僕のおまわりさん3【単行本版】
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僕のおまわりさん3【単行本版】

にやま

読んで幸せになれる作品

2021年9月14日
全5話+描き下ろし+初回限定版小冊子付きで合計217ページ。現役警官の晋×元警官で今は商店を営む誠治くんのお話で、シリーズ最終巻です。あ〜終わってしまった…泣。終わりにしたくなくて中々読めなかったんですが、遂に読んでしまいました。完結してしまって寂しいんですが、ありきたりな言い方ですが読んで幸せになれる作品でした。特に大きな問題はなく二人のありきたりな日常が中心に描かれているんですが、二人の底深い愛情がひしひしと感じられて、ほんとに優しい気持ちになれるんです。例えば洗濯物のポケットのどんぐりを見てあんな優しい笑顔できます?(私は子供がポケットにいれていた松ぼっくりに気付かず洗濯機を回した時は笑顔どころではなかったです…。)お互いがお互いを思って幸せだなって考えているのが分かる優しい笑顔なんですよね。誠治くんは相変わらずムードもないしギャグっぽくなる場面も多いんですが、愛情たっぷりの場面とのその振り幅にこてんぱんにされてしまいました。4巻完結の構想を覆して3巻完結にされたのも、寂しいけれど正直英断だったのではと思います。最高の締め括りに相応しい最終巻でした。ちなみに小冊子には「そん抱き」の二人もチラリと登場します。注射ちょっとチクッとします…には抱腹でした。にやま先生曰く、まだネタはたくさんあるとのこと。番外編などでまたこの二人のお話が読めることを楽しみにしています!
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