ、矢代の「人生」を知りたい気もするのです。「愛する人とはヤれない」気持ちがなんとなく解ってしまうから。ヤクザものなので過激な表現もあったりしますが、それ以上に様々な人間模様を繊細に描かれていて心惹かれる作品だと思います。