ネタバレ・感想あり残酷な神が支配するのレビュー

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神は誰なのか
ネタバレ
2025年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「残酷な神が支配する」の“神“が誰なのかが、物語の終盤に明かされます。まず読者は、それはそれは激しく揺さぶられ、時には目を背けたくなる程に精神を削られてしまいます。主人公の1人であるジェルミは、心理学でいわれる“トラウマ“に苦しみ、それを見守る義兄のイアンもまた、大変な苦悩を背負いながら生きていくしかなさそうです。ラストシーンは穏やかで、少し救われた様にも感じましたが、同時にいつまたトラウマに絡め取られてしまうかわからない、不安定な印象を私自身はもちました。扱っているモチーフは本当に重く、悲しく醜悪ともいえるシーンが満載にも関わらず、作者の優れた画力とキャラ設定が秀逸で、最後まで読破させる原動力となっている事は言うまでもありません。萩尾ワールドにどっぷり浸かってみたい方に、強くお勧めします!
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愛による再生
2025年3月6日
いびつな家族関係による、精神的な傷を受けた子供が、愛によって再生されていく様子に
心が締め付けられます

読むたびに精神が削られます
子どもが身近にいたときは、再読できませんでした
子どもが無事成人して、心に余裕ができて
再読すると、これを読んでいなければ自分が冒していたかもしれない過ちを犯さなくて本当によかったと
思いました

親であることの難しさを再認させる作品です
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没入感がある
2025年1月22日
絵、ストーリー、登場人物の心理描写、すべてが素晴らしい。ページをめくる手が止まらないという感覚を初めて味わった。
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ジェルミの救い
ネタバレ
2025年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 後半の方でやっとジェルミが溺愛していた母親を(あの女が…)と言った時にそれまでの残酷な神=母親の支配から逃れられたと思いカタルシスが凄かったです
それまでは息の詰まる様な話の展開でした
何がそんなにも読者の自分を苦しませていたかというと母親が息子が再婚相手から性的暴行を受けているのを知っても別れを再婚相手に告げなかったことです
父親を子供の時に亡くし母親を支えることがジェルミのアイデンティティになってしまっていたその母親がまさか自分の幸せのためにジェルミを犠牲にしたことを認められなかった
認めたら自分が崩壊してしまうから
しかも加害者を殺すために自動車に細工したことで母親も亡くなってしまう
母親を問いただすこともできないジェルミが後半やっと(あの女が僕を犠牲にした)と認めた時読んでいて救われる気がしました
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怖すぎる
2024年9月6日
まさに巧みな表現力の恐怖です。先生の存在がいかに重要だったか、様々な人間関係の時期的な関係性性ゆえに可哀想な印象が強かったです。
ウシジマくんより怖い
2024年9月4日
普段は人間の怖さが描かれている漫画が好きなんですが、この漫画は読みきった今も心臓がバクバクしています。。。すごい漫画です。
嫌なことがあった日とか、仕事の人間関係で悩んでたりしましたが、そんなことどうでも良くなるぐらい漫画にのめり込めます。
闇が終わるところに光がある
ネタバレ
2023年12月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雑誌掲載時にリアルタイムで読んでいました。読んでいる途中で気分が悪くなることも多々ありましたが、最終話まで読み続けたのは、こんなに救いのない物語がどのように終わるのか興味があったからです。最終的には、全員に完全な形ではないにせよ救いがあるし、穏やかな場面で終わりますが、そこに至るまでの過程が、たまらなく苦しくて長い。しかも最後の最後に、グレッグ自身の過去の苦悩を見せられては、グレッグを憎むこともできなくなってしまう…ずるいでしょ。最後にそんな種明かしだなんて…。さまざまな登場人物の、それぞれの過去の心の傷や闇を通して、実に色々と考えさせられる作品でした。こんな作品を描ける萩尾望都さんは、本当に偉大だと思います。
一番怖いのは母親です‼
ネタバレ
2023年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私にとって、一番残酷な神は母親です。
サンドラは全てを知っていて、自分の息子を犠牲にしました。
母親は何も知らない無垢な人ではなく、主犯である義理の父の精神的な共犯者でした。
ジェル三はサンドラを思って黙っていたのに知っていたんですよ。
これほどの裏切りがあろうか?
嗚呼落ちたジェル三を自分の父の真実をしったイアンが救おうとするのは号泣ものでした。

嗚呼そして、最後にジェル三とイアンの精神的な愛の交感が凄かった。
良かったあとあの時は本当に心底感動しました。
私の少女時代に影響を残した残酷な作品です。
これは山岸涼子のこどもを犠牲にする親の作品を彷彿とさせます。

