ネタバレ・感想あり出会わなければよかったののレビュー

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淡々と、でも味わい深い
2024年5月23日
表題作は、感情を表に出さない譲と、明るくて感情が分かりやすい虎太郎の対照的な組み合わせ。譲はヤングケアラーで、タイトルから途中で極端なことにならないかと心配しましたが、最後はまあまあの落とし所という感じでした。全体に、盛り上がりを作るよりも情感がじんわり伝わってくるような描き方です。もう少し年をとった二人の短編とか読んでみたいです。しかし、譲の母といい、同級生のナマモノ腐女子といい、印象の良い女性登場人物がいない・・・。短編はみんなあえてのカタカナケンジさん。
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好き!!
2023年8月18日
高校生で人付き合いの苦手なユズルと、クラスメイトで不良っぽい男前コタロウの話。湖水さん、初めてでしたが、レビュー見て買って大正解でした。胸にくる名作。寝たきりの兄の面倒を見るため友達付き合いができないユズルと、ユズルと幼い頃に出会っていたコタロウ、そしてユズルの兄と、3人の心の触れ合いと成長に胸がしぼられる。海へ行くという約束を宝物のように温めていた2人も素敵すぎるし、だんだん距離が近づいていくのはキュンキュンだし、兄が一番成長してるところがまた面白いし!また読もう、何度も。同時収録の猫のケンジの話も大好き!
冷たい水が緩んでいくような…
2023年8月16日
ヤングケアラーの譲くん。「こどもロボット」なんて辛い幼少期です。子どもの頃にありがちな勘違い(&すれ違い)。そんな凍った譲くんの心を、じわじわと温め緩めてくれる虎太郎が、真っ直ぐすぎておバカだけど、良かった。お兄ちゃん、幼少期のあの出会いから、きっと譲くんから我を出して欲しかったんだね。不器用だけど、弟思いのお兄ちゃんで良かった…。きよ先生の作品は表紙も素敵で大好きです。
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生きてるだけじゃ生きてない
ネタバレ
2023年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 身体の弱い兄のために家にいなくてはならない弟の朝比奈譲と、譲と小さい頃に海に出かける約束をした林虎太郎。ワイルド系の男前×美人寄りの男前です。
すごくよかったです。譲にとっての海は自由の象徴で虎太郎はそこに連れて行ってくれる人。家庭はエデンのように守られているけれど 生かされているだけで、そういうことに気がついて兄も譲も冒険をするみたいなお話かな。ウェットな題材ですが、わりとカラッと描かれています。感情を無くしていた譲が変わっていくところにジンときました。湖水先生の絵がとても好きなので眼福でした。
収録されている短編「隣は何をする人ぞ」もよかったです。
2015年6月 総179ページ 修正は白線、トーン。
やっぱり良い
2022年9月22日
作者さんの作品はやはりとても好みです。特に作画が好きです。素直に気持ちを伝えられない登場人物のキャラもいいです
宝物のように時々取り出す大事な思い出
ネタバレ
2021年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鉄仮面と呼ばれる朝比奈譲と幼馴染の林虎太郎が高校で再会します。幼い頃二人は、近所の川に沿って歩いていつか海に行こうと約束していました。幼い頃も今もずっと病弱な兄に束縛されている譲にとって、海は遠い憧れであり、虎太郎はそこに連れて行ってくれる一条の希望でした。再会してからもそれは変わらず、譲は温かな虎太郎の手を振り払えず、その温かさに泣きそうになりながらも、兄の冷たい手を可哀想に思うのでした。大人びた物言いで弟を振り回しながら、ペットボトルのキャップを大事に集める兄の幼さが切ないです。
夏を前に、きらきら輝く海を目指して歩く二人の、やっぱりきらきら輝くDKらしいナイーブな初恋が描かれます。
『隣は何をする人ぞ』度々お隣からやって来るトラ猫ケンジは、隣りの住人黒瀬ケンジに結構懐いていて、飼い主の小鳥遊くんも黒瀬に懐いてきつつあります。アパートの壁は薄くて、小鳥遊くんとケンジの様子がわかるのですが、ある時黒瀬は気になる声を聞いてしまいます。
『海は意外と遠くない』本編では初々しいキスを交わしただけの虎太郎×譲が大学生になり、念願の海に行きます。海はもちろん、幼馴染から恋人への距離も意外と近いのでした。
出会えて良かったね!
ネタバレ
2021年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久々に再読。やっぱり湖水先生の描くキャラや物語の雰囲気が好きです。表題作+短編1。(短編はケンジが沢山いて笑っちゃいました。ありそうな話だけど好き)
表題作は、全体的に暗いですが譲の表情、感情がどんどん変わっていくのがいいです。番外編なんて最高です。ビックリしちゃいました^_^
譲と兄の関係が、ようやく本来の兄弟関係になったと言うか、全てはあのお母さんが、原因なのかな…。そういう部分は深く描いてないですが、幼い頃から、『この家の為に働く〜』と言ってる程ですから、譲の感情が消えてしまったのが可哀想ですね。虎太郎と再会し昔覚えた感情を思い出し、虎太郎の言葉に救われ変わっていく譲。またそれを見て兄も変わっていく。兄はずっと甘えていただけなのかもしれませんし、その時がいずれくるとわかっていたのかな。兄の話をもう少し読みたかったなっと…
初め読んだ時はそんなにハマらなかったのですが、読み返すにつれ言い回し、表情が凄く好きだな〜っと思う作品です。
息苦しくて泣きたくなったイイ話◎
ネタバレ
2021年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説の挿絵でお馴染みの湖水さんですが、
コミックスは初読みです。こちらの表紙もイイ◎


