少年の境界
」のレビュー

少年の境界

akabeko

涙が次々と溢れて止まりません。

2021年7月22日
これは今まで読んだ中で、(私の中の)オメガバース史上1、2を争うほどの最高傑作かもしれません。
とにかく読んで頂きたいです。絵柄の好みとか、オメガバース苦手とか、色々な好みの問題があるかもしれませんが、選択肢が狭まる事は非常にもったいない!昔の私なら、オメガバースは苦手だったし、絵柄で選らばなかったかもしれません。年を重ねるごとに、自分の中の選択肢にこだわる事がいかにもったいない事をしてきたか、我ながら残念に思いましたね。選択肢を広げる事で、フォロー様、フォロアー様のオススメにも出会えます。感謝です。
私の拙いレビューよりかは、実際に読んで感じて欲しいと強く強く思います。

αやΩという『性』であるがために、人生を翻弄されてしまう4人(2CP)の苦しみ、哀しみ、生きづらさがほんとに切ない。ずっと、ずっと胸がぎゅっと締め付けられて苦しいんです。だけど、運命に抗って、目の前の大切な人を愛する力はとてつもなく大きくて、限りない。運命のイタズラと簡単には言えない。自分の心の思うままに従って、自分の心を強く信じて愛し抜く姿は、ほんとに素晴らしい。
幼馴染みの薫×ゆか。ゆかの友人・大我×倫。
4人の人生が交差しながら展開していきます。どちらのCPも愛が深くて、泣きながら幸せを願いました。特に個人的には、大我と倫は泣いて泣いて、泣きまくりました。倫の全てを受け入れて、深く包み込む大我の愛に涙です。薫もゆかを支え続けて素敵でした。
苦しみや哀しみを乗り越えた、彼らの幸せな姿に感動です。

読んで良かったとしみじみ思います。
akabeko先生、素晴らしい作品をありがとうございました。良い作品に出会えた幸せに感謝です。
いいねしたユーザ38人
レビューをシェアしよう!