萩尾先生は、親子関係の深い闇を突き付けます。
表題の「神」が何であるのか考える。
2023年10月1日
1992年7月から2001年7月までの9年間で完結を迎えた作品。
長編ですが、葛藤など、主人公「ジェルミ」が、「イアン」が、自分自身と闘い、対話し、納得させたり諦めたりの繰り返しが、美しいイギリスのリン・フォレストの森に、ロンドンの公園の景色に、湖に海に星に・・・それらを背景に描かれる為、中弛みする事なく読めました。(6日かかりましたが・・・)
漫画ならではの作画だけの表現が秀逸で、作家さまの力量を改めて感じます。
そして、登場人物の配置が巧みで、作品の前半に後半に、無駄な人物がおらず、全ての人が物語に絡んできます。
物語の時代設定の明確な時期はわかりませんが、20世紀の終わりがけの作品を発表された頃や、ましてや少女漫画での表現は余りにも前衛すぎて、私自身は、読んだのが今で良かったと、理解の度合いなども含めて、思います。
この作品のテーマは、現在の日本でも数多ニュースを騒がせる事件に相似性を感じさせるもので、子供は、親の又は大人の犠牲になっては絶対にいけない!と強く思います。
物語の表題にある「神」が何であるのか、作家さまの真骨頂、読者に考えさせる・・・という手法は、こちらでも健在でした。
破壊と再生
2023年3月30日
家族関係、または性的なトラウマ持ちの人は読むタイミングを慎重に選んだ方が良い内容かと思う。
大人になって読破したが、まるでカウンセリングを受けているようで、苦しみと同時に救われた気持ちにもなった。
この内容を漫画という媒体で書き切って下さった萩尾望都先生に感謝します。
トラウマになるほど。
ネタバレ
2022年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰もが目を背けたくなる世界、でも確実に世界のどこかで起こっているであろう現実、タブー、それを真正面から突きつけている作品だと思う。正直なところ、グレッグが死ぬまでの巻はトラウマになりすぎて恐ろしくて読み返せない。でもそこがあるからジェルミの苦しみが皮膚からも心臓からも沁みてくる。人が崩壊していくプロセス。ジェルミの「ここまで堕ちてこれるか」と叫んだ言葉が未だに私の心臓に刺さっている。最後まで読んだのか、辛すぎて脱落したのか、それすらも覚えてないくらいの苦しさが途中にある。結局、作品を消化しきれていない私。いつか読み返さなければ、心に余裕があるときに、でも今は思い出すだけでも手が震える。そういう作品。名作です。
少女・女性漫画界の神様
2022年11月3日
萩尾先生、秋の叙勲受章おめでとうございます♪数々の素晴らしい作品を生み出し、漫画というジャンルと女性作家の地位向上に今もなお精力的に取り組む姿勢に胸が震えました!
この作品(女性漫画だったんですね)は、私が中学か高校の頃に出会った作品で、とてもとても衝撃を受けました!BLという言葉すら知らなかった当時の私、少年ジェルミが義父から受ける かなりのドギツイ行為に言葉を失いました。母を信じ、母のためにと我慢し、結果…(涙)
その後の夜な夜な現れる義父は本当に恐ろしく、夢か幻覚か現実か…ジェルミの精神が崩壊していく様が心底恐ろしかった。また、双子との出会い。この双子の関係性にも心底衝撃を受けました。
衝撃満載の中で唯一救いだったのは、義父の息子イアンが真っ当な精神を持っていた事でした。
ジェルミはどうなるのか、この2人はどこに向かって進むのか…
私、結局最後まで読めませんでした…私の精神が限界で…実は今も読めないんです(涙)
最後はジェルミの心が救われたのだと信じています。
これだけの重いテーマを描き切る萩尾先生、日本の宝だと再認識しました。
これからも応援しています!
名作!
ネタバレ
2022年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私にとって萩尾先生の作品の中でBEST1の文学的作品。昔雑誌掲載時内容に衝撃を受け、ジェルミが救われるのかハラハラしながら読んでいました。電子で買い久しぶりに読み返してみましたが、物語の構成といい、絵の美しさといい、先生の才能の凄さにひれ伏します。義父からの性的虐 待、義父と実母殺害という内容が重く、初回読んだときはジェルミに感情移入してしまいつらく作品の細部まで見る余裕が無かったため、二回目イアンに焦点あてイアンとジェルミの二人の関係性の変化に注目して読むと、萌え満載で物語の隅々まで楽しむことができました。英国の寄宿学校や上流階級の生活が見れたり、物語にシューベルトの歌、ポーの黒猫、イェイツの詩、ワルキューレのお話を入れてくる所も素敵だし、詩のようなフレーズ、芸術的な絵のカット、がいくつもあってしびれました。特に心象風景の描写が秀逸で、美しい表現方法もあれば仮面を使い義父の狂気、異常性、ゾクゾクした怖さを強調していました。物語の上で金髪長髪の美しく魅力的なイアンの存在が大きく、精神も体もタフなイアンじゃないと、罪の意識に悩み苦しみ堕ちる所まで堕ちてしまったジェルミを支えきることはできなかっただろうと思われます。義父はもちろんのこと、実母が知っていたのに知らないふりをしていた事が1番衝撃受けました。才能溢れる先生がなぜこの題材を選ばれたのか考えるのも面白いです。数々の残酷な出来事があったジェルミの魂をイアンの献身的な愛により救済、を描きたかったのかなぁなどと思案に暮れました。後世に残したい先生の才能溢れる名作です。
萩尾望都先生の最高傑作
2022年7月2日
この作品を読んでいると何度も心臓をぐわっと鷲掴みにされたような感覚に陥る。つらい。つらくて苦しいけど読むのをやめられない。深い霧の中でさまよい歩いた最後にかすかな光が差し込むような…そんなラストはさすが萩尾先生。萩尾望都が天才と呼ばれる所以がわかる。
息が苦しくなるような世界観
ネタバレ
2021年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元の設定は珍しくもない話し。母の再婚した相手が異常者。
なぜ親に言わなかった?なぜ逃げ出さなかった?
と言う疑問を抱かせない母の弱さと子の母への愛情が違和感なく描かれてる。
車に細工してしまったことで更に逃れられなくなる様が自然でした。
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すごかった。
2021年8月26日
あまりにむごい。可哀想な話は割と好きな方だけど、これはさすがにもうやめてあげてと願うくらい。でも読むのを止められない。
とても悲しい物語ですが
2021年5月29日
とても衝撃的な作品だと思います。かなり辛い描写もあるます。
自身のメンタルが良い時に読む方がよいかも。
でも、やっぱり名作なんです。いい意味でも悪い意味でも鳥肌が立ちゾッとすることもあります。
こんな漫画ほかにありますかね。
才能に脱帽です。
死と再生
ネタバレ
2021年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重いです。とても。
高校生の頃にこの作品に出会い、何度も読み返しては落ち込み、考え、期間を置いては読み返しを繰り返してきました。
電子での配信を知り10数年ぶりに読み返してみて、1番印象の違う人物がサンドラ。サンドラの呪縛が、死後いっそう深くジェルミを捕らえていくのか。
暴力と愛と憎しみ、深い悲しみが萩尾望都先生の素晴らしい表現で脳天をぶん殴ってきます。
とてもじゃないけど楽しめるなんて言えません。
けれど、人生に添えたい漫画のトップ3です。
言葉に出来ない
2021年2月11日
萩尾望都先生の作品を初めて読んだのは、小学生の頃で、その時は子供だったのでよく理解出来ませんでした。あれから数十年、この作品のことは数日前に知って興味を持ち読んで見ました。他の方々のレビューにあるとおり、途中で読むことが辛くなりますが、それでも多くの方に読んでほしいと思います。私は語彙が乏しくて上手く感想を表現出来ないのがもどかしいですが、とにかく衝撃的で素晴らしい物語です。
つらい
2021年2月2日
有名な作品なので読んでみようと思ったけど、とてもとてもつらくて、ジェルミが追い詰められていく描写がリアルで辛すぎました。1〜3巻は読み返せそうにない。
すごく辛い重い話
2021年1月4日
無料分しか読んでませんが、すごい話です。少女漫画とは思えない内容の濃い話です。主人公に共感してしまい、なんて悪魔のような奴だ!と震えてしまいました。辛くて途中でやめたくなりますが、救いがあるのなら最後まで読んでみたい。萩尾望都先生はすごい方だと改めて思いました。
一番好きな漫画です。
ネタバレ
2020年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公ジェルミが心の後遺症で自傷行為を繰り返しながらも次第に再生していく様子、義兄イアンが父の幻影や己の欲望と戦いながら試行錯誤して、たまに道から外れて、それでも一生懸命ジェルミを助けようとする(彼からの愛を必死に獲得しようとする)姿が丁寧に描かれていています。
トラウマや家族問題、精神的問題を抱えた人物が他にも出てくるのですがその人物たちのサブストーリーも面白い。

