心中するまで、待っててね。
」のレビュー

心中するまで、待っててね。

市梨きみ

一番心に刺さった作品かも…。

ネタバレ
2020年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夜中に読み始めて読み終わったら夜明けでした。早く寝ないと!と思っても眠ることかできませんでした。下巻で葵の過去が明らかになるのですが、可哀想で可哀想で辛くて…。あの時葵はついて行っちゃダメだとわかってたよね。だって福太も連れて行こうとしたのを必死で止めてたもの。でも葵は現実が耐え難いものだったから、わかってたのに…。ああ辛い、重い、苦しい。こんな苦しい作品はちょっと無い。福太もあんなに良い子なのに結局は敵討ちをして、心中する道を選ばざるを得なかった…。最後福太は笑ってた。それだけが心の支えです。しばらく読み返すことはできないと思うけど、忘れられない作品です。
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