このレビューはネタバレを含みます▼
先日もレビュー書いてて悩みましたが、人によって地雷の内容やネタバレのレベルが千差万別ですよね。例えば、予想を裏切る受け攻めに着地するのがその作品の面白さなのに、レビューに親切心で受け攻め明記する方もいるし、「思ってた受け攻めと違った、知ってたら買わなかった」って方もおられる。
リバが地雷の人にとっては、リバがオチの作品に当たったら、読むんじゃなかった…てなる。
レビューで危険回避できるし、レビューでネタバレもする。
この作品も、あ〜こりゃ地雷の人多いわ、というシチュエーションがあるのですが、それ無くしてはこのストーリーは成立しないし、しかし作品紹介にそれを書くべきかどうか…悩ましいですね。書いといてもいいのかな…という気もします。紹介文は編集部と作者さんで相談して決めてるのかな。作者さんは評価下がるのくらいは覚悟してこのお話を描いてらっしゃる気もしますし。
私自身は割と平気でした。(それより父親の性格の方がよっぽど胸糞…)
ハチっていったいなんなのさ、というところに引っかかってる方も多いようですが、BLは、オメガバとか獣人とか神様とか、既にいろんな設定を駆使した作品が山のように生み出されてるので、まぁ今更気にならないかな。(そこの詳細を詰めていくと主題から逸れるし、敢えて描かない選択肢だと思います)
ハチの犬っぽい健気さと、大型犬を思わせる良い身体はシンプルに魅力的なキャラだと思います。
ストーリー構成がですね、第0話で挑発からの初エチしていて、その後が回想シーンと現在シーンを取り混ぜて進んで行くので、正しい時系列と感情の移ろいを理解するのが難しかったと思います。過去&現在で、冷たい雨に打たれたりシチュエーションも被っているので、より難易度が上がっています。正しく理解すると、充がハチを好ましく思ったり恐怖したり誘惑したりする心理がより伝わるのですが、ちょーっとややこしかったです。この理由で☆を減らさせて頂きました。
エチシーンは、絵もとてもお上手で角度や描写もあれこれあって悪くないんですが、エッロ…と思うより、狭そう…硬そう…とそっちが気になってしまいました。日常のイチャコラしてるシーンの方が、大型犬に守られてる感や体格差があって、そっちの方にエロさを感じました。
画力が凄い作者さんです。他作品無いのかな…。