とても読みごたえがあり且つ一気読みしたくなる作品で、定期的に読み返しています。
ぜひ全巻読んでほしい作品
ネタバレ
2020年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな作者さんで、レビュー評価が高く、気になって購入しました。
途中、ストーリー上つらい場面もありますが1巻を読んだらぜひ最終巻まで
読んでほしい作品です。イアンとジェルミ、二人の関係がどういう結末にいくのか
ぜひ、見届けてほしいです。
重い
ネタバレ
2020年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読むには、辛いお話なのに、内容の面白さに引き込まれて、10巻まで読んでます。
子供向けではありません
2020年2月15日
萩尾先生の作品としてはかなり問題作ではないでしょうか?どんどん追い詰められて行く主人公が辛くて、読んでいて辛いのですが話には引き込まれて続きが読みたくなってしまいました。
ただ絵が本当に素晴らしく、この表現をこう書くのか!という他の作家さんには到底出来ない絵が随所にありそれを見てるだけでも、満足出来る作品です。
漫画の枠を超えた作品
2019年11月12日
とまらなくて一気に読みました。ここまで酷くなくても、平和そうに見えて社会的に素晴らしい親がいても、無垢な子どもに与える影響は計り知れない事を考えました。子どもの通った幼稚園がカトリック・モンテッソーリだったのですが、その時教わった「親の祈り」を再び紐解きました。(仏教徒ですしカトリックを賛美する訳でも否定もしませんが、親は心して置くべきと思います)。共に悩みながらも付き添うイアンが居て救われました…。
鬱になる作品
2019年10月17日
読むと、多分誰でも鬱になってしまう作品。
でも、鬱になる事で、その作品の事を、いろいろ考えられる。私にとって、萩尾さんの、作品だったけど、とても夢中になれる作品!
神話のような美しさ
2019年10月3日
感想として何を書いても陳腐に思えてしまう大作です。十何年前に途中まで読んで止まっていたのを最近電子で買い直しました。
一巻のジェルミのあまりの普通っぽさが可愛すぎて悲しいです。恐ろしい出来事にあって元のままではいられないけど、それでも生きることを選んだなら、彼のいる世界が少しでも美しいものであってほしいと願います。
衝撃
2019年9月24日
初めて読んだとき、衝撃をうけました!話の内容が凄すぎて、名作です!是非、みんなに読んでほしい漫画です!
迫力がすごい
2019年8月29日
無料から始まり全巻買ってしまいました。
主人公の心情表現が圧倒的で流石だなーと思いました。
くどいくらい繰り返し葛藤する様子が読んでいるとシンクロしてしまい、苦しくなります。
丁寧に時間をかけている素晴らしい作品でした。
残酷な神とは……
2019年8月26日
辛い話ですが……その分クラスメイトとの普通のやり取りの有り難みに涙が溢れます。辛いんだか嬉しいんだかもうわからない……。
表層的にはわからない人の二面性とは。
凄かった
ネタバレ
2019年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話の内容も重めだし、お母さんが知ってたのも衝撃だった…💦
無料だったので、読み始めたのに、すごく読みやすく、引き込まれて最後まで買ってしまった
愛と恐怖と執着と卑怯と
2019年8月11日
誰しもが聖人君子ではない
誰しもが鬼では無い
グレッグはたしかにひどい男ですが
ただ、この作品を最初から最後まで読むのにはとても、体力がいることは間違いなしです
涙無くしては読めない😩
2019年8月4日
星が10個つけれれば10個つけたい作品です‼
最初はネット広告で気になってB L好きな腐女子として読まずにいられない衝動(笑)に駆られて読み始めました。
正直、この作者様のイラストは好きではなかったのですが、とにかくストーリーに引き込まれ考えさせられます。
愛とは?親子の関係とは?生きるとは?など、読み進めていく間も色々と考えさせられ主人公の気持ちに同調しかけ涙が溢れます。
子供を持ち人の親となった今、読んだ事でより深く考えさせられました。手元に置いておきたくて紙版とイラスト集まで買ってしまいました。
主人公が義父に酷い事をされるシーンが2巻まで続くので、そこまでが特に辛いですが、気になる方は是非最後まで読んで欲しい作品です。
読んでて辛いけど読まずにいられない
2019年8月3日
萩尾望都さんの原画展に行って再燃しました。
最後まで読んだことなかったなあと無料につられて読み始めました。
続き、読まずにいられません。
ジェルミに幸せが訪れることを祈りつつ読み進めます。
名作
ネタバレ
2019年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生の頃友達に借りて読んでいました。その時にはよくわからなかったことが、大人になってから読むと色々思うことが出てきました。高校生の時には最後まで読めてなかったので、今回は最終巻まで購入したいと思います。この作品をBLという枠にはめてはいけないと思うのですが、イアンと主人公が関係を持った時は、不謹慎ですが嬉しかったです。
読みごたえあります。
2019年5月7日
子が、親という神のごとき大きな存在によって、知らず知らずに、または強制的に歪められていく様、そしてその支配や影響から逃れられずに苦しみもがく様が、主人公を中心に様々なキャラクターを織り混ぜて描かれています。
BL要素が苦手な方にはオススメできませんが、少女マンガならではの細やかな心理描写はとても丁寧で、さすがだと思います。
芸術作品
2019年4月14日
芸術作品のようで、壮大な文学作品のよう。長く重く苦しい作品ですが、一気によんでしまいました。名作です。
引き込まれます‼️
2019年4月13日
読み出したらとまらない…
懐かしくて3巻無料で読んだだけなのに追加購入してしまいました。
今も昔も、サンドラの日記を見つけた時は衝撃でした…
いろいろと…萩尾先生はやっぱりすごい…
大好きです
2019年4月10日
時々とても、ジェルミに会いたくなって漫画を読んでしまいます。ジェルミの辛さもいっしょに分かち合いたいと、思ってしまうのです。
感覚に優れた素晴らしい漫画家
2019年4月7日
10-20代の頃に読んでいたなら、この漫画の世界観にカルチャーショックで長い時間感情が揺さぶられたと思う。