幼馴染再会のDKクラスメイト。虎太郎×ボッチの譲の話。

自宅療養している病気兄の介護ロボットの譲は学校で孤立していて、幼い頃遊んだ虎太郎が親の転勤で再び戻って来て再会し、構われる始まり。

部活もバイトもせず下校後早く帰宅し、兄の話し相手やパシリをする譲の息詰まる生活がとても辛い。母親も兄も強制しない無言の圧力が残酷。執着は譲の方だったのかな。

幼い頃の譲に夢と希望を与えてくれた虎太郎がまた現れて、
譲に息を吹き込み解放してくれて。派手な事は起こらないけどじんわりジワジワと心に沁みるイイ話でした。
グループワークの課題にJKが選んだテーマには笑いました!!
番外編の続きをもっと読みたい(^人^)

◇同録短編は、ケンジケンジケンジ(笑)これもっと読みたい!!
絵柄と雰囲気が
2017年12月31日
大好きな作家さんです。作家買いしてます。ある意味ワンパかもしれませんが先生にはこの作風や絵柄を変えないで欲しいですね。不思議ちゃん多いですが彼らが大好きです。エロもね。味わいがあります
作家さんの本の中で1番好き
2017年5月25日
湖水先生の作品の中では、こちらの表題作のCPが1番好みです…! 最初はちょっと暗めの展開ですが、虎太郎に影響を受け、閉じていた譲の世界が広がって行く過程が良かったです! 湖水先生は独特の持ち味みたいなものがありますが(受けくんがネガティブだったりw)その中でもこの二人は比較的爽やかで、最後の番外編で幸せを感じました。本当に良かった/// 同時収録作も好みのテイストの話だったので満足しました(^^)
出会えたから知る感情
2024年9月30日
人を可哀想と思うことって悪いことじゃないけど歪みを生むものでもある。兄の真意がどこにあるか掴みきれずにいたので、だんだんと分かってくると実際にも身動きの取れない兄の、弟や家族に対するもどかしさを想像してちょっとしんどかった。
でも兄が弟を解放するのではなくお互いが自由になれたって終わり方が後味良いです。
感情と川とを重ねてるのが好き。それが海という広大な場所に繋がってるのもイイ。与えられた役割を演じ思考を止めるのは楽でイイけど、コタローのもとへ行くにはそこに留まってはいられない、そんな峠を越える話。
ちょっと表情が固いけど作風だろうしほっぺにちょんちょんってのの可愛さが引き立ってたしで嫌いじゃない。
もう一編は小鳥遊の呼び方の由来を初めて知りひとつ勉強になった…。動物を蹴るような人間のどこを好きになったのかめちゃくちゃ気になった。表題作の兄主人公のお話だったらもっと嬉しかったけど。
どちらも特別心に響いたってわけじゃないけど描くテーマは面白かったです。
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2人が出会って良かった
2022年10月3日
なかなか心を開かない受けと、それでも距離を詰めようとする攻め。それぞれの気持ちが理解できるので、縮まない距離にやきもきしましたが、2人は出会うべくして出会ったのだと思える絆を感じました。
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今話題のYoung carer
2021年12月28日
作者さん&表紙買い。表題作+短編+表題作描き下ろし。小説挿絵を多く描いていらっしゃる作家さんなので、キメのシーンがとても美しい。
ヤング ケアラーyoung carerが最近日本で話題になっているそうですが(もちろん昔からいたけど、最近存在がスポットライトを浴びた)、このお話もそう。家事や家族の世話や介護を担っている18歳以下の子どものことで、4〜5%いるとの統計をニュースでみました。病気がちの兄の世話をする生活が当たり前、そのために自分がいると思う一方で、川を辿って海へ行きたい放たれたい思い。いま大変な思いをしているヤングケアラーの子たちの幸せも祈ります。
幼馴染もの
2020年12月24日
病気の兄が、というより母が弟を兄の面倒を看るための存在にしてるところがムカつきポイント。兄は逆に弟を心配して解放しようと考えてくれてる。病気がなんなのか、治る見込みはないのか、その辺には全く触れてないので幼馴染とうまくいってよかったねー、お兄さん良い人で良かったねー、で終わってしまうのが少しもったいない。ハピエンなんで読後感はいいんだけど。
静寂が美しい。
2020年7月12日
作家さん買いです。
淡々と進むストーリーの中に切なさと微笑ましさと
登場人物の愛しさが溢れます。
この作家さんの描くダーリン達は男くさくて
色気があります。
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😊
2019年6月28日
独特な絵と雰囲気で楽しめました。
譲のお兄さんが絡んでもっとドロドロになるのかと思いきや、普通に優しい人でした。
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幼なじみ
2017年8月28日
子供の頃の約束と再会してからの二人のやりとりがもどかしくて、そこがまたいいと感じました!行間を読む感じの作風が好きです(^_^)
虎太郎いい子…!
2016年7月9日
幼馴染の再会もの。設定自体はありがちだけど、病気の兄が間に入ることで二人のすれ違いに重みが加わりますね〜

