このレビューはネタバレを含みます▼
初読みのときの不安感・緊張感は、さすが上野ポテト先生。これクセになる…。
ノイドと人間と思われる2人の暮らしが、山奥の一軒家を舞台にミステリータッチで描かれます。
謎めいた2人の関係を推測するドキドキ感もありますが、読み終わってみるとしみじみとした余韻があって、また読み返すたびに新しい感想が生まれます。
どうせ理解されないよと壁を作ったり、気付かずに人を傷付けたり。ノイドだから、ゲイだから、男だから女だから、外国人だから、障害者だから…全ての事象に当てはまることですね。ノイドが幸せに暮らせる未来は、誰にとっても幸せな未来のはず。愛の巣食う星は愛が救う星であってほしい。
ところで、ニアの昭和感あふれる可愛いパジャマは、ケイジの趣味なのか、家にあったパジャマなのか…。