お互いを話せる相手との対話や心情表現が素晴らしく、
境遇は違えど、登場人物の感情を理解して受け入れられる、大人になってからこの漫画を読んでそう感じました。素晴らしい漫画です。
読むべき作品
2019年1月13日
重苦しく辛い物語です。ジェルミの精神が一進一退を繰り返す様は読み手も苦しく疲弊します。それでも読むべき作品です。文学を越える表現に何度も驚かされました。
挫折した。
ネタバレ
2019年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ジェルミが可哀想で一巻の途中で挫折しました。つまらないわけではなく、引き込まれるようなお話ですが、ちょっと無理でした。
グレッグは卑劣だし、母親は色恋に溺れて子供を不幸にしているのに気がつきもしないし途中までしか見ていないので本当はどうか分かりませんが、この二人には苛立ちしかありません。
萩尾先生こそが神では…
ネタバレ
2018年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずタイトルからして他の追随を許さない。

私個人は
この先生の真骨頂をSFだと思っていますが、この現代劇の表現方法にも取り入れられて目を見張ります(特にジェルミの心象風景など)

お語は重く重く、最愛の母に生贄として差し出される少年ジェルミが壊れてゆくさま、
彼の内面と、それを追う美貌の義兄イアンの情動が中心になりますが
まさに破壊、崩落、再生の物語。

その流れを季節や日常風景を交えて
繊細で叙情的な美しい絵が彩ります。

本当に、比肩するもの見当たらずと言う感じの画力。
最近他の大御所先生が絵の劣化で叩かれまくっているのに
(私も叩いてますが…)
全くの衰え知らずって何なんですかね。

その最高峰の筆致で描かれる
生き生きと活動的なボストンでの生活と
イギリス郊外の深い森の奥で貴族の館のようなお屋敷に捕らわれる日々、
時代さえ遡行したかのような対比が凄いです。

おっとりと少女のように可憐な母親、サンドラのファッションも
童話の世界のよう。
その彼女が保身と欲望の為に息子を裏切るのは余計に恐ろしさを際立たせます。

これほど重厚なお話なので登場人物も多いのですが
(キャラという名詞が似合わない。登場人物です)
それぞれに物語があり、背負うものもリアル。
そう、リアルなんですよね。
こんなヘヴィーな内容なのに。
さすがの熟練、匠の技とカルマです。


ジャンルは少女漫画にもBLにもヒューマンドラマにも括りにくく、そのどれもに当てはまるように思います。

私はプラチナブロンドのイケメン義兄イアンが好きなんですが、
余りに真っ当で健康的で(心が)
普通過ぎるように見えて来てました。
ジェルミがアビーと呼ばれる中で出逢った人々の中では
双子がとても印象的でした。