キャラの表情も豊かで、傷ついた顔とかハニカミ笑顔にキュンキュンしました。でもストーリー自体は男女で描いた方が盛り上がったかも…何だか囚われの姫と勇者みたいなので笑。

総179ページ、短編33ページも収録。自分と同じ名前の猫を飼う隣人と、猫に懐かれちゃった?主人公のお話。
1巻の感想
ネタバレ
2022年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ グラグラの土台にたっているような読後感。

美貌の譲は、何が有っても不干渉。表情を変えない人形のような人。

家に帰ると、譲に執着した兄が食事を取らずにずっと待っている。
譲が困る顔を見て、満足する兄。
・・・兄が弟に依存しているのかな?

昔会ったことを覚えている虎太郎が声をかけると、
譲は知らないふりを装う。
なんだろう? 昔何かがあったらしい。

ここで一巻は終わり。 気になるところで次号に続く。

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笑顔?
2019年8月30日
お話は良かったと思います。猫可愛かったし。
でも笑顔が深読みさせてしまう描き方をされるので、それがどうも気になってしまいました。影が多いのかな。
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設定が…
2019年8月13日
独特の雰囲気のある絵が好きで、作家買いしています。本作については、病弱設定のお兄さんが病弱に見えないのと、そのお兄さんに固執して&されている状況がなぜなのかの説明がないので、今ひとつ入り込めませんでした。設定がうまく生かされていない感じ。時々出てくる母親の立ち位置もよく分からず。
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初めての作者
2019年3月4日
お兄さんサイドの話とかも描いて欲しかったかなぁ...少し物足りない感じがした
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なぜそこまで?という疑問
2017年8月28日
絵は嫌いじゃないです。
でも、やはりどうしてそこまで兄に尽くすのか、何故、攻めの事を切り捨てたのかがよくわからなかった。いい話だとは思うんですが、もう少し、足りない感じがしました。
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同級生
2017年8月27日
絵が綺麗で同級生同士のモダモダ感が自然に描かれてます。兄の葛藤も絡んできますが、意外とあっさりして拍子抜けしました。最後、想いが通じた時の受けが可愛い!もっとイチャイチャが見たかったな♪
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学生
2017年8月8日
絵が綺麗で、お話もよかったです
いちゃいちゃが少ないと言うがほとんどないかな
と思いました
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続きが楽しみ!
2017年8月7日
独特な絵と雰囲気あるお話し。引き込まれるって感じで読み終えた。心を開いていく過程がいい。これからの二人と兄のことも、どう展開していくのかが楽しみ
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作家名: 湖水きよ
ジャンル: BLマンガ 学生(BL)
出版社: 徳間書店