煙と蜜
」のレビュー

煙と蜜

長蔵ヒロコ

モヤモヤ

2021年6月16日
高評価だったので読んでみたのですが…合いませんでした。
おぼこい幼女の絵とかキャラとか、それが恥じらったり興奮したりする様がもう狙ってる感ありすぎ。更に目の下に妙なクマのある軍人さんの造形やのらくらした性格設定がうさんくささを倍増させていて、読んでいてモヤモヤぞわぞわ…一言で言うならキモい。

明治大正の頃は12~13歳で嫁ぐのも珍しくないというのは理解しています(当時法律で女子の婚姻年齢を15歳と規定したのは、もっと若くして婚姻する風潮が問題になったからで…)。12歳で30男の許嫁というのも、家と家の事情で結婚するという当時の結婚の在り方ならあり得る話。
だから、そこはいいのです。
当時の常識を今の常識でジャッジしてどうこう言うつもりもないです。
性的なイメージを喚起させて狙ってるのに純愛風味に仕立てているあざとさが気持ち悪いっていうのかな。青年誌なので、読者ウケを考えれば正解なんでしょうけど、私はダメでした。お腹いっぱい。
同じ設定でも、もうちょっと違う絵、違うキャラ、違うアプローチなら楽しめたんだろうな、というのが正直な感想です
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