この重さをじっくり味わいたい、どっぷり侵食されたい人に読んで頂きたいです。
☆5では足りません。
残酷な美
2018年6月13日
まったく美化することのないところから生まれる美、というのが、個人的には萩尾望都の真骨頂かなと思っています。義父グレッグと母サンドラの心のバランスをとるためだけに、生贄にされるジェルミ。被害者側の苦しみも加害者側の闇も、それを取り巻く様々な人の苦しみも、ストレートに描くからこその剥き出しの迫力がそこにあります。特に被害者ジェルミの圧倒的な怒りと苦しみに、イアンとともに惹きつけられ飲み込まれていきます。全編、読んでいてとても苦しい作品ですが、再生の過程の切なさ美しさは、他の作品では決して味わえません。名作です。
ただの漫画ではない
2018年4月1日
昔からいらっしゃる売れた漫画家さんというのは、物語性が深くて、最近の新しい漫画では決して見れない作品感があると思います。この作品も凄い。哀しすぎる、目を背けたくなるような悲劇であるにもかかわらず、読む手が止まらなくなる。特に3巻までは、なんとかジェルミを救って欲しく、その後は救われて欲しく…長いですが、そのぶん読み応え充分です。
森を彷徨う
2017年8月7日
萩尾先生の大作です。凡人の私はひたすら霧の濃い森を彷徨いまくりました。萩尾先生をジャンルに振り分けるのはおこがましい気が。萩尾先生は萩尾先生なのです!
考えさせられる
2017年8月5日
随分前に先輩から借りて読んだ漫画ですが、今、改めて読み返すと、面白い!
複雑な心理描写が美しくて、芸術的だなと思いました
小説を読んでいるみたいでした
2017年8月4日
テーマのひとつに「愛」があると思うのですが、このテーマで安っぽくならないのはすごいと思いました。
重いお話ですが引き込まれます。

実は中学生くらいのとき、母の買ってた雑誌でこのお話はこっそり読んでいました。
そのときはイアンのことを大人気ないなって思ったりしたけど、今にして思えば彼も十分に若いですね。
大人になって読むと、当時は見えなかった登場人物の弱さや心の動きが分かる気がして切なかったです。
胸を締め付けられる名作でした
ネタバレ
2017年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全10巻全て拝読しました。
萩尾望都先生の作品はいくいくつか知っていましたが、個人的には最も心を打たれた作品の1つです
社会問題問題とも言える重いテーマに真摯に向き合いながら、愛とは何かと言う難しい内容に深く切り込んだ物語だと思います。

ジェルミを傷つける残酷な描写には読んでいて心が痛みますが、彼がどれでけ心を傷つけられたのかを表現する為には必要な描写だと思いました。
そして心に大きな傷を背負ったジェルミがその事にどう向き合い、もがき苦しみながら答えを探していく過程には本当に胸が締め付けられます。
一度傷ついてしまった心は決して元には戻らない。戻らない傷を抱えながらどう生きていくのか?
純粋で繊細過ぎる心に刻まれた傷が、その後の人生にどれだけ苦痛をもたらすのかと言う事を改めて考えさせられました。
もう1つのテーマである、傷ついた人を愛する人間の苦悩。
イアンは加害者の息子でありながら被害者であるジェルミを愛してしまう為、その苦しみを一心に受けてしまいます。
心身ともに健全で強く逞しい、魅力溢れる若者であるイアンでさえ、ジェルミの苦しみと向き合い救う事がどれだけ困難な事かを知り、何度もその闇に引きずり込まれそうになります。
そこに描かれる2人の心理描写は凄まじく萩尾望都先生の作品の奥深さを改めて実感させられます。

一度傷ついた心はどれだけ愛を与えても簡単に救われる事はない残酷な現実。
それに向き合う人々の苦悩と愛を描きながら、困難な道のりにも希望がある事を示唆する素晴らしい物語でした。
美しい絵
2017年6月10日
終わりのない世界。
読んだ後ずっとジェルミのことを考えました。
ジェルミが笑っていられる世界だといいな。
読んだあと余韻から中々抜け出せなくなるほど、
ずーっと心中にある作品です。
ぎゃ〜
2017年5月22日
重いです
BLと言うには
重たすぎます>_<
1冊でも読んだら、最後までやめられない事でしょう
一気読みしてしまう!
2017年4月4日
前半はサスペンス、後半はシリアスながらもほのぼのシーンがあったりします。

個人的にはマージョリーが好き!

