東京 ─四季─
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ハル

「4月の東京は」スピンオフ2CP+幸せ後日談

ネタバレ
2021年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買い。「4月の東京は〜」→「東京 四季」上下巻 の順でぜひ読んでください。(今なら4月の東京は〜」セール中)
「4月〜」は中学時代からの後悔と傷と切ない両片想いを息を詰めて一コマも無駄にせず一気に描き上げた傑作の上下巻、BL沼にどっぷりハマるきっかけになった作品で大好きでした。スピンオフが連載されていると知って狂喜乱舞、だけど雑誌は読まずに単行本まで我慢。まさかあの家族写真にほぼモブで顔もはっきりとしなかったお兄さんメインのお話もあるとのことで、楽しみにしてました。

上巻、152ページですが、「4月は〜」の4話試し読みが収録されているので実質本編は137ページ。下巻は148ページ。
蓮のお兄さんのお話は上巻の「秋」「冬」と「unexpected」のみ。
蓮のフランスの高校時代の友達八神さんメインのお話は上巻「夏前編」と下巻「夏中編 後編」。
和真と蓮の6〜7年後が下巻「春」。
八神さんメインの数年後が下巻「平穏」です。
本編の「4月〜」が星10で好きすぎる一方、このスピンオフはもちろん星5つ、でも期待しすぎた分少し消化不良かな。。とにかくお兄さんのお話が短すぎて残念〜。これからでしょう、あのふたりは。親との関係も解決されてないままで、気になりすぎる。八神さんメイン話は私はあのラストでで納得しましたよ〜八神さん大変そうだけど、本人があれでいいならいいのでは。和真と蓮はもうお幸せに〜としか言えませんね。あれだけ苦しんで別離の時間も長かったから、これからも死ぬまで一緒に幸せでいてください。
大洋図書さんのBLは修正激甘、リアルな描写の長く激しいエチページがかなりあるけど(「冬」なんてほぼ濃いエチのみ)、ストレス全くなく、まあそれはもう目を皿のようにして読みました。
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