ほの暗い闇の中みたいな沼に引き入れられて、そのまま沈んで浮き上がれなくてもがき苦しんで息ができないのに、誰も助けてくれない・・・みたいな救いが全くない病み系の作品だと感じた。かなり以前から何か表紙とサンプルの雑に見える絵柄に、妙に惹かれるものがあり気になっていた作品で、やっと手にしたけど、やっぱり好みのタイプじゃないので、何を訴えたいのかが抽象的ではっきりとせず、最後まで読むのがしんどかった。暗いのも、病んでるものも、それなりに作家さんの描きたいことは理解できてると思ってたけど、これはあまりにも全体がぼんやりしていて輪郭がないかんじで、凡人の自分には難解すぎた。