バレンタインもいいな~♪
BLです
ネタバレ
2017年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 萩尾望都さん、大好きで随分前に色々読みました。久しぶりに名前をFREEで見つけ、読み始めたら止まらなくなりました。テーマは重いですが、さすがの独特な世界観です。どうまとまるのか、ちゃんと最後はすっきりおわるところが素晴らしい。
圧巻
2017年3月3日
愛とは何だろう、幸せとは何だろう、人生とは何だろう信頼とは何だろう…と考えさせられる。愛憎表現が素晴らしいし、セリフ1つずつが重く、意味のあるものになっている。萩尾先生はまさに神。初めて読んだ直後は世界観に押し潰されてしまった。2度、3度と読むうちに、この作品は純粋な愛の話だと思った。
救いのはなし
2017年2月26日
とても強烈な話です。悲しくて辛くて、読んでいるこちらも削りとられていくような話です。でも私は最期まで読んで気持ちが軽くなりました。これを読んでいたとき少しカウンセリングにかかっていて専門書も読んでいたのですがそういう本を読んだ感じでした。万人にすすめられるわけではありませんが悩んでいるときほど読んでみるといいかもしれません。
萩尾望都作品最骨頂!
2017年2月16日
萩尾望都作品のファンです。
その中でもこれは、最骨頂だと思います。
とにかく全巻揃えて、一気に読むのがオススメです。
一気によみたくなる。
2017年2月8日
読んでいくにつれて悲しくなったり考えさせられる事の多い作品だと思います。作品名通りの残酷さです。購入して良かったと思いました。
ほんとに残酷
2017年2月5日
とても辛い話ですが
とても深く面白かったです!
作者の他の作品も読みたくなりました
死生観
2017年2月2日
萩尾先生と言われる所以の、この先生らしい作品のひとつだと思います。重くて深くて、生と死が絶えず隣り合わせにいて。死か生か、どちらが苦しくて哀しいのか…答えはないけれどそんな事を考えさせられる作品です。
深い
2017年2月2日
小学生くらいのときに萩尾先生の漫画を読んで(別の作品)、難しくて途中で辞めてしまった記憶があります
年を経て読んでみて、あまりのすばらしさに感動しました
残酷なお話でしたが、絵や表現が素晴らしくて引き込まれました
終始悲しい気持ちになりましたが、最後は少し光が見えて、それも良かったです😊
ついつい引き込まれてしまう
ネタバレ
2017年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても重くて悲しい話なのに、主人公の幸せを求めてどんどん読み進め、結局1日で全部読んでしまいました。
かなり重く悲しい話が続きます…なかなか幸せになりません。というか最後も、幸せになれてはいないかも…。でもとても考えさせられる内容です。
読んでしまう
2017年2月1日
内容が重くて読んでいて悲しい気持ち苦しい気持ちになるけど、どんどん読み進めてしまう作品
いいね
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二度読めない
2017年1月31日
萩尾先生は私にとって神。本作も全巻、紙で所有。でも、一度しか読んだことがない。読みたいんです、読みたいんですけど、、、本当に辛すぎて。毎巻、読むたびになかなか立ち直れないほどダウナーになりました。読んだことのない人は人生、損してます。でも、読んでも人生損します。同じ損なら読まなくては。私もパワーがあるときに、いつか読み返したいです。これが読めるぐらい力湧く日が来ますように!
愛と死と再生の物語♦
ネタバレ
2017年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ガールフレンドもいる健全なアメリカの少年ジェルミが、壮絶な地獄巡りを経て人生を取り戻すまで。。。サスガ巨匠萩尾センセ👑 とてつもない『愛』のドラマに仕上がってます♦
15才の少年を罠にハメる義父の卑劣さと怪物ぶりに、身の毛もよだつ思いで3巻まで読み、母親のあまりの愚かさに目眩を覚え、あまりの辛さにラストを読んでから、全巻読了致しました📚  4巻以降、ジェルミは母親が知っていたコトを知り、更なる地獄へ転がり落ちてしまいます♠ 彼の精神を引き裂き、バラバラにした諸悪の根源は、母親だったワケです💦
作中、ジェルミを愛してると告げるイアンに、ジェルミは『愛』が分からない、と答えます。そりゃそうですよ😓 たかだか15才の少年が、最愛の母親から人身御供にされてたコトを知ってしまったのだから、誰も愛せなくなります💦
このへん、もーツラい😓 ナボコフ『ロリータ』では、少女は逃げ出して自由を得ますが、ジェルミは殺人という形を選んで、自我が引き裂かれてしまう。彼を愛してるはずのイアンでさえ、どう扱っていいか解らない。。。4巻以降、義父と母親を亡くしてから、そんなジェルミを取り巻く人々もまた、様々な親子問題を秘めていたコトが描かれ、イアンとジェルミのストーリーも苛烈を極めますが、ようやく落としドコロへ2人がたどり着き、精神の崖っぷちで、再生への光を見るラストでした♦
歪んだ暴力から始まったストーリーは、死と呪いの森で迷路を巡り、遭難し、崖っぷちに留まるコトで、解決したのでしょうか?
この苦しみに、救いはあったのでしょうか?
登場キャラ全てに起こった、事件も苦しみも、愛も救いも、1度起こった事実は取り消しようのない、恐ろしい傷です。しかし、人につけられた傷は、また人と関わるコトで、形を変え、かすかにでも癒されてゆく。
ジェルミは生き残りました👑
親は子供にとって神、子供は神に捧げられた供物。。。作中、何度も語られたモチーフが、胸に突き刺さります。
願わくは、世界中で今も現実に起こっている、あらゆる暴力が消え、互いを思いやる人間固有の感情『愛』が、世界を満たしますように。
ジェルミにイアンがいてくれて、本当に良かった。
イアンもまた、ジェルミと共に愛を学び、愛を見つめて生きて欲しい♦
家族間の愛が薄れ、傲慢と無知と無視の罪があふれる現代、人間の原罪にまで切り込む、愛と死と再生の物語でした👑
大作
2017年1月29日
あまりにも重い内容で読むのが辛くなってくるけど、読んでしまう。さすがです。
圧巻です
2017年1月29日
さすが、萩尾大先生というべき作品です。深くて哀しくて、心にずしんときます。やはり、比類ない作家だと改めて感じ入りました。
言葉のやり取りが絶妙
2017年1月27日
重い部分ばかり言われてるけど、私はそれより後半のジェルミとイアンの絡みにキュンキュンさせられ何度も繰り返し読みました。2人の言葉のやり取りや心理描写が本当に上手くて。さすが萩尾先生、レベルが全然違います。
萩尾作品最長編
ネタバレ
2016年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 追い詰められる子供の苦悩、簡単には回復しない傷ついた心、義兄との愛憎。それでもラストは、ほのかな希望を感じることができます。作中の一枚絵はどれも美しいです。圧巻の心理描写が素晴らしい。
本当に凄い作品、
2016年12月11日
超大作です。面白いだけでなく凄い漫画です。長いしキツイ内容もあるので、お若い方には読むのがためらわれるかもしれません。が、ぜひ読んで欲しい作品です。読みだすと止まれません。もう圧倒されます。内容にも画力にも。キャラ達にも最後には救いがありますよ。画力がすごく高いので絵だけでも見て欲しい。名作です。
重いけれど読んで良かった
ネタバレ
2016年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 性的暴力や家庭の崩壊がとても生々しく描かれ、親からの愛情を感じられないで育った登場人物が幾人もいる。読むのが辛い場面もありますが、読まずにいられない長編でした。一度は壊れた主人公の心が再生するまでの経過がとても丁寧に描かれていて、自分もカウンセリングを受けているようでした。マンガの中のお話ですが、同じようなことで悩み苦しんでいる人はたくさんいるのだと思います。
一番好きな漫画作品
2016年7月22日
毎年クリスマスが近づくとこの作品のことを思い出します。
もう何度も読み返している大切な作品です。
タイトルに入っているとおりかなり残酷な話で、読むと暗い気持ちになってひどく落ち込んでしまうけど、
それでも1度読み始めるとページを繰る手が止まらなくて夢中で読み進めてしまいます。
心に深く刺さります。最後の終わり方の美しさは必見かと。
読むのは辛くもありますが、個人的にはとてもオススメの漫画です。ただ他の方もおっしゃっていますが身近な人に積極的に推薦はできないかな。本当に落ち込むので…
残酷です、けど
2016年3月4日
読んでいる間、もうつらくてつらくて主人公の男の子が可哀想でたまりませんでした。ただ、ここまで描ける萩尾望都先生はやっぱりたぐいまれなる作家さんなんだと思いました。☆は文句なく5つ星つけられるんですが、是非読んでほしい!と推薦できるかというと・・・。とにかくつら過ぎるストーリーなので読んだ後しばらく落ち込むことを覚悟して下さい。最後には救いがあります。
素晴らしい作品です
2016年2月29日
何十回と読み返したくなる作品。前半の主人公が肉体的にも精神的にも追い詰められていくストーリー展開に見事としか言いようがないほどぐいぐい引き込まれます。話の構成もどこまでを見せて、どこからを見せないでおくかよく考えられており読者に判断を委ねている部分も魅力的。個人的には萩尾望都先生の作品の中で一番好きです。
深いです
2015年12月15日
この作品、大好きです。大学生の頃かな?はまりました!
色々な意味で、深いです。シリアスです。
面白いです❗
名作
2015年12月8日
少女漫画界の神様に向かっておこがましいですが、画力、ストーリー、表現力、カメラワーク、台詞回し…全てをもって完璧です。他の方も仰っていますが、萩尾望都の作品はどれも上質な映画を観ているようです。この作品に見られる独創的な心理描写(たとえば体がバラバラになったり、平面化したり…)を、最近の作家さんが用いているのをたまに見かけます。影響力の強い作品だとも思います。
つらい。
2015年12月4日
幸せを願わずにはいられない。暗くて重い話です。漫画通り越して文学作品やフランス映画になりそうな重量級の話です。私は好きです。読み返すときは途中で止められないのわかってるので、時間がたっぷりあるときにしてます。
かっこいい!
2015年11月29日
まつげながい!

はまりすぎるこれは!!!!もっと読みたい!!😄
私は
2015年11月22日
脳が完全に腐ってしまっているので普通のBL漫画を読む感じで読んでしまうのですが、正直そういう目線で読んでしまうことがとても後ろめたく、申し訳なくて仕方ない作品です。
正直、
2015年9月29日
萩尾望都先生が新作を連載し始めた時は、「昔の作品は面白かったけれど、現在はどうなのかな…」と勝手に思っていました。ですが、それは杞憂でした。萩尾望都先生は天才でした。手塚治虫先生に並ぶ天才作家だと思います…!とても力強い、深いテーマの作品でした。
残酷な話
2015年9月25日
ふつーのBL読むより、よっぽど良い作品。
BL好きじゃない人でも読めます。
まるでよくできた映画のよう
とてもおもしろい!
ネタバレ
2015年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ イアンがジェルミに写真を見せ、話を聞いているときの場面のコマがものすごく迫力があってドキドキしました!
さすがとしか言いようがない
2015年6月4日
子供の頃からファンでした。
歌劇を見てるようだ。音楽も鳴っている感覚にとらわれます。
心理描写もとても深い。
崩壊と再生の物語
2015年2月24日
義父から性的ぎゃくたいを受けていた主人公ジェルミが人格やセクシャリティに破綻を起こし、もがき苦しみながらも義兄(加害者の息子)であるイアンとの関係を築くなかで、再生へと向かうという話。
性的ぎゃくたいや、同性愛がテーマとなっていて読んでいて辛くなる事が多い。というか、全編を通して、読み進めるのが苦痛な程、重苦しい雰囲気。が、それだけ後に残る印象は強烈。子どもって、どうして最低な親でも愛そうとするのかな…愛されたいというより、母を守りたいというジェルミの母親への想いが切なく、痛々しかった。
禁断の愛を描く
2024年11月11日
ジェルミの生活は母親が英国紳士グレッグと再婚したことによって激変してしまう。義父となった彼の余りに異常な行為に、心が蝕まれていくジェルミ。遂に自動車事故に見せかけてグレッグを亡き者にしようとするとこを決意して実行に移す。怒涛の展開はまだまだ続いていって……。
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重い
2024年7月31日
主人公を取り巻く環境がとても重い。信じていた人に自分の話を信じてもらえなかったということが主人公を自暴自棄にさせた。
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重い…!
2024年2月24日
無料分のみ読みました。知人が萩尾望都で一番好きだと言ってましたが、重いです!個人的には、トーマの心臓やポーの一族の方が読みやすいと思いますが、人気があるのはわかります。
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ジェルミ
2023年12月2日
萩尾望都先生の作品で、一番好きな作品です。
先生は、何作も名作を世に出したものすごく素晴らしい方です。
・・・・・言葉がでないです
2021年12月31日
フォローさま(感謝)のレビューを見て何の気なしに読み始めてしまって、気づいたらあっという間に数時間が、、、そして言葉が上手くでてきません・・重厚な作品で作者様が神がかり的レベルなのでは、と思いますが3巻まで読了で星4なのはまだ希望の兆しが見えないので。。
どこまでもギリギリに追い詰められていく主人公に、見ていてつらいシーンもあるのに目が離せない自分・久しぶりに時間を忘れてすっかりどっぷりと漫画の世界の中にはまり込んでしまいました。この作者様があまりにも有名なのは知っていましたが今までご縁がなくて初めて読みました。私の拙い語彙では表現しきれませんが、落ちついて時間と余裕があるときにさらに完結まで深い萩尾先生ワールドに落ちていきたいと思います、なんかすっかり作品の影響で神妙な文になってしまった・・・
読了。ううううーん
2021年11月16日
お、重い‼😩1週間くらい引きずる〰思考が持っていかれる😌胸が痛い❗苦しい❗息出来ない❗一旦、休憩。でも読み始めるには覚悟がいる。途中でパワーに押されるーー。動けなくなる〰😔
残酷な。。。
2021年4月30日
途中までしか読んでいないのですが、これでもかという程ジェルミが苦しみます。でも、こういう事って実際起こっているのかも、とゾクッとさせられる雰囲気もあります。萩尾さんの絵とお話の雰囲気が相まってより怖いというか、読んでいて辛いですね。続きの購入はどうするか検討中です。
残酷だけど生き抜く力のヒントに
2021年1月3日
イェイツの詩から引用した題名。救われない内容ですが…時折 挟まれるサリンジャーやオーソン・ウェルズ等の話。主人公が過酷な状況を生き抜く姿に勇気を貰える作品だと。
この本なら4巻からかな
ネタバレ
2020年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初のころは鬱展開が長く続きますここで挫折する人が出るかなあ出だしが駄目と思ったらそこは飛ばして下さい本当に面白くなるのはこの本なら4巻あたり古い単行本なら6から7巻あたりから
カウンセリングみたい
2019年8月1日
3巻まで読みました。カウンセリングを受けてる気持ちになります
暗い心理描写に共感はするのですが
その代わりどうしたらよいのか感情のもやもやでしばらく暗くなります
でも気になってしまう、という人の心の深い部分に触れる何かがあります
久しぶりに読みました。
2019年7月28日
昔ラストまで読まずに終わっていたので、最後が気になって思わず購入。思春期の最も多感な3年間を最後まで書き切る作者さん凄い…
大好きだった大先生
2019年7月27日
三原順のはみ出しっ子や竹宮恵子の風と木の詩あたりでもう良かったネタをいまさら萩尾望都大先生が練り直してませんか?無料分でお腹いっぱいです。とはいえ変わらない作画に感動してます。銀の三角とかメッシュとか揃えてた大昔を思い出しました。
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どんどん病んでいく
2019年7月26日
リアルタイムで見てた時は私は幼くて厳しかった。BLにはまった今の時代に読んだらどうかと思ったが・・・・・・やはり、クソ重いwwww 今のかっるーい、内容ないBLとは全然違うなぁ。つーか、BL・・・なのか、これ。サイコホラー&家族愛&心理学&・・・なんかもういろいろ入りすぎてて、頭が痛くなるw でも読ませるよね~。何度も読みたいかといえば、読むのつらい。でも忘れた頃になんか見たくなる不思議。
( •⌄• )
2019年4月7日
小説を読んでいるような、色々考えや妄想をさせて貰える貴重な作品だと思いました。内容は辛く 読むのをやめようかと考えもしましたが、続きが気になり引き込まれ購入。
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ひたすら
2019年3月30日
重苦しい話です…
主人公のジェルミの悲しみや葛藤からの言動や行動に初めはいらいらしましたが、彼の年齢や立場だったらそうせざるおえないのかな…とか色々考えさせられました。
表紙からだとなかなか入りずらいですが、ぜひ読んでほしい作品です。
ものすごく読後感が・・ズーン、です。。
2019年1月31日
いやはや、こんなにもズーンと気持ちが沈む作品は読んだことがあったかどうか。。
萩尾望都さんの作品は代表作から短編まで、色々と読んできましたがいずれも70〜80年代に発表されたもの。90年代以降に発表されたものはあまり読んだことがありませんでした。王妃マルゴくらいかな?

もうね、重いです。読み進める度つらくなるのですが続きを読まずにはいられません。スプラッタ的な目を背けたくなるような表現ではないですが、心理的バイオレンス(肉体的にもですが)、依存心の強い母親、もういろいろ辛いです。

一度読み終えた後、時間をおいてもう一度読もうとしましたが1巻途中でもうつらい。けど読まなければよかったとは思いません。フィクションだとしても、このような被害に遭っている子供や、そのまま成長した人、のうのうと社会に溶け込む加害者のような人。たくさんいるんだろうなと思います。冒頭であるように加害者は死亡しますが、死亡してもなお主人公を悪夢に悩ませます。なんと表現していいかまとまりませんが、いろいろなことを考えるきっかけを与えてくれる作品だと思います。
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